現役大臣の話を聞いて、否定癖のある自分が批判しなくなる話

こんにちは。先日、父に連れられ、浪人国会議員の後援会発足会に参加してみた日侶夢楽暮の順ヒロムラです。

同じ光景があーだ、こーだと考察を重ねているうちに、全く違った風景に見えた話をします。

正直、その浪人議員には特に興味はなかったのですが、応援に来ている同じ政党の市議会議員に会うこと、そして現役大臣が来るというので行ってみました。

会場には多くの方が集まっていました。年齢層は高齢者が7割だろうか。きっとこの議員を応援している権力者が動員をかけたのかな?と勝手に想像しました。集まったのは主に未来の議員の祖父母世代です。

ポスターで顔は知っているが、この方が国政に行って何をしたいのか全く知らなかったので、知る機会になり参加して良かったです。彼のやりたいことの全てには共感できなかったが、日本の未来を心配していること、すなわち、政治家を目指す子供が減っているという現状について語っていたことは勉強になりました。

そして、彼を応援しに来た現役大臣の話。大臣の政治家を目指した時のこと、大臣として今取り組んでいること、これからの政府の姿勢についての決心など聞かせていただきました。

「あと10分あるの?」

この一言で、聞いていた私は一瞬で冷めました。他の方がどう感じたかは知りませんが、最近、人前で話す立場を経験している私からすると、尺が余るということは考えられなかったのです。

私がよく聞きに行くセミナーでも熱が入り、尺が伸びることもよく経験しています。私の場合、話したいこと、伝えたいことが沢山あって、削ぎ落とすのに時間を要するからです。自分の話のためにお時間をいただいている、その分何か一つでも持ち帰ってもらいたいと思いながら取り組んでいるからです。

正直、伝えたいことがないのかぁ。聞きに来た方に失礼だなぁ。と思ったし、思わず隣にいた父にそれを伝えました。それは反対側の隣の人にも聞かせたかったからでもあります。そして、周りの人達の顔も振り返り、眺めてみました。目を輝かせて大臣の話を聞いている方はいないように感じました。父は、

「パンダやから」

と一言。その一言に正直驚きました。確かに、私は現役大臣が来るからここに来たのです。上野公園のパンダもまだ見に行ったことないのに。父も浪人議員本人ではなく、大臣に会いに行こう、市議会議員も来るよ!と私を誘った時に言ったことと一致しました。

だから、会場を満席にした現役大臣はすでに役割を果たしていたのですね。大臣の演説会ではなく、浪人議員の後援会の発足会ですから。立場が違えば、同じ景色も見え方が違うのは当然なのを忘れて、私の否定癖がまた出てしまいました。

大臣はご多忙で何を話すのかの準備に十分に時間が使えなかったんだろうな。そんなご多忙の中、大臣とたくさんのSPの時間と経費を使って応援に来てくれたんだな。来てくれたことに未来の議員は感謝だろうな。後援会の会長の段取りで、次の選挙で当選しなければならないという覚悟を彼はすることになるのだな。と思えたら、批判するポイントはなんと、綺麗に消えて無くなりました。

別の気づきとして、人を集められる、お金を集められる人が結局、その業界で力を持つということなんだなぁとこのnoteを書いていて、改めて実感しました。

私はやりたいことをやるために、どうやって、チカラをつけて行くのか。

既存の権力者に気に入られることを選ばないのが私の生き方なんだろうな。では、逆を言えば、権力のない人、すなわち現状に不満を感じている人達に共感を得ることが私の選択肢なのかなぁ。誰かが来た道ではなく、誰も歩いていない道を歩く、楽じゃない生き方を自ら選択しているのが私らしさなのかもしれません。(きっと母の影響が大きいです。)

ならば、その冒険を楽しんでいこうぜ!
私!

と結果、自らを振い立たせることになりました。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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