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2023年4月の記事一覧

先生が生徒に平等に接しないのをあたりまえにしよう

「Aくんをほめたんだから、うちの子も」 「Bちゃんを何分直接指導したんだから、うちの子も」 という親の発言があります。うちの保護者の会話ではなく、ある習い事やSNSなどで見かけたものです。 これは、提供される「指導」に価値を置いている証拠です。 学校や習い事で会費の対価を、先生やコーチが「どんな指導をしたか」に求めるのは得策ではないと思います。 子どもたちは1人ひとり、能力も、性格も違うので、全員に平等に接しても同じように伸びません。 習い事の価値とは何か 「学習効果」

「親切」と「不親切」加減で子どもを伸ばす

以前、小学校高学年のある生徒が、 「理科が大好きだったけど、先生が変わって嫌いになった」 と言うので理由を聞くと、 「わからないところがあったから聞いたら、『授業で話しましたよね、聞いてなかったんですか?』って言われて、結局教えてくれなかった。聞いてないわけじゃないけど、聞いたことを全部覚えられる天才なんているわけない」 と。 正論すぎて「そうだよね」って同意していると、周りの子たちも「私もその先生のせいで理科を嫌いになった」と口々に言い出しました。その場にいた子たち全員が