『転職2.0』ニューノーマルと共にやってきた！新しいキャリアの考え方
こんにちは、川端です。
今日は、週末の間に読んだ村上臣さんの『転職2.0』で改めて感じた、新しいキャリアの在り方について、振り返りも兼ねて私なりに考えたことを書いていこうかなと思います。
転職2.0とは
これまでの転職の概念を180度覆す、キャリアの新常識ともいえる考え方が「転職2.0」です。本書籍で語られる「転職2.0」を、村上臣さんは以下のように表現しています。（Amazonページ : 出版社より抜粋）
この他にも、近年働き方や仕事の捉え方など『転職』の概念は加速度的に変化している印象があります。今回は「タグ付け」と「シナジー」にフォーカスしてお話していきたいと思います。
タグ付け、そして市場価値
タグと言われ、皆さんが連想するものは何でしょうか？一番身近なものだと洋服についている「ブランド」や「サイズ」等の情報が書かれているタグがあると思います。ウェブの世界でも同じく、情報を分類するために短いワードをタグとして扱っており、インスタグラムのハッシュタグや、noteのタグがそれに値します。
キャリア開発の世界では、個人の強みのキーワードや想起する文言を付けることをタグ付けといいます。自分の強みが「法人営業」「顧客理解力」の人の場合、それぞれ単体だと多くの人が持つスキルタグになりますが、この2つを掛け合わせると価値が高まり、顧客と真摯に向き合うグッと営業力の高い人物像が浮かび上がってきます。
このようにタグを組み合わせていくと他者からの認知も変わり、自分の強みの理解にも繋がります。強みを知ると、やりたいことに対し現状足りていないタグを把握できたり、希少性の高いタグに気が付き新たなチャレンジの一歩を踏み出すことができたりと、転職はもちろんのことキャリア開発をする上で非常に大切な考え方です。
「自分の市場価値を知りたい」と時たまご質問頂くのですが、市場価値はその方の状況や業界の動き、転職を希望する会社で求められる価値など変動要素が多分にあるため、一概には言えません。VUCAの時代と言われ久しいですが、ビジネスの世界も目まぐるしい速度で成長しており、求められるスキルや経験も日々変化しています。まずは自分のタグは何か？棚卸しから現在地を知り、目指したい姿・場所を照らし合わせてみると、自ずと向かいたい方向に対しどんなタグがあると良いか見えてくると思います。
シナジーを基準に会社を選ぶ？
タグ付けしたことにより、今度は自分が輝く舞台が明確になり、実力が発揮できそうな会社が分かってきます。本書ではこのように個人と会社の利益が一致し、相乗効果で成果が出せる状態の事を「シナジーを生み出す」と表現しています。村上臣さんのシナジーは、ヤフーに出戻った時でした。
「ヤフーを一度退職し戻った時に、「自分が得意とするモバイルのプロダクト開発に携わりたい」という考えと、会社側の「PCからモバイルにシフトしたい」という考えが噛み合ったため、シナジーを生み出せた経験があります。(中略) その後、ヤフーではモバイルの変革をある程度実現することができ、一段落がついたタイミングでリンクトインへの移籍を決断しました。ヤフーでのシナジーが成就したので次のシナジーを求めたというわけです。」
会社の求める役割と村上さんの実力が発揮できる役割が一致し、見事にシナジーを生んだケースといえます。働く上で「シナジーが得られる環境」かどうか？も欠かせないポイントになってきます。要素分解すると様々ですが、カルチャーのマッチ度、働き方、大企業かベンチャーか、都市圏か地方か、外資か日系か・・・・。これらがフィットしていないと、いくら役割のシナジーが高くても双方幸せとはいえず、100%実力を発揮することは難しいと村上さんは言います。コロナ禍で生まれたニューノーマルと向き合い、どんな状態だと自分はシナジーが得られるかのか？言語化しておくと、現職でも転職先でも選択肢が明確になってくるのではないでしょうか。
最後に：個人が主体的にキャリアを創る新時代
社会人になり7年人材業界にいて思うのが、ここ数年でキャリアの概念が大きく変わったということです。企業が個人に仕事を与え、個人は選ばれる立場であるという当たり前から、個人が自分のキャリアについて考え、主体的積極的にキャリア開発していく、まさにニューノーマルな時代になってきたと感じます。自発的に自身のキャリアを描いていくことは勇気のいることですが、それ以上に、自分で自分のキャリアの主導権を握るワクワク感は、何にも代えがたいものがあります。
弊社では、デザイン思考を用いて自分のキャリアをデザインするミライフキャリアクリニックというプログラムを運営しており、本気でキャリアに向き合う人のキャリアデザインのお手伝いをしています。それ以外にも無料でキャリア相談をしておりますので、お気軽にご連絡ください。(^^♪
ミライフではノートリレーをしています！
前回は「ミライフェス」について書いてくれた、せじー♪
次回はゆっきーなのノートリレーです♪ お楽しみに(^^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？