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音楽で振り返る東京オリンピック開会式



オリンピックの開会式が行われてから
早2週間が過ぎましたね。

大変多くの問題を抱えたオリンピックに関して、
結局やって良かった、
いや未だに反対だ、
の様な、
私は、とてもそんなに簡単な一言でまとまっている様な心の内ではなく
もっともっと複雑ですが、

スポーツが好きな故に、
選手の立場でのコロナ禍での調整の苦悩には気がかりでいました。

開会式の選手入場の時、
マスク越しとはいえ、選手たちの思いっきりの笑顔が目に飛び込んできた瞬間、

応援したい!

と、思ったのでした。
じわっ、と、涙うるんだ瞬間でしたね。

かと言って、
私自身は、前回の記事で書いたような苦悩が解決しているわけではありませんし、
自分の生活とオリンピック開催が完全たる無関係な事
と思えるような心境でもありません。

様々な問題を突破するために
ただただみんながじっとしている、
という方法も一つの正解でしょう。
しかし
それが1番の方法かということは
誰にもわかりません。

同じ状況下でも、
とても苦しい日々を送られている方もいれば
元気な方もいます。

私は、元気な方は、どんどんアイディアを出したり、活動してほしい、と思っています。

そして、

今、苦しい立場の方々の相談に乗ってあげたり、応援したり、手を差し伸べてあげてほしい

もちろん、私も、全力での応援側に早く回りたいな、と持っています。

物理的にまだ余裕が無い状況でも、
「前を向いていこう!」という、「陽」のエネルギーを発していく事は、
先ずは、自分の身近な方への応援に繋がると思います。

そんな小さな事から始められると良いですよね。

問題を解決していく時に、
無頓着な「陽」のエネルギーというよりか、
冷静で思いやりのある「陽」のエネルギーは、大変大きな力を生み出すとも思っています。

もうじきオリンピックも終盤に差し掛かります。

「自分の限界を超えていく」ことへ挑戦し続けているスポーツ選手の姿は、
私に、「勇気」と「希望」「活力」を宿してくれました。

ありがとう

今は、大好きなサッカーと柔道の応援を中心に
オリンピックがどうか無事に終える事を祈りながら
世界の方にとって、平和、健康、幸福を強く願い、
今後の未来を明るく生き抜いていく活力が生み出される方が一人でも多くいるといいな、と願っています。

~♬~♪~♪~♫~♪~♬~♪~♪~♫~♪~♬~♪~♪~♫~♪~♬~♪~♪~♫~
では!

私の今回の記事は
開会式で使われた音楽を聴きながら、
いろいろと振り返ってみたり、ふと思う事を書いてみようと思います。

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♬ MISIAの国歌斉唱
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なかなか冒険的な事をしておりましたね。
お!オリンピックという場で、このアレンジを持ってくのかー、
メロディーはそう歌うのか、
と、ちょっとドキドキしながら聴いていました。

コード進行においても、
冒頭と最後はユニゾンになる部分が特徴の原曲ですが、
とても膨らみのあるもので、新たな時代を表現したのでしょうね。

以前、10年くらい前に、「君が代」について、かなり細かい考察記事を別のブログに書いたことがあり、
また、講座などでも、よく話してきている内容なので、
今日この記事で書き始めると止まらなくなりそうな怪しい気配がしますので(笑)
なるべくサックリと強い意志を持って(;^_^A 行きたいと思います!

20年くらい前までは、今ともまた「君が代」を取り扱う世の雰囲気は違っていて、
まだまだ「ハレモノ扱い」だった気がします。

それは、もちろん、昭和初期までの戦争時代としての象徴認識が残っていたからでしょう。

なので、この曲として、音楽としての「君が代」の魅力を素直に受け入れる事、考える事自体も個人個人の意識ですら「してはいけないもの」だった感があります。

ざっくり言うと、
元歌であると言われてきている”古今和歌集 賀歌(詠み人知らず)”に
「我が君は千代にやちよに さざれ石の巌となりて苔のむすまで」
とあります。
後の『和漢朗詠集』の後期にて、「我が君は」→「君が代は」で詠まれています。

『古今和歌集』は
四季の各季節、旅の歌、恋の歌、別れの歌
などの様にテーマに沿っており、
この歌は祝いの歌の「賀歌」に入っています。

祝の歌として、琴曲、地歌、長唄などに歌われました。
「君」は、目上の存在、 自分が仕えている人、主人、夫、あなたさま、
という意味があるので

「君=あなた」とするならば、
”愛しいあなた。いつまでも いついつまでも 長生きしてください”

という感じ。

その後、明治時代に入り

『大日本帝国憲法下』では主権者の「天皇」、
『日年本国憲法下』では「日本国及び日本国民統合の象徴である天皇」

と解釈するのが適当であると言われてきました。

「君」の解釈が変わり、
「君=天皇陛下」

”我が天皇の世が いつまでも末永く平和に続きますように ”

という様な感じになるのでしょう。

時代が変わった現在から考えると、
つい少し前までの時代は、「君が代=○○」の経過を経る事は自然の事の様に思います。

世界中の国歌の中でも、
日本の国歌は、幸せ、繁栄、繋いでいく事を願う、とても素敵な、誇りに思う国歌だなと感じます。

個人的には、「さざれ石の」が切れずに一息で繋がっている表現が好きですね♪

↓玉音放送の「君が代」



1998年長野オリンピック

もともとは、雅楽旋法で作られているため、
吹奏楽に編曲したドイツ人のフランツ・エッケルトは、和洋折衷となり、なかなか大変だったでしょうね

↓因みに、こちらは、フェントン作曲の初代「君が代」

メロディーが西洋的で、
これは、当時の日本国民には、なかなか馴染めなかったでしょうね

↓時をいきなり現在のYouTubeへ移しまして、
「君が代」もこんなに自由に表現をする人が増えてきました♪

自国を愛する大切な国歌として、みんなに慕われる国歌である様、
「君が代」の魅力をどんどん感じてもらいたいなと思います♪


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♬ 木遣り唄の大工ダンス
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日本的な雰囲気のプログラムが続きます♪
次は「木遣り唄と大工ダンス」

棟梁役を真矢ミキさんが演じておりましたね

オリンピック3

東京出身の私は、
江戸の風景が出てくると、やはり嬉しい気持ちになりますね。

「江戸木遣り唄」は、「労働歌」、それも「作業唄」で、
力を合わせて木を遣り渡す(運ぶ)という意味で、重い木や石を大勢で運ぶ際、息をあわせるために唄ったものです。 
時代と共に、機械化も進み、だんだん作業形式も変化していき、皆で力を合わせるための「作業唄」は歌われなくなりました。
江戸では、棟上や祝儀、また祭礼などの練り唄として「木遣り唄」は唄われる様になり、江戸独特の木遣り唄へ発展していったのでした。

↓「江戸消防記念会」の方々による祝儀木遣り


オリンピック開会式では、
大工役の俳優の方ややダンサーの方が、棟梁(真矢ミキさん)の号令で木工作業を始め、トンカチやノコギリの音がリズミカルに鳴り始めました。
タップシューズの音も加わると大勢の仲間が集まり、壮大な群衆となった。
作業中のそれぞれの音がだんだん息が合ってきてリズミカルに揃っていく。
確かに「木遣り唄」だわ。


江戸時代とタップダンスと言えば、北野武監督の座頭市を思い出しますよね。

改めて観ると、いやー、これはかっこいいなー。

何をもってカッコ良くなるのか、
ダンサー一人一人がプロだからカッコよくなるというよりも、
演出のカッコよさ

オリンピック会場という広い空間、
コロナ禍での密人数が出来ない、
とか、
そこは映像やテクノロジーを駆使して、
あーでも予算の問題もあるかもね

まー、何はともあれ、
演出関係は、開会前にあれだけ色々なことがあったのだから
私は案外、もっとひどい状況になってしまうのではないか、と心配していただけに、ホッとしたりしていました。

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♬ ゲーム曲での選手入場
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選手の皆さまが入場致しました。
観ていた世界中の方の気持ちが一気にグッと変わった方が多かった瞬間だったのではないでしょうか。

選手の方々の笑顔で私も久しぶりに気分が明るくなりました。
ありがとう

オリンピック4

↓カザフスタンの登場時、ちょうどファイナルファンタジーの曲が流れていた、陸上女子三段跳びオリが・ルイパコワ選手のファイナルファンタジーのお姫様みたい、と、この偶然のシーンは、ちょっとした話題になりましたよね♪

オリンピック2

日本選手も嬉しそう♪楽しそう

オリンピック5

入場行進が長すぎる、との意見が多かったですが、
私は全部観てしまいました(^o^)丿

世界の国の方々を一気に観れるオリンピック、
選手の方々の表情を観たり、
気持ちを感じたり、

また、私はファッションが好きなので、
各国のお召しになっている服装が楽しい楽しい♪
服装にも各国のオリンピックへの想いが詰まっていて観ていて楽しいです。

観るところが有りすぎて結局全部観てしまった(^.^)
珍しいタイプだとは思いますけどね。

さて!BGMですね。
私は前情報を入れていないまま観ていた為、
ドラクエが流れ始めた時には、やはりワクワク!ってきましたよね♪


・ドラゴンクエスト「序曲:ロトのテーマ」
・ファイナルファンタジー「勝利のファンファーレ」
・テイルズオブシリーズ「スレイのテーマ~導師~」
・モンスターハンター「英雄の証」
・キングダムハーツ「Olympus Coliseum」
・クロノ・トリガー「カエルのテーマ」
・エースコンバット「First Flight」
・テイルズオブシリーズ「王都-威風堂々」
・モンスターハンター「旅立ちの風」
・クロノ・トリガー「ロボのテーマ」
・ソニック・ザ・ヘッジホッグ「Star Light Zone」
・ウイニングイレブン(Pro Evolution Soccer)「Football walk-on theme
・ファイナルファンタジー「MAIN THEME」
・ファンタシースターユニバース「Guardians」
・キングダムハーツ「Hero's Fanfare」
・グラディウス(Nemesis)「01 ACT Ⅰ-1」
・NieR「イニシエノウタ」
・サガシリーズ「魔界吟遊詩- サガシリーズメドレー2016」
・ソウルキャリバー「The Brave New Stage of History 」  

各曲に関する話題は、沢山の方がお話しているので、
今回の私のこの記事では割愛させていただくといたしまして、

聴いているうちに、時代と共に変化していったこの「ゲーム音楽」自体に熱い感情が浮かび上がってきていましたので、
そんなお話を書こうと思います♪

ゲーム音楽がオリンピックを飾る様になる日が来るなんて(ウルウル)
ゲームに付くサウンドは1960年代から始まりましたが、
1980年前後までは、
ゲームと同時にBGMは不可能だったり
単音しか出せなかったり
80年代に入り、やっと和音が出せる様になったけど、まだ同時発音数が10音にも満たず
あと、音源自体も、FM音源の様な、単純波形の合成で音作りをすることが主流だったので、今の迫力のあるサウンドはまだ作れなかった時代でしたね。

1980年後半~1990年前半辺りの時期は、
今までの様な単音しか出せない様な時代は過ぎ去り、
かと言って、現在の様な本当に自由に音楽が作れる環境にはまだなっていなくて
制限がある中でのゲーム音楽制作
ある意味、クリエイターの技術とセンスが凄く表れていた為、
ゲームによってのBGMのムラがあった時代で
今思えば面白い時期でしたよね。

クリエイター自身も、
制限という限界を超えていくサウンドを創ろうとすることが面白かったし、
腕も磨かれていったのでしょうね
この頃は、現代の様なゲーム音楽文化が到来するとは想像できていたのでしょうか。

本当に、この時代の流れを実際に体感してきている私は、
充実感一杯です♪

↓懐かしい時代のゲーム音楽メドレーを作ってくれる方も沢山いてくれて嬉しい♪


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♬ イマジン
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5大陸代表のアーティストが次々に繋ぎながら歌う「イマジン」


  アジア 杉並児童合唱団
  アフリカ アンジェリーク・キジョー
  ヨーロッパ アレハンドロ・サンス
  アメリカ ジョン・レジェンド
  オセアニア キース・アーバン

各アーティストの方々は、もう素晴らしい方々ばかり。
世界的に活躍されており、
音楽的、思考的にも「世界」を歩いているため
オリンピックでの人選としては素晴らしい。

個人的には、
偶然ですが今年に入ってから、知人の勧めでアフリカのアンジェリーク・キジョーさんを聴いていたので、嬉しかったです。
歌はもちろん圧倒的な魅力がありますが、
サウンドも、様々なジャンルの音楽の融合があって、
非常に魅力的!

↓好きな一曲

さて、

なぜイマジン?という声も多いけれど、
世界平和、世界は一つ、
想像してみようよ
ということ。

88歳になられるオノ・ヨーコさんもツイッターでコメントされていましたね。
↓オノ・ヨーコさんのツイートより
「ジョンと私は共にアーティストで、一緒に暮らしていたので、お互いに刺激を与えあっていました。“イマジン”という曲は、私たちが当時一緒に信じていたものを具現化したものです。彼は西洋で、私は東洋出身ですが、私たちは今も一緒にいます」

イマジンは、ロンドン五輪や平昌五輪でも使われているので
「平和を象徴する曲」なのでしょう。

それは、もちろん、時代が変わりましたので、
当時の人々が願う「平和」と全く同じ事柄ではないけれど、
「平和を願う」「垣根がなくなり皆一つになる」という願いは時代が変わっても、同じ、という事も言えるのでしょう。

どこに重点を置くかで難しいですよね

だったら、We  Are the Worldでも?

なんなら、It's a Small Worldでも?

これはオリンピックからは離れすぎか(;^_^A

では、日本の復興支援ソング「花は咲く」は?

↓このアレンジ、歌声、映像、素敵ですね。希望が芽生えてきます。

では、「Sukiyaki上を向いて歩こう」は?

↓オリンピック関係ないけど、
個人的に、こういうのやりたいな~

↓これはかっこいいよ!
日本の曲をこんな風にアレンジしてくれて嬉しい♪

5大陸代表の歌い手さんで歌うイマジン、ということが
このオリンピックの意味を成す一つであるとするならば、
日本のアーティストが一緒に入ったバージョンも聴いてみたかったですね。
そうなったら、代表歌手は誰かな~、
なんて考えると楽しい

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♬ピクトグラム
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なんだかんだ言って、オリンピック開会式中で私が一番心を奪われてしまったのはこのピクトグラム


大笑いしてしまったし、
このパフォーマンスの素晴らしさに感動もした

失敗もあり、あ~ざんねーん!と思ったり、
がんばれがんばれ、と見守ったり、
これから始まる競技への応援リハーサルをしている気分になりましたね

世界中を「ユーモア」「笑い」に誘ったのは素敵でした。

♪テンテンステステテン テンテンステステテン~
のリズムがなんて心地いのでしょう
くせになる(笑)

つい真似したくなる大人も子供もたくさんいる事でしょう!

音楽というのは、身体がノる♪という体感があると、
気持ちがいい!爽快感!を感じたりしますね。

プロのダンサーさん達による、音楽と一体化したパフォーマンスは、
もちろん観ていて気持ちの良いものですが、

単純リズムのループでは、
誰でもすぐその場でノる体感を得やすいので
このピクトグラムのBGMは本当に良い仕事をしたと思います。

言語も人種?の壁も越えて(^.^)
世界が笑いで一つになった良い時間でしたね~

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♬ 歌舞伎 & ジャズピアノ
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海老蔵さん演ずる歌舞伎「暫」とジャズピアニストの上原ひろみさんの不思議なコラボレーションもありましたね。

演目「暫」は、悪を対峙する強い力を備えているスーパーヒーローのお話。オリンピックでの演目として、迫力のある熱延が見る事が出来ましたね!
本当に素敵でした。

歌舞伎の音楽隊の方はというと、
長唄、三味線、
四拍子(太鼓(たいこ)・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・笛(能管 または 篠笛)が)あります。

西洋音階が入ってきた明治時代よりも前の時代の日本の音楽だったり
音程が面白い能管という笛だったり
長唄
三味線

この様な日本の音楽自体も、もう少し聴いてみたかったかな。

↓演目「暫」
この演目に興味のある方はどうぞお楽しみください♪
今は、YouTubeで歌舞伎が楽しめるなんて凄いですよね

そして、コラボレーションした、上原ひろみさんのピアノ。

曲名は、2019年に発表したソロピアノ・アルバム『Spectrum』に収録されているオリジナル曲「Spectrum」です。

↓本当に素晴らしい曲。久しぶりにYoutubeに聴きに寄ってみました。開会式はアレンジがまたちょっと違っていましたね♪

上原さんの曲や演奏は、やはり、唯一無二の魅力がある曲なんだよな、と思います。

ジャズピアニストですが、
クラシックはもちろん、ジャズ、フュージョン、ロック、
様々なジャンルの音楽を吸収されており、
私的にはの感想ですが、
やはり古くからの日本音楽エッセンスも感じ取れ、
多彩な音楽、音色が生み出されているのではないかなーと感じます。

海老蔵さんも上原さんも、
それぞれが素晴らしいのですが、

コラボレーションやアレンジされていて感動する時って、
それぞれの原曲の良さも伝わり、
尚且つ、形を変える事によって、魅力が掛け算的にアップしていたり、
各原曲の良さがより深く感じられたりする時だったりします。
やっぱり企画はセンスかな~

お2人のフィーリングの一致は感じたので、
そういう事で言うと、
フィーリングのコラボレーションはバッチグー!だったかしら(^.^)

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♬ 聖火リレー QUEEN「手をとりあって(Teo Torriatte (Let Us Cling Together))」
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聖火リレーは、なかなかバランス取れていましたね。
何よりも、選手の皆様方が嬉しそうだったのが何よりで感動しました。
長嶋さん、王さん、松井さん、の3人揃ってのお姿を見れたのは良かった。
長嶋さん、念願のオリンピックに立てて良かったですよね。
王さん、笑顔で楽しそうだった♪

はい!
冒頭で流れ始めた楽曲は「Queen」の「手をとりあってTeo Torriatte (Let Us Cling Together)」

楽曲がオリンピックにとって、どーだこーだ、という以前に、
小学校高学年頃からQueenの大ファンである私は、
無条件で!
反射的に!(笑)
先ずは、大喜び!(^^)!

好きな曲、好きなアーティスト、好きな選手
など、
大好きなものが、ふとそこに現れたら、
それは興奮しますよね♪

きっと、ゲーム好きの方は、選手入場の時に、この様な大興奮を味わったのでしょうし、
それぞれのプログラムの場で、世界の中の誰かが何かに喜んでいたりする、
そういうものですよね。

で、この曲ですが、日本が大好きだったQueenが、日本の為に書いてくれた曲。
こんなに、がっつり長く日本語で歌ってくれるフレディーの声を10代の時に初めて聞いた日には、幸せすぎて失神しそうでしたよ。

作詞作曲したギタリストののブライアンメイも自身のSNSに
「とても感動し、誇りに思っています。僕の曲、そしてクイーンのオリジナル・レコーディングが、日本の象徴的な瞬間に使われることは、僕たちにとって素晴らしい名誉です。親愛なる友人たちに感謝します。皆さんが楽しく健康的にスポーツの才能を発揮できますように。“LET US CLING TOGETHER as the years go by - Oh my love, my love ... In the quiet of the night, let our candle always burn - let us never lose the lessons we have learned”(※“手をとりあって”の歌詞から。手を取り合って このまま行こう、愛する人よ 静かな宵に 光を灯し 愛しき 教えを抱き)。コンバンワ!!! あなたのGai-Jinフレンドから愛を込めて」
との書き込みがあったそうです。

本当にうれしい。
こちらこそ、ありがとう!

この曲は、2011年の東日本大震災の復興ソングとして知られている方もいるかも知れませんね。

↓ミュージックビデオです。



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リオ オリンピック閉会式 日本
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ご存じの方も多いと思いますが、↓こちらは、リオ五輪の閉会式

この時観ていた印象が残っていた私は、
今回の開会式を観ながら、あれあれ??という違和感を持っていました。
でもな、コロナ禍だし、
直前にいろいろあったし、
こんな感じなのかなー、

なんて、感じた「?」をとりあえず引き出しにしまって、
この日は開会式を楽しみました。

現在、明るみになっている、
リオチームでの案が無くなってしまった事、
色々な経緯を知って、
なるほどね、
と思ったのでした。

そりゃそうですよ。
日本のトップのクリエイター陣だったら、
例え、コロナ禍となり、
当初の通りは出来なくなっても、
予算が大幅に削られたとしても、
センス良くかっこいいものを創り出す力は十分にありますよ。

こちらのバージョンの開会式を観てみたかった、
と思う日本人は沢山いることでしょう。
とても悔しい思いをしたクリエイターさん方は本当に沢山いたのでしょう。
いつか、どこかで、花が咲くといいなー
と思います。

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♬1964年東京オリンピック開会式
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最後に、
1964年東京オリンピックの開会式
↓この動画の7:50あたりのファンファーレがとても好き♪かっこいい。
世の中も、50年くらい経つと、世界は想像もしなかった様な景色へと変わっているものなんですねー(しみじみ)


この記事の冒頭で書いた通り、

コロナ禍に入り、約1年半が経ちました。
昨年の初期の頃よりも、
元気になっていた方、
もともと元気な方、
未だ道が見えずもがいている方
大切な方を亡くされた方
頑張り続けている方
力尽きそうになっている方
弱ってきている方
怒りでいっぱいになっている方

凄く多様化してきていると思います。

そんな中のオリンピック開催ですから、
それぞれの立場で、
それぞれの感じ方があって当然だと思います。

同じシーンを観ても、
ある方は興奮し、感動し、元気をもらい、
ある方にとっては、怒りがこみあげてくる、悲しみが止まらない、
と、いろいろな事でしょう。

そして、私は、それでいいと思っています。

ただ、自分の人生の「今」このタイミングで、
この東京オリンピックで「活力」をもらえた人がいましたら、

身近な大切な人や、今もがきながらも頑張っている人に手を差し伸べてあげてほしいな、と思います。

私自身は、自身のアイデンティティでもある「音楽」に対して、
この1年半、少し自信喪失気味になっていたけれど、
改めて、またより強く認識したことがありました。

「音楽は人々の精神的な支えとなり、困難を乗り越えるうえで重要なものだ」
と、私は、思っています








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