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人といる安らぎ

先日、田畑浩良先生のイールドワーク体験ワークショップに参加しました。

イールドワークは、プラクティショナーとクライアントの"ちょうどいい間合い"を見つけることでクライアントの身体の内発的な変化を引き出していくボディーワークです。

具体的にはまず、ベッドに横になったクライアントに対して、プラクティショナーがお互いにとって心地いい立ち位置を探していきます。

ちょうどいい間合いが見つかるとクライアントは安心・安全を感じることができ、それによって自己調整の準備が整います。

プラクティショナーは基本的にはクライアントの体には触れずに、そのままちょうどいい立ち位置からクライアントの身体感覚の変化を見守っていきます。

文字の説明では分かりづらいかもしれませんが、実際に体験してみても「なんなんだろう、これは。。」といった感じで、とても不思議なワークでした。

やってることはとても不思議なんですが、でもたしかに、一度"ちょうどいい間合い"が見つかると、体の緊張が解け始め、意識も体もゆるんでいくのが分かりました。

誰かが"ちょうどいい間合い"にいてくれることで生まれる安心。

自分がその安らぎを感じられたことは、少し意外でもありました。

もともと人が怖かった私は、今でも誰かが近くにいると、気を張ってしまってそわそわした気分になることが多いです。

だから基本は一人でいる方が落ち着くし、無意識レベルで「人がいる=危険」「人がいない=安全」だと思っているようなところがあります。

そんな私が、間合いを用いたイールドワークで人への警戒を解くことができ、安心してその場にいることができた。

「ここは大丈夫なんだ」と、体レベルで認識することができた。

そして、そこで感じた安心は、一人でいるときよりずっと温かくて、心地のいいものでした。

セッションの後は体だけでなく、心もずいぶんゆるんでいることに気がつきました。

先生や他の参加者の方たちと同じ場にいられることがなんだか嬉しく感じられて、いつもより少しおしゃべりで、よく笑う自分になっていた気がします。

心が裸になったみたいな感じで、でもそんな無防備な自分でも平気でいられるくらい、安心を感じていました。

とても穏やかで心地よく、たのしい時間でした。

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