0139 憧れるのをやめましょう

と言ったのは、大谷選手。

この言葉は
大谷さんがいうには、

憧れてしまうと、
それ以上には行けないから。

確かにそうだよなぁ〜
誰かを憧れてしまうと

その人が上限になってしまって、
それ以上を目指さなくなってしまう。


ノミの話を思い出す。

ノミって、ものすごい高さまで飛べるそうです。

高さにして、20センチ。
ノミ自身の大きさは4ミリほど。

だとしたら、自分の体長の
なんと50倍も飛べるらしいです。

人にすると…80メートル!!!
も飛べるみたい!

すごくない?

こんなにすごい身体能力を持っているノミ。

自分の力がこれだけあると
わかっている時には、
もしくは知らずとも、
限界を求めずに飛んでいる時は

4ミリの体で、20センチも飛ぶ。

だけどこのノミがあることをすると、
自分の能力を最大限発揮できなくなるそうです。

それは、
天井を設けること。

例えば、コップの中に入れて
それが高さ5センチのコップだったら。

ノミは、コップの天井にぶつかるギリギリの高さまでしか
飛ばなくなります。

そりゃそうよね、
ぶつかったら痛いし、負傷するから。

しばらくコップの中で、
5センチの高さに届くか届かないかの
ジャンプをし続けていると、
自分はそこだと思いこむ。

すると、
コップをはずしたとしたらどうなるか…


コップを外しても、
5センチ以上は飛ばなくなるそうです。

自分の限界はそこだと学習し、
それ以上は飛べないということを覚え
たとえ天井がなくなったとしても
それ以上の高さには飛ばなくなるそう。

これが、壁を与えることの怖さ。

じゃあこのノミ、
もう一生この高さしか飛べないのか?
というとそうでもないそうです。

だって、身体能力的には飛べるから。
だけど、頭?で考えてなのか、
条件反射なのか、防衛本能なのかわからないけれど
5センチしか飛ばないということを
学習しているだけだから。

じゃあ、どうしたらまたそれ以上の高さに飛べるのか?



それは、
5センチ以上飛ぶノミと一緒に過ごすことが
解決策になるそう。

周りのノミが
高く飛んでいる様子を見ると
5センチしか飛ばなくなっていたノミも
また5センチ以上飛べるようになるそうです。

これって、本当に人にも同じことが言える。

だって、5センチのコップに閉じ込められたノミは
自分はもう5センチしか飛べないと
「思い込んで」いるだけだったから。

それを、
5センチ以上飛んでいるノミを見たら
自分も飛べるかも?とまた「思い込んで」
実際に飛べるようになるんですから。

この思い込みはなぜ発生したのか?

それは周りの環境が影響している。

自分が、
それしかできないと
限界を決めたから。

また、周りを見て、
実はまだ上までいける?と
その限界を取り外したから。

変わったのは、環境。

コップの中だったのか、
コップを外し、高く飛ぶノミの近くにいたのか。

この環境の違いで、
自分の能力は変わる。

これは人間も一緒。

これしかやっては行けないよ
と言われている環境にいるか

自由に能力を発揮している人たちに
囲まれた環境にいるのか

それによって、
自分の能力をどのくらい発揮できるかは
変わってくる。

自分で限界を決めると、
それ以上には行けない。

これはスポーツに限らず
どんなことにも言えるのではないかな。

限界を決めているのは自分。

自分にはこれ以上できない。
そう思った途端に、
本当にそれしかできなくなってしまう。

だから、限界は自分では決めたくない。

そして、
私が憧れをやめようと思ったのは
これとはまた少し違った理由。

それはまた
別の機会に残していきます。

今日はノミの話でおしまいです。

それでは、また明日。

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