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一年間料理教室(ABC Cooking)に通ってみた感想

料理教室に通ってみた

心を入れ替えて自炊をしよう

生涯未婚男性の死亡年齢中央値は67歳と女性と比べて有配偶かどうかのファクターが寿命に反映されやすく、一説には食生活に気を使わないのが原因とも言われています。また料理できる男性はモテる(という迷信)も聞きます。

食べるのがめんどくさくて毎食ウィダーインゼリー、完全栄養食だけ食べても生命維持できる世界を願っていたときもあるんですが、料理できると人生にプラスと考えを改めました。

人間お腹が空けばイライラするし、栄養偏っているとパフォーマンスも落ちるじゃないですか。ネットスラングでスイーツ(笑)の反対はライフハック(笑)というのを昔聞いたことがあるんですが、生産性について熱く語るビジネスマンでもツールについては熱く語る割に食事は適当ということは結構あると思っています。

ABCクッキングは大手の料理教室

ネットの情報と母(家庭科の教員免許保有者)がいくつか料理教室に通った経験があったので、その情報を元にABCクッキングに通うことにしました。会員数160万人以上でちゃんとした統計見つけられなかったのですが、人に料理教室どこ通っている?と聞くとABCクッキングが上がることが多いのでシェアNo.1なのだと思います。香港など海外にもスタジオがあるみたいですね。

ABCクッキングは

  • 料理

  • パン

  • ケーキ

の3コースがメインコースであり、それぞれの中にレベルがあり、自分は料理の基礎と応用(バリエーション)、パンの基礎に1年通いました。

契約回数やライセンスという有料の資格を保有しているかによっても値段が変動するのですが、1回5,000円くらいでしょうか。

料理教室によっては曜日固定なのですが、ABCクッキングはチケット制なのと、場所がWeb上で予約して都度都度自由に通っていいシステムになっています。先生の所属スタジオがたまに変更があるようで好きな先生に合わせて場所も変えた(ついていった)という方はいらっしゃいました。

授業の流れ

授業はものによるのですが、1.5時間~2時間。先生の経験によって持てる人数が可変みたいなのですが1テーブル4人~5人のグループ授業です。タブレットという材料だけ用意してもらえる授業やオンラインでの授業もあります。

料理だと全員で同じものを作る形式。パンだとそれぞれパンの種類が違い先生がそれぞれ指示する聖徳太子体制。

料理教室によってはバンダナ着用必須のところもあるが、エプロンのみあればレギュレーション上はOK。髪が入ると嫌なので自分は前髪をスプレーで多少は固めています。女性はだいたい髪は縛っていますね。パンだと工程上濡れふきんがいるのでふきんの持参が必要。

料理は作って、洗い物して、作って、洗い物してと煮込んでいる時間を無駄にしない作りになっています。最後にテーブルでみんなで食べて食べ終わった人から洗い物をして各自帰宅。

パンはスタジオの狭くないところなら食べて帰ってOK。狭いところだと次の時間までならテーブルで食べていいよなので食べきれないことはあるかも?パンは一次発酵=>2次発酵=>オーブンと発酵待ちの時間があるので料理より時間がオーバーしやすい構造。少し食べて残りを持って帰る人が多い気がします。

よかったところ

よかったところをあげます。

料理をするようになった

全く料理をしてこなかったのが改善されて料理に興味を持つようになりました。工学系だとハードウェアの分解の記事をあげている人もいるのですが、あの料理はどうやってできていたかがわかると建て付けが近くかなり楽しめます。メーカーに近いというか。

Webで予約できる

土日の時間帯は1ヶ月前の0:00~1:00にほぼすぐ埋まってしまうというつらみはあるのですが、Webでの予約システムがない企業と比べると利便性は高いです。

東京巡りできる

どの場所の教室でも通えるので、東京都内の教室をぐるっと回るとついでに東京巡りができます。ABCクッキングは商業ビルの中に入っていることが多いです。

食べたら消えるのがいい

プラモを作るのにはまっていたことはあるのですが、プラスチックはそうそう分解されないので取捨選択しないと部屋が狭くなっていきます。料理は食べると消えるので家賃の高い東京都民には向いている気がします。

悪かったところ

悪かったところをあげます。

男は通う曜日が制限されている

ABCクッキングは女性専用デーというものがあり、男性は月、水、土は不可という店舗が多く、土日休みで平日夜は残業しているような社会人だと通いやすいか?というと微妙なところはあります。

SNS上だと夫婦で夫が料理できない時に教えてと言うと今まで何してきたんだ、自力で学んでと言われる漫画がたまに流れてくることがあります。一方でいざ男が料理を勉強しようとすると通いづらい制限があるのは微妙だなと。

個人的には女性限定のテーブルはあってもいいけど曜日制限は緩和してくれると楽ですかね。

若者は少ない

料理の基礎だと学生や社会人になったばかりの方、結婚が決まっていてちょっとはできないとやばいとなった人、カップル/新婚夫婦での参加もあったので比較的20代~30代の方がいます。

一方でそれ以外のコースだと40代、50代のベテラン主婦が多いです。他の料理教室の統計みても同じですね。

料理教室に料理を習いに来ていない人がいるとまでは言わないんですが、もう結構料理できる人がランチ/晩ごはんの代わりに来ていることも意外と多いと思いました。

友達は作りづらいかも

ABCクッキングは曜日固定でなくチケット制です。お気に入りの先生狙いで同じ人が来ることはあるのですが、曜日固定の教室と比べると友達や彼氏(彼女)は作りづらいかもしれません。

日常でフル再現するには重いかも

盛り付けも料理教室でのキーポイントで、結構材料が使われています。Excelで集計した感じメインの料理は5~6個材料が必要です。家で再現する際は適宜代用や省略している時はあります。

花見用の弁当回は材料数の少ない料理の集合だったので例外はあるのですが、料理していなかった人が家で意識低い系料理を作る用には最適化はされていないです。

所感

他に習い事だとヤマハの音楽教室とぼっち・ざ・ろっく!が6月からコラボしていてそれも気になっています。

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