「Practice」と「Use」の違いがわかると英語教育は変わる
Practiceは練習。
ABABのようなパターンの会話をどんなに覚えても、
インタビューゲームみたいなことしても、
所詮、架空の世界で
場面、感情も偽物。
この目的は、語彙や表現を覚えて
英語らしいイントネーションに慣れる、
といったところでしょうか。
Useは実際に使うこと。
必要な時に、必要なことを伝える。
必然性があり、場面や感情がある。
色々なレッスンを見てきましたが、
歌やチャンツ、ジェスチャーや体操のようなもので
楽しそうに英語を学んでいる子どもたち。
でも、ちょっとした会話はほとんど日本語だったりします。
習ったはずの英語も咄嗟には出てこない。
チャンツや歌だと言えるのに、実際の場面では使えない。
そして、質問(疑問文)を使うのはほぼ先生。
質問すれば答えることはできる。
答えもどちらかと言えば単語レベル。
文で答えさせたくても、「あ、はいはい」みたいになる。
気がつけば、教室の中で一番英語を頑張っているのは先生だったりする。
本来なら本当のコミュニケーションとして
咄嗟に英語が出てくるようになるために
習っているはずなのに。。。
「コミュニケーション」と言う言葉を
よく耳にしますが、
一体どのくらいの先生たちが
いつ、どんな時にコミュニケーションが発生するか
答えられるのでしょうか?
小学校、中学校、高校、はたまた大学でも英語を学んでも
英語が話せない、苦手だと思う理由はどこからくるのか?
日本の英語教育では
さんざんPracticeをしてきました。
会話もドリルも練習問題もたくさん…
しかし、実際に英語を使えると思える日本人は少ない気がします。
先生もサボっている訳でない。
英語でコミュニケーションが取れるようになって欲しい、
そして世界を広げて欲しいと思っていますよね。
中には、「週一回程度の英会話やっても
英語なんか話せるようにならない」
そんなリミティング・ビリーフを持ちながら
英語を教えている先生もいるかもしれません。
では、英会話教室の目的はどこにあるのでしょう?
「好きにさせれば、あとは自分でやってくれるだろう。。。」
”英語が好き”と言うのは、
英語の何が好きで、どうなったら好きだと分かるのか?
目的は本当にそれでいいのでしょうか?
Practice=コントロールされ用意された場面での擬似コミュニケーション
Use=必然性のある場面での本当のコミュニケーション
であるなら、
#生徒の発話をPracticeからUseに変える
意識を持たなくてはなりません。
本当のコミュニケーションは
教科書の中にはない。
教科書で学ぶこと、Target (目標とする語彙や表現) などは、
あくまでもどう言うかのHow toの練習に過ぎない。
本当に子どもたちが言いたいことなのか?
伝えたいことなのか?聞きたいことなのか?
必然性があり、自分ごとになっているのか?
How toをどんなに学んでも、覚えても
それは一体な何のため?
結局、覚えたかどうか、テストで点数とるためなのか?
そこで開発したのが
Non-Target English Approach®︎
開発のきっかけ ←クリック
コミュニケーションとは何か。
コミュニケーションはいつどういう時に起こるのかを
色々分析し
教室内での”Useの場面作り”が鍵だと言う結論に至ったわけです。
Targetは練習、
Target以外の部分(Non-Target)に
本当のコミュニケーションが発生している。
先生や生徒同士のちょっとしたやりとりこそが
言いたいこと、聞きたいこと。
そこにアプローチするのがNon-Target English Approach®︎です。
よくいうクラスルーム・イングリッシュは
「教室英語」と言われ、これも先生が生徒に本当に伝えたいことですよね。
教科書にない英語です。
中にはこれを英語でやらずに、
日本語でやっている先生もいるかもしれません。
しかも、あまり実際には使えない、使わない教科書の英語を
難しい文法用語を使いながら「日本語で説明して」教えてきたら、
本当に英語でコミュニケーション取れるようになるのでしょうか?
つまり、
英語の「構造」を理解し、覚えることを目的にして教えてきたならば、
習う側も、
感情なく、使う場面も臨場感なく、
ひたすら叩き込むだけの勉強をしている可能性は大きい訳です。
英語をコミュニケーションの道具として使って欲しい。
道具を持たせるだけ終わってはいけない。
どんなに立派な道具を持っていても
必要な時に使えなければ、持ち腐れてしまう。。。
「英語を使う場所、使う機会がないから、英語はできない」
もし、そう思うなら、すぐに教室で英語を使う環境を作ればいい!
いつか使うために。。。ではなく
HERE & NOW!
そんな風に思うのです。
↑の動画のレッスンは、
講師が生徒の発話を引き出せるように計算して作っています。
このNon-Target English Approach®︎は
分析して作られたアプローチなので
フォーミュラがあります。
つまり再現性があるとうこと✨
English Uplift「次世代型こども英語講師養成講座」
でこのアプローチも教えています😄
このアプローチは非常にシンプルですが、
慣れるまではイージーではない。
なので時間をかけて理解を深めもらい、
実践に移して、トライ&エラーを繰り返してもらいながら
質を上げていきます!
多くの修了生のレッスンも
理由もなく意味もなく言わされるPracticeから抜け
Useが増えることで、
日本語が減り、自発的な英語の発話が増え、
クラスの中で本当にゲラゲラ笑ったり
ボケツッコミが発生して楽しそうです✨
子どもたちが、
「英語を使うことが楽しい!」
「英語ももっと勉強して、もっと使えるようになりたい!」
子どもたちがUseに意識を持てるように、
教室内で”英語を使わせること”が
子ども英会話教室の役目だと思います✨
もちろん、Practiceも大事!
このPracticeもどのくらいコミュニかティブに
”意味のあるやりとり”の活動にするか、めちゃくちゃ大事なポイント!
ここもEnglish Upliftが得意とするところですw
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