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痛みや苦しみから幸福は生まれない 自分に優しい人が幸福になる 蠍座上弦の月

「時代が合っていなくて理解されない」という事はよくあることです。
数十年前、数百年前に異端とされていたものでも、今はごく普通だという事もある。

そのもの自体が異端なわけではなく、誰かの「理解が追いつかない」のですね。


戦争も同じで
「戦争をして解決出来る事はない」と多くの人は分かってる。
でも「戦争をして何かを解決出来ると思って戦争をしている人」がいる。

増税では解決出来ない、負のループになると多くの人は知っているけれど
増税が最善だと本気で思っている人もいる。

「苦しみから幸福は生まれない」という本質的な在り方に対して「理解が追いつかない人がいる」わけです。


痛みあってこそ、苦しみあってこそ幸福に向かう。
(苦しみを乗り越えてこそ強くなり、幸せになる)

多くの人はそう教わってきたでしょうし、現に今もそう刷り込まれている人たちはたくさんいます。

例えばこの災害級の暑さ、、この炎天下に子供達に部活や体育などをさせればどうなるか。
少し考えれば分かるのですが「苦しみや痛みに耐えてこそ強くなる信仰」がはびこる限りは消える事はないでしょう。


お釈迦様は、自分を痛めつける苦行を捨て、菩提樹の下で瞑想に入った7日後、悟りをひらかれました。

苦しい修行から答え(悟り)を得られなかったため
「苦しみや痛み、厳しい修行から本当の悟りは生まれないのだ」
「自分を大切にし、自分に対して優しい気持ちであろう」と、価値観を変換されたのです。

厳しさからは何も生まれない。
かといって怠けるわけではない。

ちょうど良い、ほどよい塩梅が最も大切なのだと。


ではなぜ、苦しくて厳しい修行というものが後世に残ってしまったのか。

そこには「人間のエゴ」が存在しています。
「厳しさ」は人をコントロールしやすいのです。

これをせねばお前はダメになる、と言われれば人はその通りに動きます。
不安を解消するためにはお金だって払います。

お釈迦さまは「律するべし」ということはおっしゃっていますが
厳しくすべしということはおっしゃっていないわけです。

「律する」とは心地よく整えるという事であって、厳しく管理することとは違う質なのです。

お釈迦さまが説いた真理を、後々、人間のエゴが歪めてしまったのですね。


人は優しくされるとダメになる。
満たされ、余裕があると怠ける。

そうではありません。
温かな環境の中では自然とやる気が出るものです。

人はそもそも「ダメな存在」ではありません。
放っておけば「自己実現」に向かおうとする生き物です。

温かな環境ならば
自然に考え、行動し、継続し、幸福な人生を創造し、お互いを尊重し合おうとする豊かな存在です。

ああしてはいけない、こうしてはいけないなど管理せずとも、ごく自然に「そうするもの」なのです。


自分に優しくいてください。
痛みや苦しみからは真の幸福は生まれません。

戦いからは何も生まれない。
自分と自分を戦わせず、私はこれでいいんだと優しく受け入れ、全てを許してあげてください。

そんなあなたが引き寄せるものは、もう過去のあなたとは違います。
あなたはもう、過去とは違うパラレルにいます。

冥王星山羊座期は、人を管理や苦しみでコントロールするような
厳しく愛のない世界が淘汰されてゆく時です。

いつもサポートや温かいメッセージをありがとうございます✨