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読書感想文 野球へのラブレター 長嶋茂雄

ミスターこと長嶋茂雄さんの本。というよりラブレター。
普通の本は1章2章とあるところ、このラブレターは1イニング2イニングと続いてる。
読み進めていくとミスターの野球愛が伝わってくるし、なにより野球に夢を見ている。だからこそミスターが私達ファンに与えてくれた夢や記憶は大きいのではないのだろうかと思った。
そんなファンたちをわくわくさせるためにミスターが現役時代行った練習は凄まじいものだったらしいです。あの王さんよりも練習を行っていたらしいです。
かつて王さんの練習を見てノムさんが王の素振りに比べれば、私のそれなんて遊びだった。というように王さんの練習も凄まじかった。それを超えるミスターの練習量。さすがルーキーイヤーから引退するまでの17年という間継続して試合に出続け、結果を残せるわけです。
ケガをせず継続して結果を残すことがどれほど難しいか。また、ミスターは人前で練習している姿を見せなかったと言います。
名優が稽古をお客さんに見せません、ファンの為にやるとはそういうこととミスターは語っています。ファンの為にプレーしていたミスターらしい言葉です。
練習を見せないから天才型と言われるのもわかる気がします。
またミスターは自分の足でキャンプ地をまわり選手を見ている。
だからミスターの言葉は説得力があり面白いです。

私自身ジムに行っているのですが、ロッカーの番号を3番にしようと思いました。昭和の時代、銭湯のロッカーは1番と3番が人気だった。その理由がわかった気がしました。

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