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人生何があるかわからないから面白い!と言えない世の中なんて… その1

§1  私は、これまで、49年間という歳月を生きてきた。

 この49年間という長い期間に、私は、様々な経験をしてきたように思う。

 嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、悲しいことも、たくさん経験してきたと思うが、他の人よりも、とても内容の濃い人生における経験をたくさん積んで来たように思う。

 それは、私は、自分の人生の可能性というものを、ずっと信じ続けて、これまで生きてきたことが、一番大きな理由かもしれない。

 そして、人への投資、自分への投資も、人一倍、たくさんしてきたことが、今の自分を形作っているのだと思う。

 私が、初めて、人や、自分自身への投資に目覚めたのは、高校時代のことであった。

 私は、中学校時代からアルバイトをして、自分で生計を立てて、三つ歳下の妹の面倒を見ながら、子供二人だけで暮らしてきたという過去がある。

 そのこと自体が、今の若者には全く想像ができないことかもしれないが、実際に、私は、幼い時から仕事をするということに、非常に喜びを見出してきた人間の一人なのである。

 多くの人が、仕事をすること自体を楽しいとは決して思わないのかもしれないが、私にとっては、当時から、仕事ができるということが自分にとっての喜びになっていたのである。

 何故なら、今の若者は、自分の労働の対価として賃金を得るということに、無関心な人が多いからかもしれないが、私自身にとって、働くことで生活が潤うということが、非常に重要なことであり、生活を少しでもよくしたいという思いから、働くということ、仕事ができるということに、とても喜びを感じていたのである。

 しかし、今では、元総理大臣の小泉純一郎氏と竹中平蔵氏の両元大臣によって、派遣労働者や、非正規労働者なるものが作られ、人間の労働に差別を持ち込むようなことをされたために、多くの人々が、労働意欲を失い、失望のうちに、嫌々働いているということが言えるのではないかと思わざるを得ない。

 私は、この人間の労働に差別を持ち込んだということ自体が、日本国憲法の精神に大きく逸脱した行為だと思わざるを得ない。

 何故ならば、日本国憲法の規定には、憲法第14条【法の下の平等】において、①すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別されない。とあるのである。

 しかし、今の派遣労働者や、非正規労働者の実態を考えれば、経済的又は、社会的関係において、大いに差別されていると言えるであろう。
 

 この日本国憲法に反した、法律は、すべて無効なのであるから、労働者派遣法なども無効な法律と言えるのである。

 また、当時の総理大臣や大臣が、このような差別を平気で行うのであるから、このような国家権力の濫用を、国民として、決して許すべきではないのだ。

 私自身も、この、非正規で雇われることが多くなってからというもの、仕事に対して、やる気を損なってしまったという経緯がある。

 特に、賃金面での差別が大きく存在するためであるが、このような経済的な労働者差別を国が許している限り、人は、本当の意味で、労働を楽しむことなどできなくなってしまうことであろうと思う。

 そういった意味で、今の若者に対して、私は、もっとやる気を出せというつもりは毛頭ない。

 しかし、このような状態を変える手段を持たなければ、いつまでたっても、いい方向には進んでいかないのである。

 そこで、今の状態を良い方向に変えるためには何を変える必要があるのか?を、もっとよく考えてみてもらいたいのである。

 何を変えることが最も手っ取り早いのか?をである。

 それは、今の政治を変えることではないか?!

 今の利権主義の政治を変えなければ、今の若者には、これから良い未来が待っているという可能性すら、全くと言って感じられないであろう。
 
 良い未来の可能性を信じるためには、今現在の、利権主義で腐り切った政治を、なんとしても変える必要があるのである。

 大企業からの政治献金を許すことが、このような、政治腐敗や利権主義の政治の原因となっているのであるからそれをできないようにする必要があるであろう。

 そのため、私は、日本の政党で唯一、企業献金も一切受け取らず、政党助成金すら受け取っていない政党を応援していたため、ついには、その党の党員となったという経緯があるのである。


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