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「完全版 科学小説 熱力学的エントロピーの正体」その1 ひーろまっつん 松尾浩一

 私が、この作品の初版を発表して、かれこれ2年の月日が流れた。

 そこで、もう一度、この作品を読み直してみようと思い、読み直してみたのであるが、まだ不完全な内容がいくつか含まれていたため、それを、より完全に近い形で、再現してみたいと思い立ち、もう一度この作品を書き直してみたいと思い、今日に至る。

 また、現在においては、内容自体が古くなっている部分もあるため、それをより現在の内容に近い形で、新たに再現してみたいと思う。

 そしてこの作品のこれまでの読者に対しても、より、興味の持てる内容を書き足して、新たな作品として、「完全版 熱力学的エントロピーの正体」をこの場で、発表したいと思っています。

    作者 ひーろまっつんこと松尾浩一より


「完全版 科学小説 熱力学的エントロピーの正体」

          ひーろまっつん 松尾浩一

 まえがき

私が、令和2年5月に、初めて、この場で発表した、「科学小説 熱力学的エントロピーの正体」は、現在では、最新版という形で、Amazonより、kindle版書籍、及び、ペーパーバック版として発表されており、現在では、無料でも読めるようになっているため、実際に読んでいただいた方も結構いらっしゃると思います。

 この作品は、私のこれまでの人生のうちの14年余りの期間を費やして研究してきた内容を全て網羅して、私自身が、一人で書き上げた作品でした。

 そのため、この作品の内容に対する、ご批判や疑問点なども多々あることと存じますが、それらを全く、誰からもいただけないままの作品でした。

 しかし、私のこの研究結果は、私自身は、紛れもなく事実であると断言しますが、それに対する批判や、疑問点の提示等が何もなされなくては、この私の研究結果が、事実であることの完全立証ができないと思っています。

 そこで、今回の作品では、私の発表した内容が事実であるということを、きちんと、私自身で、立証しながら、書いていきたいと思います。

 ぜひ、この作品を通して、熱力学的エントロピーについての知識を得たいと思っている方々にも、できるだけ、わかりやすく説明していくことにしたいと思っています。

 また、今回の作品においては、物理学や熱力学の常識となっている事柄に関しても、異論という形のメスを入れて、新たな視点で論じており、その点については、ぜひ、注意しながら読み進めていただきたいと思います。

 また、それが必要なのは、新たな発見があった時には、これまでの学問の常識が、ひっくり返る可能性があることを物語っているということを理解しながら、ぜひ、この作品を読み進めていただきたいと私自身は思います。

 もし、疑問に思ったことがあるならば、ぜひ、コメント欄にて、質問をしていただければ、嬉しく思います。

 どうぞ、宜しくお願い致します。



 第一章 熱力学的エントロピーとは一体何なのだろうか?

 熱力学的エントロピーは、19世紀中頃に、ドイツの物理学者 クラジウスが提唱した熱力学量であり、その定義式は、 

  ΔS=ΔQ / T
            (この場合の絶対温度 T[K]は一定)

 で表され、系の乱雑さ・無秩序さ・不規則さの度合を表す量で,物質や熱の出入りのない系ではエントロピーは減少せず,不可逆変化をするときには,常に増大すると言われてきた。

 しかし、私は、この熱力学的エントロピーの定義式の右辺の絶対温度Tが、限りなくゼロに近づくとき、つまり、絶対温度Tが、ゼロに近い極限値をとるとどうなるのか?という一つの疑問を持ち、その場合の、エントロピーが無限大になるという事実から、これまで非常に難解な疑問であった、マイナスの熱力学的エントロピーの正体を特定することに成功したのである。

 ここで、結論を先に述べるが、私が発見した、マイナスの熱力学的エントロピーの正体とは、電流が、電線を流れる時、必ず、熱と、磁界による磁力(吸引力)を発生する自然現象である。その自然現象が起こる理由は、マイナスの熱力学的エントロピーそのものが現れている自然現象であることから、物質の持つマイナスのエントロピーという状態量に起因して、このような自然現象が起こりうるのであるということを私は発見したことになろう。

 そして、この事実から、物質そのものにより発生するエネルギーは、物質の持つエントロピーという状態量に起因して発生することも理解できるため、熱量Qについても、SK[エントロピーケルビン]として表すこともできるために、熱量Q自体も状態量であると言えることにも、私は言及した。

 何故ならば、これまでは、熱量Qは、熱量が発生する経路に依存するために、状態量ではないと言われ続けてきたが、熱量Qの発生は、物質の持つエントロピーに起因しており、熱量Qは経路に依存して発生するのでは決してないことが理解できるため、熱量Qは、事実として状態量であると言えよう。  

 この事実を、私は、ウィキペディアに記載したが、ウィキペディアの編集委員を名乗る者から削除され続けた挙句に、訳の分からない事実無根の罪を個人攻撃によって着せられて、完全に追い出されるに至った。

 ウィキペディアという完全に閉鎖された世界で、いくら議論をしたとしても、意味のないことであったと、私は、思う。

 私は、「誰でも編集できるウェブ百科事典」を謳っているウィキペディアであるが、全く信用するに値しない、ただの偽りのウェブ百科事典であると断言する。


 ここで、熱量Qが状態量であるという、数学的根拠を書き加えておきたいと思う。

  ΔS=ΔQ / T より、

  ΔQ=ΔS T  

 ここで、両辺を積分すると

  ∴ Q=S T

 つまり、熱量Qは、SK[エントロピーケルビン]で表されるが、エントロピーも絶対温度も、どちらも状態量であるから、その積S×Tについても、状態量であると言える。つまり、熱量Qは、状態量であると言えるのである。







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