35歳会社員が複業に失敗した話④<まとめ>

前回から少し日にちが立ってしまいました。長くなりましたが、も併せて読んでいただけると嬉しいです。

まず、今後の私のために、私が副業するときに気を付けることは以下だと思いました。

①「自分の意思で動かせる仕事か?もしくは納品の品質が決められている単純作業か?」 誰かに指示されるような内容ではなく自分の裁量権が大きい仕事が向いていると思います。今回の場合でいくと、コンサルタントの方に指示されること、最終クオリティの判断を、クライアント以外の他人にゆだねることになったことが今回一番の反省点だったと思います。

②「報酬に納得しているか?」 今回の報酬は、月30時間程度という契約だったのですが、もともとこの報酬は本業で得ている金額の1/4程度のものでした。当初は、本業で得られない経験ができるならまあいいか程度に考えていましたが、 結果的に30時間では到底収まらない業務量になっていたこともあり、不満を大きくする原因となりました。業務が変更されるタイミングなどで、こちらからも価格交渉をすればよかったと思っています。

③「やっていて楽しいことか?」 結局これかと思います。本業で十分食べられている前提でやる複業(副業)なので、正直無理してまでやる理由はないです。楽しそうと思えるか、タダでもやっていいと思えるようなことであれば長続きするのかもしれないと思います。


蛇足かもしれませんが、私が企業で「半分雇われ」になってみて、企業側の仕組みで気を付けていただきたいと感じた点も書き添えておきます。これは私が将来誰かを雇う側になった時にも思い出したい点です。

①「リモートでも、業務委託でも、一定の関係性醸成の機会の確保」 やはり働いている側として、「ちょっといいですか?」と気軽に声をかけられないのはつらいです。業務がマニュアル化されていたとしても、マニュアルに反映されていない疑問点が出る場合もあります。気軽に声をかけられる関係性と仕組みは大切だと思いました。

②「仕事のマネジメント体制の構築」 業務委託だとしても、チームで働く際、何かしらのゴールに向かって協働していくことになると思います。その際、全体の仕事の進捗や、途中のクオリティのチェックを能動的にする役割の人が必要と感じました。

③「報酬や働く上での業務連絡はきちんと行う」 ベンチャー企業であっても、雇う側と雇われる側の信頼関係の構築には、金銭の授受をはっきりさせるということがあると思います。今回の場合、請求書の送り先の連絡がなかったり、給料の振り込み日がずれ込むなどのちょっとした掛け違いがあり気になりました。雇う側にとってみれば小さなことかもしれませんが、私からするととても不安でしたし、雇い主に不信感のつのる出来事でした。

以上、長くなってしまいましたがお読みいただいた方ありがとうございました。今回経験したことを、これからの人生に活かせるように精進したいと思います。

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