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35歳会社員が複業に失敗した話②

前回の続きです。

新卒で働いてきた会社が変わった会社で、営業職を探しているという私に戻ってこないかと声をかけてくれました。これは本当に幸運な話でした。いろいろな事情が重なり、私のことを即戦力として欲しいと言ってくださったのです。他の営業会社からのオファーを断り、私は元いた会社で働くことにしました。

戻った直後こそ忙しく、元の感覚を取り戻すのに必死でしたが、そのうち仕事にも慣れ、余裕が出てきました。その頃、知り合いのベンチャー企業の方から、会社のパンフレットを作りたいが、予算が合わず制作会社に頼めない、納期は待つので受けてくれないか、という依頼を受け、個人でパンフレットの企画・制作をさせていただくことになりました。働いていた制作会社で幾度となく見積もりを出してきた経験から、だいたいこれくらいの予算なら、双方にとって旨みがある、というのが分かりました。平日はほとんど時間が取れないため、通常より時間はかかりましたが、結果的にクオリティを保ちつつも安く制作することができ、先方にも喜んでいただくことができたと思います。

これが私が初めて請け負った“副業”としてのお仕事です。書きそびれましたが、本業として勤めている会社は、無理のない範囲の副業は許可されている会社です。そういう意味でも、元いた会社に戻れた私はとても幸せで、これが通常の働き方だとは思っていません。自分は恵まれていると感じています。

そこからいくつか単発でお仕事をいただく経験をしました。そんな中、コロナ渦になって本業の仕事のリモートの割合が多くなってきました。もともとリモート・直行直帰可能な仕事スタイルではあったのですが、コロナを受けてその割合が多くなったイメージです。

そんな時いただいたお話しが、今回の“複業”のお仕事です。お仕事は単発ではなく、ベンチャー企業の採用広報(採用のための広報活動)として月30時間ほどの勤務、主にHPやSNSに掲載する記事の制作と、その他採用広報にかかわる一連の業務全般とのことでした。毎月何時間と決めて契約を交わすのはこのときが初めてでしたが、リモート勤務で少し暇に感じていた部分もあり、チャレンジすることにしました。

このお仕事は、ベンチャー企業の方から直接いただいたわけではなく、知り合いの採用コンサルの方からの紹介、つまり採用コンサルとして作っているチームの一員としてのお仕事でした。企業の方と直接お仕事するわけではなく、コンサルタントとして仕切っている知り合いのお仕事を切り出して、私にもらっているという立て付けです。

なかなかまとまらなくて申し訳ありません。次回に続きます。


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