見出し画像

後ろ姿が似た人

町で誰かの後ろ姿をみて、あ、あれは知ってる人かな? と思うことがあります。ほとんどの場合、人違いなんだけど、その「知ってる人」を強くリアルに思い出すきっかけになります。
どこかで、こんな感じの服を着て、こんな風に歩いているんだろうなぁ、元気にしてるかなぁと、記憶の中ではなく、現実の空間の中に思い描けます。

具体的にいうと、ぼくは今ミスタードーナツにいて、父を思い出しました。いなくなった父、どこに住んでいるかも知らない。でも、ぼくの記憶にある限りの父の後ろ姿に似た人がいました。いまでは年に1回くらい思い出すだけです。それでじゅうぶん。もっと少なくてもいいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?