【国際】国際連合って何?
今回は国際連合について取り上げたいと思います。
今回もウクライナ情勢の理解のため前回に引き続き国際面を取り上げます。
United Nations を日本語にしたものが国際連合です。連合国という訳もあるようです。
1945年10月24日に設立されています。
日本の終戦後すぐですね。
加盟国は2008年の情報で192か国です。
加盟国には活動資金の拠出が義務づけられています。
その金額は支払能力等に基づいて決められています。
分担率が一番高いのはもちろんアメリカで22%となっています。
次がどこの国か想像できますか?
日本でした。
16.62%です。
その次がどこの国か想像できますか?
ドイツです。
8.57%です。
このように、第2位、第3位は第二次世界大戦の敗戦国が負担していたのですね。
本部はニューヨークです。
なぜニューヨークなのかについてはアメリカのロックフェラーがお金を寄付したからとかニューヨーク市が土地を提供したとかいうことが出てくるのですが、それは決めた上でそういう展開になったということであって、表向きの理由はちょっとわかりませんが、国際連合つまり連合国の親分格がアメリカだからという情報もあります。英語で検索すれば出てくるのかもしれません。
ただし、後述する国際司法裁判所だけはオランダのハーグにあります。
公用語というのがあるようで、
中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語の5カ国語とのことです。
後述する総会、安全保障理事会、経済社会理事会ではこれにアラビア語が加わった用語を用いているようです。
事務局と国際司法裁判所の常用語というものもあり、フランス語と英語とのことです。
国連の主要機関として、
総会、
安全保障理事会、
経済社会理事会、
信託統治理事会、
国際司法裁判所、
事務局
の六つの機関があります。
要するに、総会、3つの理事会、裁判所、事務局ということですね。
安全保障理事会が有名ですが、これ以外にも理事会があります。
総会、理事会、裁判所は、
日本の国でいえば、国会、内閣、裁判所
又は
株式会社でいえば、株主総会、取締役会、監査役会
のようなイメージでしょうか。
総会は全てのテーマを扱うのに対し、
安全保障理事会は平和と安全のテーマについて扱います。
総会は192の加盟国全てがそれぞれ1つの投票権があります。
安全保障理事会は、15の理事国があり、そのうち5つの常任理事国、10の非常任理事国で構成されています。
5つの常任理事国とは、
中国
フランス
ロシア連邦
英国
米国
です。
10の非常任理事国とは、
総会で選出された国で任期2年ということなので、固定された国というわけではありません。
安全保障理事会の議長は、理事国が交代で 1 カ月ずつ担当し、その順番は、英語表記の国名のアルファベット順になっているようです。
そしてこれが大事なところですが、安全保障理事会で決議を採択するには、何が必要なのかです。
それは、15のうち9 カ国の理事国が賛成の投票をしなければなりません。
しかし、5つの常任理事国のうち 1 カ国でも反対票を投じた場合、それは拒否権と呼ばれて、決議は採択されないということです。
ここまで取り上げて初めて以下の記事が理解できます。
前述した安全保障理事会の議長国ですが、今回は奇しくもロシアだったようです。
今回はここまでとします。読んでいただきありがとうございました。
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