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デジタルで絵を描いたことがある

 日々、シャープペンシルで絵を描いている私ですが、デジタルで絵を描いた経験もあります。
『マリオペイント』で。

『マリオペイント』とは、1992年7月14日に発売されたスーパーファミコン用ゲームソフトで、マウスとマウスパッドが同梱されたスーパーファミコン初のマウス専用ソフトである。もちろん任天堂。
だいたいWikipedia


「初の」と書いてあるが、スーパーファミコンで他にマウス専用ソフトがあったのかどうか、残念ながら我々に知る術はない。術はない!(面倒くさいから調べないぞという意思表示)

 真っ白い画面にカーソルが出て、それをマウスで動かして線を引く。線はやがて絵となり山となり。
 色も塗れる。
 基本的には繋がった線の中を刷毛ツールで一律に塗りつぶすだけだが、線が途切れていると、ベーっとはみ出してしまう。画面全体が一色に塗りつぶされると場が盛り上がった。
 スプレーツールや他にも何かあった気がするが、我々(私と兄)はあまり使いこなせていなかった。それでも楽しかった。
 マリオペイントでプロが描いた物を見たら陰影のある絵が仕上がっていたので、頑張ればそれなりにちゃんとしたデジタルアートが描ける、「さすが任天堂」なゲームソフトである。

 絵を描く以外に、マウス操作に慣れる為のミニゲーム「はえたたき」や、作曲も出来た。
 作曲は五線譜に音符代わりのアイコンをスタンプのように乗せていく。
 猫なら「にゃー」、犬なら「ワン」という鳴き声。自動車はクラクションだったかな。
 これもやりようによってはちゃんとした音楽を作れたのだろうが、私たちがやっていたのはただひたすら適当にスタンプを押して最速で再生ということだった。
 中でもよく使った「音」が「人の声」。
 おそらく「うふん」とか「あはん」とかちょっと色っぽい声のつもり、の「音」。
 スーパーファミコンなので実際に音声が出ているわけではなく、あくまで「声」みたいに聞こえる「音」。
 私たちには「ガガア」と聞こえていた。
 この「音」のアイコンは「肉色の頭髪のない人の顔」のような物だったのだが、幼なじみが「研ナオコに似てる」と言ったので私たちは「ナオコ」と呼んでいた。

たしかこんな感じ。研ナオコさんは好きです。

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