ぴゅっとそこまで静岡へ
6月なのに真夏日の暑さ。
と思いきや、肌寒かった夏至。
梅雨入りしたはずなのに曇りの日が続き、
関東の梅雨入り前に沖縄は梅雨明け。
そんなどこまでも気分屋のお天気さんに
困惑させられた6月(←まったく❕)に、
行ってきました、静岡〜〜〜☺️
とはいえ、日帰りで、なおかつ、真の目的は「ライブ」なので、静岡観光はお昼過ぎまでというかなり限られた時間⏳
そんなときこそ、いかに散策できるかが腕の見せ所(誰への?
前日の夜、早めに就寝して万全の体制で参戦するつもりだったのに、静岡駅をリサーチしていたら睡眠3時間という大失態。
おめめのむくみとくま、、。
推しにお向けするなんてとてもじゃないようなビジュになってしまった、、。
けれど、せっかく静岡に行くのなら、呑気に東京で寝ていないで、ライブまでの時間を有効活用するしかない!
と、旅行時に謎に湧き立つ体力をもとに、早起きして、眠い目を擦りながら静岡到着したのでした。(9時15分🐓)
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最初に向かったのは「石部屋」さん。
ここは、安倍川もち発祥のお店。
靴を脱ぎ、ちゃぶ台と座布団が並んだ畳の小上がりへ。お店の中を見渡していると、さっそく安倍川もちがご登場。
ほんの〜り温かいあんこ。
ほっほっと息を吐くような熱さでもないそれは、自然と温もりを宿したあんこ。
これは実際にお店で食べないと感じられない温度帯の味だよな〜と思うと、ぬるま湯に浸かるときのようにじわじわ〜っと心の紐がほどけていった。ほっこり。
団子と白玉の間のようなお餅も、かたすぎずやわらかすぎない、程よい弾力。
この安倍川もちなら、いくら喉に詰まらせても許せます。()
江戸時代から東海道を旅する人たちが立ち寄ってひと息ついた、と言われる石部屋。
徳川なんとかも食べたらしい。
まさに、地元の人たちや観光で歩き疲れた人たち(私も含む)の休憩所のような、憩いの場のような雰囲気。
時代を超えても、こうやってみんながほっとできる場所になっていて、私はその時代の一部"令和"という時代に、石部屋で安倍川もちを食べられている。そのことに感謝だ。
お〜い、徳川なんとか〜、今の石部屋を天から見てるか〜?そちが食べた安倍川もちは今の時代も愛されてっぞ〜!!
(無視された🙃())
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電車の時間までまだ時間があったので、紺屋町商店街へ。
焼き立てのどらやきを提供してくれるという「河内屋」さんは、時間の都合上断念、、🥲
焼き立てどら焼きと出会っていた可能性を想うと、河内屋さんの前を通るときは自然と歩くスピードも遅くなっていた。
そんな中、なんだかしょっぱいものが欲しいな〜とのらりくらり歩いていたら、なんとそこにはおでんがありました。
ときに人はこれを運命とよぶ。
🥰
『静岡おでん おがわ』さん
だいこん、しのだまき、糸コン。
「出汁粉かけますか?」
というおでん屋さんで初めてのその言葉に、
「だ、だし、だし?な、なんですか?」
とどぎまぎしてしまった。
しょっぱいもの摂取に出汁の染みたおでん。
ベストアンサーでは?
食べ終わるまでに15分かかったかな?
さくっと食べてお店を出る、この感じ、、
あれ、おでんってもしや、日本古来のファストフードですか?!
こんなに健康的なファストフード、最高ですね?!?!
と自論をつくるなどした。
ライブは静岡出身の大学時代のサークルの先輩と参戦。なので、ライブ前に静岡おでんのことを聞いてみた。
静岡は、家でも出汁粉をかけるのが普通だということ、そして、はんぺんが黒いというのも特徴らしかった。
「たしかに黒はんぺんってメニューにあったな〜!」と黒はんぺんを選ばなかったのを後悔、、
すると、先輩が「はんぺんは黒いもので、東京で白いはんぺんをみたとき驚いた」と言っていて、
え〜〜〜???!
とマスオさんばりの声が出た。
九州出身の子が関東のお醤油をしょっぱいと感じる、とか、そういう次元の話でもなく、
白いはんぺんがあると知りながら黒はんぺんを選んでいるわけでもない
(その先輩だけかもしれないけれど)
いちごは赤い、バナナは黄色い、くらい普通のことのように
はんぺんは黒い、が静岡県民の「常識」というまでもない常識だったことが衝撃だった。
次回、静岡に行くときは、静岡おでんの黒はんぺんを食べると心に決めた。
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静岡駅周辺、最後の目的地は「ななや」
東京の唯一の店舗が大学の近くにあったというのに、そこにはなかなか行けていなかった。
世界一濃い抹茶ジェラート(上)と玉露(下)
一口食べて「こ〜〜〜っ!」と発してしまいそうなほどの濃さ(1人だったので発せなかった)
こんなに抹茶をふんだんに使える静岡の茶葉生産量どない??
口の中に燦然と存在感を放つ強烈な抹茶。
そんな「超抹茶」を「抹茶」にするべく、お水を飲みました。濃い味って甘いものでも何でもお水が欲しくなるんだな〜と学んだ。
玉露は新茶のようなまろやかな味わい。
私は玉露の方が好みでした💚🤍
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静岡駅に向かいながらブラブラと歩く。
寄り道もほどほどに、お土産も買って、
ライブ会場へと向かった。
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帰りの新幹線。自由席。
お一人で座ってらしたおばあちゃま
(おばあさまというほど着飾られたわけでもなく、おばあちゃんというほどお年を召しているわけでもないので、ここはおばあちゃまと呼ばせていただこう)
のお隣に座らせてもらった。
ライブ終わりのオタクたちがあまりにも大勢乗ってくるので「今日は何かあったの?」と聞かれ、そこからおばあちゃまとの会話が始まった。
そのおばあちゃまは、長崎旅行からの帰りらしく、なんと、長崎にいる甥っ子さん姪っ子さんが旅費を全て出してくれたのだそう、、!
素敵な甥っ子さん姪っ子さんだな〜としみじみ。
この方の隣に座ってよかったな、これこそ一期一会だな、と運命のようなものを感じた。
もうこれが最後の旅行かもしれない、と言っていたおばあちゃまから教わったのは、
人生後悔しないようにね、歯は大事にするのよ
ということ。
歳をとっても美味しく食べ物を食べられるように歯を大事にしなければ、と常々思っていたので、おばあちゃまに言われて、さらに深く心に刻まれた✊
「お腹空いてる?いいものあげる☺️」と言われていただいた長崎・佐世保のスイートポテト。
シナモンとラム酒が効いていてとても美味しかったな〜〜💭
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<<お土産編>>
清水屋 黒大奴
ずっと食べてみたかった清水屋の黒大奴。
開封の儀はお休みの日まで待てないので、
お仕事の日、少し早めに起きて、ななやで買った天然玉露「あさつゆ」とともに朝おやつ。
あさつゆを一口飲むと、新緑の季節が舞い降りてきて、"茶畑に佇む女性1名"、だった。
見てくださいこの艶。
ハイライトでも塗ったんか??
この艶といい色といい、
昔、ピッカピカの泥団子を作る泥団子磨きの名人いたよな?とちょっと思い出したりもする。
中のこし餡は、とても老舗あんこの味がした。
(老舗のお店には、老舗ならではの、"老舗あんこの味"があると感じるのは私だけですか、、?)
さらっとぽくっとしたこし餡は、そんな老舗あんこの、真顔で面白い顔を何一つしないような、朴訥とした端正な味。
あさつゆの渋みとも、とても相性がよかった。
お茶を飲むと心が静まり、落ち着くのだなと改めて。
玄関の扉を開けると、朝おやつの幸せを助長するように外は晴れていて、とても気分よく出勤できた😌
こんな日はハンバートハンバートがぴったりだな〜と思い流した曲。
イヤホンから流れるお二人の声に癒されていたら、ハンバートハンバートが好きなsちゃん(このnoteにも度々登場する)を思い出した。
sちゃんも今日という日が幸せな1日になるといいなと、sちゃんの幸せを願った。
このことはまだsちゃんには内緒😉
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この旅?で、静岡って、東京からぴゅっと行ってぴゅっと帰ってこられるということを初めて知った。
なんだかとてもちょうどよいな〜
伊豆とか熱海とか、日帰り1人旅でも行っちゃおうかな〜🐟
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