女性向けマシュマロへの返信4

同人即売会での差し入れの心得とは?

最初に思うのは「そんなやつおる!?!?!?!?」

その人、明らかに異常だで!?!?!?!?
その時はたまたま虫の居所が悪かったとか、精神が不安定な時期だったとか、実はマロ主が書いてないだけで裏で100の失礼な行為を働いていたとかじゃないと納得できないで!?

別に名乗りも差し入れも普通のことじゃないからね!?
あればラッキーくらいのもんよ!?そういう人はね、人に期待をし過ぎなの。それか自分という同人作家はこうあるべきだという理想像に囚われ過ぎてる。もしかするとちょっと名のある同人作家だったのかもしれない。それだから本当は買いに来てくれるだけでも有難い存在なのに、そのことを忘れちゃったんだね…

こんなことを書いておきながら、私は最近ぜんぜん同人誌即売会に行ってない。それは欲しいジャンルで中途半端に知り合いが多いから。妙に知り合いだとどう声を掛けたらいいのかわからない。というか顔は割れていないから、声を出して「その本ください」と言えばいいのだが、配信者故に逆に声が割れているという状況…もしイベントに行くならば身バレしないように、欲しい本を指差し、そっと代金を置き、颯爽と消えていく…そんな風に振る舞わなければならない。まるでタバコを買いに来たおっさん…イベントであれば明らか不審者だ。だから私はイベントに出られない。後日通販で購入している。

そんな事情に比べれば、見ず知らずの他人なんてだいぶ気が楽だで!?
失敗したとしても「変な人」とだけ作家に記憶されるだけで○○さんだなんて認識されないんだからさ。 

私も純粋な買い手だった時はかなりイベントに行きやすかった。SNS時代だとジャンルごとにコミュニティがあり、人付き合いがあるから、馴れ合いが必要な場面も出てくる。これからも仲良くしましょうねというような、謂わば会社の接待。(ちなみに同人イベントでの差し入れは接待交際費として確定申告で計上できるぞ!)だから別に付き合いのない人には要らないもの。

それなのに今はかなり差し入れ文化が浸透していると思った。
私がまだ雛鳥だった頃は、普通にこれください。はいどうぞだけだったよ。
いちいち挨拶してたりすると後ろの人の邪魔になるしね...…
イベントに現れるのは「本を頒布したい同人作家」と「本が欲しいファン」であって薄い関係性だった。同人仲間は同人仲間での付き合いがほとんどだったかも。新刊交換したり差し入れしたりね。

けれど、SNS時代になると個人の付き合いが活発になった。
というか作家との距離が爆発的に縮まってしまった!!
良くも悪くも昔は神様のような存在だった作家が今では会いに行けるアイドルくらい気軽で身近な存在になってしまった!!

これはこれで在り方としては正しいのかもしれない。
でもそんな神様だった存在だった時代でさえ差し入れ文化はなかった!!自分が確認できていないだけかもしれないけど!!名乗り文化もそんな聞かなかった。手渡しされる一瞬を見計らって「応援してます」とか「○○さんが描く○○」が好きですと伝えられればラッキーなくらい。

それなのに、どうして今はそんな文化が定着してしまったのか…

私のイベントの思い出なんて、サークル主がスペースで爆睡してて隣のサークル主と協力してなんとか起こして目的の本を受け取ったとかそんな風にわりと皆テキトーだったぞ……趣味の場でそんな畏まる必要ある!?

Twitterでも似たような話があるな…
十数年前からTwitterやってて昔はそんな文化なかったのにいつの間にか定着している文化…無言フォローが当たり前だったのに今では失礼扱いされてたり、なんか気軽な付き合いが難しくなってる気がする。

それだけ自我が拡大してしまっているのかもしれない。
マナーが勝手に作られて、勝手に失礼まで作られてしまっている状態。
差し入れなんてお気持ちで十分、もらえるのが当たり前だと思っているから、もらえない時にムカつくの。一番はやっぱり来てくれることだよ。(とマロ主が被害を被った作家に言いたい)

もし他の同人作家が差し入れをいっぱいもらったという写真をあげても気にしちゃダメ!完売という二文字に動揺しちゃダメ! 人気サークルになることに憧れちゃダメ!ファンの数を比較して自分はダメなやつだと思っちゃダメ!と言ってもそれが結構難しいことではあるけれど……

そんな時は今のオタクの活動を会社という枠に収めてしまおう。差し入れは取引先への手土産、オフ会は取引先との接待、オタク同士の観光や観劇は現地視察や研修旅行。一気に楽しくなくなる!

我々引きこもりオタクは活発なオタクのことを影で羨んでしまうが、交流しなかったことで無限の煩わしさから逃れているのも確か…それくらい人間関係は諸刃の剣やぞ

話が逸れたのでマロ主が聞きたいことを再確認してみよう。

・大手に差し入れ(手紙・めぐりズム)は迷惑がられないか?

知らねーよバーーーーーーーーーーカ!!!!!!!
生まれてこの方大手だったことはねーーーーーわ!!!!!

でも鳩は偉いのでちゃんと調査してきました。
一番喜ばれるのは手紙だって

手紙は嵩張らないし、保存の心配しなくていいし、捨てない限りずっと残るもんね。ファンレターの力って強大で、ゲームでいうと使っても無くならない回復役だよ。読む度に元気とやる気と生きていく希望が湧くよ。変なこと書かない限りね!

喜ばれるもの
・手紙
・めぐりズム
・ご当地限定のお菓子類

※それでも例外な人はいるので、手紙NGと公言していないかちゃんとチェックしておこう!

気をつけるもの
・その人が食べれないもの
・ナマモノの取り扱い(生焼け手作りなんて論外だよ!)
・アレルギーの表示や賞味期限の記載がないお菓子
・日持ちしないもの、常温で保管できないもの
・封が開けてあるもの(バラのお菓子詰め合わせが困るという人がいた)
・嵩張るもの、大きいもの、複雑な形のもの
・高価なもの、手作りのもの、永遠に残るもの(単純にもらった人が困る)

人によってはありなもの、困るもの
茶葉や珈琲、煙草、酒等の嗜好品(こだわりが強いこど悲劇が起こる)
・金券(図書カードは資料代になるけど施し受けているようで嫌って人も)
・同人誌(地雷表現とかあったら大変だし今の時代はなかなか難しい)
・栄養ドリンク(男性向けだとわりとあるらしい…嘘やろ…)
・ウケ狙いの品物(これは付き合いの長さとか考慮しないと事故る)
・下ネタを踏まえたお菓子やグッズ(18禁描いてても相手は人間!)
・グッズ類(持ってない推しグッズのなら嬉しいかもしれない)

こうして並べてみるとマロ主はだいぶ研究して差し入れを選んだのかもしれない。だったら聞く必要なくない!?とも思うけれども!!

結局差し入れは気持ち。
好きな人に元気になって欲しくて送る純粋な気持ち。
気持ちが大きすぎても受け取れないし、気持ちが粗末過ぎても扱いに困る。

一番は受け取る人が嬉しいかどうかで、自分がしたいことは二の次だと思う。食べ物をあげても相手がアレルギーなこともあれば糖尿病のことも、ダイエット中だって可能性もあるからね。

失敗したくない人はちょっと学習しておくといいかもしれない。
@アカウント名 差し入れとかアレルギーで検索してみたりね…
そこまでするとストーカーちっくだけど。

それか思い切って差し入れをしないという選択肢!
だって当たり前じゃないからね。みんながやっているからといって別に真似しなくてもいい。むしろ気持ちがないまま儀式化されていく方が怖いかもしれない。好きだから感想を伝えたい、好きだから美味しいものを食べて欲しい、好きだから癒されて欲しいという気持ちから差し入れを送って欲しい。

まぁ私はイベント出ないから送る側でももらう側でもないんだけどね!!

ここまで読んでくれた作家さんは自分の欲しい差し入れをここぞとばかりにアピールしよう!!








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