見出し画像

今週のEC界隈よもやま話(2020.8.15)

EC界隈は決算報告が出ていますが、すごいことになっている。

成長率右肩あがり急カーブすぎて、なんじゃこりゃ!状態。

後半でざっくり未来予想してます。


EC各社の決算報告

楽天

・2020年1−6月期(第2四半期)
・前年同期比12.5%↑
・流通総額 1兆9580億円


Yahoo!

・2020年4-6月期 
・前年同期比85.9%↑
・流通総額3793億円


BASE

・2020年1-6月期 
・前年同期比77%↑
・流通総額約300億円


コロナでEC嫌いも通販継続利用

緊急事態宣言は出されないようだが、感染者は増加の一途。油断が許されないなか、コロナきっかけで始めた通販や宅飯サービスが生活にしっくりきて、今後も継続利用の傾向。今後もまだまだ伸びそうです。

今まで先入観で避けてきた人も、意外とECいいじゃん。ネットの買い物楽しいじゃん!と感じているのではないだろうか。


マスクEC登場

いまやマスクはファッションアイテムの一部。縫製メーカーが運営する100枚からオリジナルマスクを作れるECが登場。この波はもっと広がっていくだろう。例えば、イラストレーター達が多く利用しているTシャツやトートバックに印刷して簡単にオリジナル商品がつくれるサイトのラインナップに、マスクは当たり前に入ってくるだろう。

ファッション性の高いマスクのまとめはこちら。


ECモールカオスマップから見る今後

過去3年間のECモール&プラットフォームのマップをみて思うのは、専門カテゴリーのモールの伸び率はイマイチで、消えているモールも多くある。

専門カテゴリーのモールでは、ギフトモールが今年になってから15億円の資金調達をしているので、今後に期待ではある。楽天ではギフト設定にしにくさから、店舗が力を入れたくてもいれられない状況がある。アマゾンはギフト対応してはいるが、それ以前の問題が多すぎて、ラッピングや特別感を演出したいギフトをわざわざアマゾンで買おうというユーザーは、今はほとんどないだろう。「Anny」も参画したようなので、おしゃれギフトといえばギフモール、となるか。カタログギフト類を網羅できたら相当広がりそう。

購入から得られる喜び以外の価値を提供していく時代だから、D2Cブランドも支持されている。

ふるさと納税やクラウドファンディングが伸びているのは、

・ふるさと納税=税金がお得になる

・クラウドファンディング =応援する喜び

と、今までとは違う価値を提供できているからではないだろうか。

今年以降は、M&Aしながら楽天・Yahoo!が少しづつ規模を拡大していくのではと思う。

電波と金融を仕切れるくらいの規模じゃないと、EC市場も仕切れないのかなといったところです。

年内には、toC向けで新しい動きが起こるのではないでしょうか。

いただいたサポートは、より良い発信のための経験や勉強代にしていきます。