今週のEC界隈よもやま話(2020.10.4)
オンライン接客の反応がイマイチ上がりきらない中、オンライン試着(バーチャルフィッティング)を始めるショップが増えてきた。ECやWebサービスは伸び率の格差がすごい。外資系企業は企業の枠を超えて、一部国の役割を担うかのような動きもある。
オンライン試着はECの定番となるのか?
「mimi33」ピアスのオンライン試着サービス。私も試してみたけど、コツをつかめばなかなか良かった。
最初は顔を合わすのが難しくて、絶対こんなにピラスサイズ大きくないでしょ!と手間取ったが、自分の顔に合う柄やデザインなのか、イメージできるのが良い。着用サイズはモデル着用画像があれば確認できる。
オンライン試着機能があるかどうかで、ユーザーの満足度が変わる日は近いはず。
画像の無料提供が当たり前になる
ジブリが映画8作品400枚の画像の無料提供を開始した。「常識の範囲でお使いください」とされている。
メーカーやECショップは、オリジナル商品画像の無断使用に頭を抱えてきたが、わたし個人的にはフリアマプリ用に商品画像を提供してしまうのが良いのでは?とずっと考えていた。これだけCtoCが当たり前になって消費行動が多様化されてきているので、画像を使うな抑え込むほうが無理だ。
モデルの肖像権や使用期限の問題はあるが、モデル事務所やカメラマンとの交渉もこの流れを汲んで行っていくべき。
今後、ジブリだけでなく多くのアニメや映画が画像の無料提供を始めるだろう。
Facebook、Googleは企業の枠を超えてきた
Facebookは企業の枠を超えて、コロナで打撃のあった中小企業に3億円支援。企業の在り方、国の在り方を考えさせられる。一部はFacebookの無料広告枠のようですが。
Googleも学生ローン返済の支援を開始。
外資系企業は、こういうスピード感が日本とは桁違いに早い。コロナで時代が変化していくということは、働き方も、働く人の気持ちも変化するということ。
企業の在り方だけ変わればいいってもんじゃない。企業は人でできている。そこで働く人の気持ちに、どれだけ”早く敏感に”寄り添っていけるかが、これからの優秀な人材確保のキーになるのかもしれない。
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