「想定していたターゲットと購買層に大きなズレがある...」ときにやること
ブランドを立ち上げて3年ほど経つと増える相談があります。
「こういうブランドになりたい」「こういう人に届けたい」の想いがあると思いますが、このズレが生じてくると、どうすればいいかわからず動けなくなってしまうオーナーさんがいます。
そんな時は、この先どうしていきたいのかを決めましょう。
自分が決めたターゲットに商品を売る
欲しいと思っている人に商品を売る
この2つは、似て非なるものです。
「ビジネス」として確立させていきたいのであれば、欲しいと思っている人に売る、が大鉄則です。
ただ、決めるのはオーナーさん自身なので、
自分は絶対に「自分が決めたターゲット」にしか売りたくない!!
と思うなら、それはそれで良いです。
しかしこの場合、ブランドは成長しにくく趣味で終わる場合がほとんどです。
あなたは、お菓子屋さんだったとします。
たまたま、気まぐれで作ったTシャツが人気になったとします。
「このプリント素敵!これと同じTシャツが欲しい!」
と言われたら、どうしますか?
「私はTシャツなんて売りたくないです。うちはお菓子屋ので、金輪際、お菓子しか売りません!!」
と言いますか?
お菓子だけでビジネスが十分に成り立っていて、潤っているなら別ですよ。
こだわりとして「専門店」のスタイルを貫くのも良いでしょう。
しかし、Tシャツを求められているのなら、アイテムを拡大していくのがビジネスの考え方です。(すごく単純に言うとね)
この視点を持てるかどうかが、趣味とビジネスの分かれ目です。
想定していたターゲットと購買層に大きなズレがあるなら、
少しづつ購買層に寄せていきましょう。
その方が確実に売れるし、ブランドが大きくなります。
ここで違和感を感じたあなた。
きっと、こう思いましたよね?
「ブランドなのに、それでいいの?なんか…お客さんに媚びるみたいで嫌だ」
その気持ちはわかります。
ブランドは、「お客様に寄り添うことはあっても、媚びる必要はない」というのが私の考えです。
ブランドを成長させていくには、
「ビジネス視点」と「ブランディング視点」が必要です。
「お菓子屋だから、Tシャツは絶対に作りたくない!」
では、ビジネス視点を無視していまが、
「お菓子屋だけど、お客様に求められているならTシャツも作ってみよう!お菓子屋だからこそ、作れるTシャツってどんなものかな?」
は、「ビジネス視点」と「ブランディング視点」の両方があります。
「ビジネス視点」を取り入れたからといって、「ブランディング」は崩れません。
「ブランディング」が崩れたように見える時は、デザインやビジュアルへの落とし込みが甘いときです。
ブランドオーナーさんは、デザインをしたり、自分の思い描いた世界をビジュアルへ落としこむセンスに優れている方は非常に多いです。
なので、もう少しだけ視野を広げていきましょう。
ブランドを大きく成長させたいなら、
「ビジネス視点」と「ブランディング視点」を持つ
「ビジネス視点」を入れても「ブランディング」は崩れない
既存のブランドの世界観に、ビジネス視点を加えてビジュアルを作る
それこそがブランドのセンスの見せ所
「ブランド」も「ビジネス」も、
商品を買ってくれる人がいないと成立しません。
あなたの商品を、1人でも多くの人へ届けていきましょうね。
いただいたサポートは、より良い発信のための経験や勉強代にしていきます。