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今週のEC界隈よもやま話(2020.11.29)

旅行会社の大手HISがECサイトオープン

コロナで大打撃となった旅行業界。Gotoトラベルも物議をかもしていて、安心して海外旅行へいけるようになるには、もうしばらく時間がかかりそうだ。そんな中、旅行会社大手がECサイトをオープンした。

『“よりすぐりのスポット”から“よりすぐりのモノ”を“よりすぐりのストーリー”に沿って』をコンセプトにしたショップ。

海外の現地スタッフが、お土産物とはちがうその土地ならではのものを紹介しているECサイト。今までありそうでなかった切り口だ。世界中の現地スタッフと繋がりがあるHIS。郷土愛溢れるバイヤーを大勢抱えている、という味方をすれば非常に面白いショップ展開になっていくかもしれない。

海外製品を紹介するだけのサイトではかわり映えがせず、よっぽど個性のあるショップでないと注目されないが、HISがどういった方向性で運用をしていくのか楽しみ。


ヤマトHDとSHOWROOMが組んでストーリー消費

物流のヤマトHDとライブコマースのSHOWROOMが組んで、ストーリーライブコマースで生産者の声を届ける販売支援の仕組みをスタートした。2021年は、今年に引き続きストーリー消費が加速していくはず。生産者にスポットライトを当てていく新たなビジネルモデルがどんどん出てくるはず。


コメダ珈琲の、実店舗と競合しないEC戦略

ECや宅配にシフトしていっている飲食業界だが、コメダ珈琲はちょっと違うな路線を行こうとしている気がする。コメダ珈琲はモーニングやスイーツのイメージも強いが”ファン"に対する販促を強化している。

ECで実店舗と同じものを販売する場合、ECの方は若干高めの価格設定をしていて、店舗と競合しない工夫をしている。

今年の春から、コメダファンが交流できるオウンドメディアも解説した。「さんかく屋根の下」というメディア名もコメダらしいが、ファンなら見入ってしまうコンテンツもあって、

「あ、珈琲飲みたいな。っていうかコメダ行きたいな」と思ってしまう。こんな時だから、ファンが集まる場所は必要なんだろうな。


Oisixの手作りおせち

今年は帰省もせず家でゆっくり過ごす人も多い。今年はおせちでも作ってみるか、と考える人は多いだろう。私もだて巻きとなま酢くらいは手作りしようかしら、なんて考えていた。手作りキットは来年も好調の予感。


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