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ひきこもりの解決7(現在と、振り返り)

noteの存在をテレビで知って、その場で開設してから約2ヶ月。
娘の過去の約10年、不登校、ひきこもり、統合失調症、長期ひきこもり予備軍を経て、現在明るく元気に社会復帰するまでを書いています。

どなたかのお役に立つことがあるかもしれないと、当時を思い出し順を追って書いていますが、
重い内容が長く続きそうなので、

今後は記事の冒頭に、現在の状況を併せて書いて、同時に過去を振り返ってみたいなと思います。

現在 27歳

好きな仕事に辿り着く

娘は現在、古着のオークションサイトの仕事をA型作業所でしています。
元々洋服が好きで、作業はとても楽しいらしいのと、イラストを描くなど自分に出来ることをさせてもらえて、やり甲斐も感じているようです。
本人はそんな生活を望んでいました。
私もとても嬉しいです。

職場で仲良くなった男女数名が、来月私の家(娘は近くでひとり暮らし)に遊びに来てくれるとのことで、
うちでホームパーティーしようということらしく、私も巻き込まれるらしいです‥、 え、そういう趣旨の集まりなの?!
今から楽しみにしています。
お料理したり、ゲームしたり、
うちでお寿司を握ってくれる人までいるそう??で
何やら私への差し入れをあれこれ考えてくれているんだとか‥
えええ‥ ありがたいことです。

過去に娘には、そんな楽しそうなお友達との繋がりは皆無だったので、今精一杯喜んで生きている感じがします。

社交的に過ごすことは神経に触り、楽しくも何ともなく、逃れたい思いで一杯だったこれまでの娘。
特に性格が大きく変わったわけではありません。でも社会と関わることの何もかもが嫌だったわけでもありません。
長く苦しみもがいて来ましたが、少し変化しながら、今はきっと居心地の良い場所を見つけたんだと思います。☺️☺️

ここからは10年以上前の過去の記録になります。

2011年 15歳

距離を空ける

前回の続きです。
家族3人の中で、その時ばかりは誰よりも不幸のどん底に落ちた私、
(娘は大喜びだったはずの高校入学直後から再びの不登校、ウツで寝たり起きたりの主人との暮らしから私もストレスフルに。
何故か背中全体が凝ってしまい、半歩ずつしか歩けなくなる中、30年来の親友を突然亡くしました‥)

もう限界、誰のことも考えたくないし、背負えない。
二人が私に協力してくれる逆転現象となりました。
自分のことは自分で面倒をみることが当たり前に。

そもそもそれでいいんですよね‥ 
殆どの時間、二人とも家にいましたから‥ 
主人は出社ウツでしたが買い物へは出かけられました。
娘は寝てばかりでしたが、自分のために飼い始めたウサギの面倒を見たり、時々は簡単な食事を主人と作るなどはしました。

半月〜1ヶ月ほど経って私も少し落ち着いた頃、
家族のあいだの風通しこそ、停滞した家の空気を打破するのではと、そして息が詰まっていた私は、

思い切ってウィークリーマンションを借りて寝起きし、自宅と職場との三角形で往き来することを始めました。

それは、1年前の心療内科で初診察を受けたとき最初に、お医者さんからの思いがけないアドバイス、
不登校になったら、できるだけ子供から離れて、親御さんは家を出て別に住んでも良いくらいなんですよ。 
さすがに現実離れし過ぎて目からウロコだったわけですが、理解するためには良いヒントをもらいました。

みんなしんどいのだから、もう、ふわ~っとしよう。

心身をいたわり、お互いに誰もが負い目を負うことなく、ただ、食べたり起きたりして(私は仕事もしながら)日々を過ごしました。

不思議なことに、
家の中に良い風が吹いているな〜
と感じる発見がありました。
やってみるんもんだなあ‥ 

もう少し続けたかったんですが、お金がかかり過ぎるので、2週間借りたウィークリーマンションを出たあとは、更に2週間、
実家に戻って同じように過ごしました。
(が、母親からのストーカー並みの過干渉に遭い(私48歳でしたけど!)、それはそれでストレスでした)

自分の家族のほうとはひとまず、
向き合い過ぎないようにしました。結論を出す必要がないので、淡々と過ごすだけでした。

私はウツではなかったとはいえ、
会社でも、ひきこもり=怠け者と位置づけしてしまうパート仲間の理解を得られずにいたので、悶々としてしんどいものでした。

その後も、気持ちが煮詰まりすぎると何度かウィークリーマンションを借り、
部屋に友達を招いたり(日頃出来なかったので)、
その時だけは自分の思うように過ごしました。

2012年 16歳

家庭訪問

春になり、殆ど通っていない高校から、1年の時の学年主任と担任の先生が家庭訪問してくださいました。
学年主任とは、1年の不登校が始まったときの面談以来でしたが、その時は、思春期に悩みは付きもの。友達同士のすれ違いを気にしなくても良いんだよ。という、
優しい言葉掛けではありましたが、集団生活が苦痛というそもそもの原因を抱える当事者としては、あまり理解はされていないものなんだなという実感があったのを覚えています。

もちろんこの時も心配してくださっていたことに変わりはなく、
担任の先生もとても良い先生で、ドアの外から呼びかけても部屋から出ては来なかった娘でしたが、穏やかに近況報告することは出来たので、それなりに安心して帰って行かれました。

高卒認定試験


夏休み、娘は高卒認定試験を受けることを決め、合格して、心置きなく高校は退学しました。

対人恐怖があり家から出ること一つ出来なかった娘が、果たして試験会場で、しかも朝から夕方までの長時間、2日間にわたる試験を受けることなど出来るものなのかと、不安しかありませんでしたが、何とか頑張って受け終えました。
相当なパワーを使ったと思います。それだけでも感動したほどです。

本人は、実はこの時久しぶりに目にする同年代がまぶしく、特に身綺麗にしているお姉さんなどは、プラスの刺激になったそうです。

次回は、本格的ひきこもり〜精神疾患〜一度目の入院 について 書きます🍀

読んで下さってありがとうございます✨☺️

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