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アドバイスとコンサルティング

リトアニアに戻って、ようやく店舗のことを前に進めつつあります。今の最大のフラストレーションは、リトアニアの「職能」と「プロフェッショナルサービス」について。

例えば、既存店を改装するときに、日本では内装屋さんや建築家さん、デザイナーさんにパースや図面を依頼する。キッチンだけだと厨房機器メーカーさんにお願いすることもある。図面を描いてくれた人にお願いすれば、工事をする人も紹介してもらえる。さらにどちらかが全体の工事をマネジメントしてくれる。プロと話をしながら詰めていく。

こちらでは、全部自分でやる必要がある。厳密には、大工さんとか、ペンキやさんとか、私の指示に従って「作業」する人しか見つからない。私が小規模だからと言うのもあるんだろうけど。この壁はこういう色にしましょう、照明が少し少ないですね、カウンターは云々、みたいな会話ができる人がゼロ。もちろん、図面やパースを描いてくれる人も見つからない。

全て自分で調べて決めて、コンサルさんや大工さんにプレゼンし、まずはそこで価格などについてダメ出しされる。指摘された点をもう一回自分で考えて、修正案を出す。。。そうこうしている内に、次は友人が飲食業界で仕事している人を連れてきてくれて、事業案の説明を求められ、また別のアドバイスをしてくれる。アドバイスというにはやや強いかな。

リトアニアではお客さんは一度しか来ない、そのチャンスを逃すともう再起の可能性はない。

そんなんじゃリトアニア人の期待に応えられない。

友人は私のことを心配してくれてる。それはとっても有り難い。しかし、これがリトアニアの進め方なんだろうか。他人のビジネスについて、誰もが自分の意見を言う権利があるんだろうか。それを拝聴しなければ、人間関係が気まずくなると思うのは、日本人のメンタリティで、「ほっといて」と言えばそれまでなのかもしれない。

リトアニアには、小規模を対象としたコンサルサービスも、店舗開業をマネジメントするサービスもないんだと思う。まぁ、開業を決めた人が周りにいたら、全力で止める国だもんね。そんなサービス成り立たないか。

そんなこんなでイライラマックスに到達した1日でした。


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