見出し画像

旧暦にこだわる理由が知りたい!

今久しぶりにシンガポールに来ました。
2023年の旧暦のお正月は1月23日でした。
シンガポールに着いたのは25日だったので、お正月から3日後たっていましたが、街中すっかりお正月ムード。

街の至る所でも新春のデコレーションが

この旧暦でお正月をお祝いするのは中国圏や華僑の人たちだけなんだそうです。
で、この旧暦ってどうやって計算するのか気になったので調べてみました。

ウィキペディアによると、

中国の暦法はいわゆる太陰太陽暦であり、1月の長さを月の月齢約29.53日を基準に1年における月の配列を太陽の運行を基準に定める。

なのだそうです。

一方私たちが現在使っている暦はグレゴリオ暦と言って、地球が太陽を回る一周するのが大体365日5時間48分45.179秒だとして一年を計算しています。

1ヶ月は29.53日あるとする大陰太陽暦では、1年は29.53日が12ヶ月あるので354.36日ということになり、ちょっとずつずれるのは当たり前なのですが、謎なのは絶対に1月22日〜2月19日までの間を移動しているってことなんです。

それはどうやって計算してるのかはネットで調べても出てこず、謎のままなのですが、なぜ中国圏は旧暦を守ろうとしているんでしょうね?

少し前に書いた、ロシア正教会のクリスマスも他の国々とのクリスマスの日程が違っていました。

その理由は、ロシアはつい最近までグレゴリオ歴ではなく、ユリウス歴を使っていたからなんだとか。

このユリウス暦の名前の由来になった人は、あの「ブルータスお前もか」で有名な、ユリウス・カエサルです。この暦ができたのは、紀元前45年。その当時からほとんど正確に地球が太陽を一周回る日程を計算できてたってことですよね。すごいです。

ユリウス暦は一年を365.25日と計算していたので、実際よりも11分ぐらいだけでほとんど誤差はないように思いますが、それが100年以上も経ってしまうと随分日にちがずれるってことで、16世紀の終わりにグレゴリオ暦に変えたそうです。

もう一つ、毎年日にちが変わるイベントがあるのです。

それは復活祭。
フランスではパックと呼ばれるのですが、毎年日にちが変わります。
なぜなら、

カソリック教では、春分の後の最初の満月の直後の日曜日が復活日と定めているから、

なのだそうです。
日にちを決めてしまうより、その日にお祝いしたほうがいいってことなんでしょうけれど、ユダヤ教のお祭りの日だったりして、実際にその日にイエスが復活したということではないんではないかと。。。

デザートまでも正月バージョン

毎年決まった日にお祝いせず、変動するのはどんな意味があるんでしょうね。
そんなことを考えながら、街のあちこちに見られる飾りを見ながらシンガポールを楽しんでおりますが、どなたか理由を知っている人は教えてくださいませ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?