ダンス初心者あるあるを早く言いたい

ヒロコブギーです。noteを始めました。
理由は主に思考の整理です。

また、Youtubeで私が話すだけの動画を発信するのは最近気が乗らなくなってしまい(なんか偉そうで嫌だった。過去動画もほぼ非公開にした。)お蔵入りしそうなYouTube台本たちを救うため、という理由もあります。

私が皆さんに何かしら指南する形ではなく、ただただ日々の気づきを記録していこうかなと思います。

さて、1記事目の話題ですが、
最近Jazzダンスを習ったりヨガをやったり新しいことに挑戦することが多いのですが、その際に得た気づきについて。

私は16歳からダンスを習い始め、18歳の時にロックというジャンルに出会い、それからロックダンスを中心に10年程ダンスを続けてきました。
諸先輩方に比べれば10年なんてまだまだ新キャラですが、一応ロックダンスにおいては自信を持って他人に指導できるぐらいのレベルまで頑張ってきたかな〜・・・と思います。

ところが他のジャンルのダンスにおいては、ワックやポップなどオールドスクールのダンスには多少触れてきたものの、ジャズダンスに関してはレッスンに行ったことすらありませんでした。

とはいえ全く興味がなかったわけではなく・・

アメリカのHipHopダンサーがバーレッスンをしている様子をインスタにあげているのをみて、普段はかなりゴリゴリな彼女が繊細にバレエをするそのギャップがめちゃくちゃかっこよくて、私もバレエやりたいな〜と思ったり

ロックダンスのOG・アルファオメガが超華麗なターンからスプリットからの超ファンキーなLOCKINGを踊る姿を見てかっけえ!!てなったり

LOCKERSのメンバー・トニーバジルのPV?でスキーターラビット、JAZZY J、POPIN PETEがバレエダンサーと白鳥の湖でロッキンする映像見て衝撃受けたり

とまぁずっとJazzダンスとかバレエってかっこいいな〜とは思っていたんですが、思っているだけで特に練習するわけでもなく。

コロナの自粛期間で時間ができた時バレエのレッスンに数ヶ月通ったものの、生活が再び忙しくなると共にフェードアウトしてしまいました。

やっぱりいくらダンスを長年やっていようと、他のジャンルを始めようとなるとなかなかの気合が必要ですね。

そんな中、仕事でジャズダンスを踊る機会が舞い込んできました。
去年の12月から今年の1月にかけて出演させて頂きました梅棒さんの舞台です。

ロックダンスを踊らせていただく場面はあったのですが、振り付けのほとんどがジャズで。しかも当たり前ですが仕事なので絶対踊れるようにならないといけないという状況。それはそれは必死で練習しましたね・・・

ただでさえ不器用で振り覚えが悪いので、めちゃ大変だったのですが、この経験からやっぱJazz踊れないとダメやな。と痛感致しまして、舞台が終わって速攻でJazzのレッスンを調べ、スタジオに入会しレッスンに通うことを決めました。

梅棒の稽古初日を彷彿とさせる必死さでかなり見苦しい姿を晒しつつ、終始顔は死んでいますが、新しいことにチャレンジするワクワクで毎回ホクホクで帰宅しています。楽しい。

私はキッズからダンスしているわけでもないし、運動神経悪い上にかなりの不器用で、センスは完全に平均以下のところからなんとか練習量でカバーしてきたタイプの人です。

だから自分がダンスインストラクターとして他人に教える時に初心者やできない人の気持ちがわかることが強みだなと思っていたのですが、今回ジャズのレッスンや梅棒さんの舞台の経験を通じて改めて、初心者の頃のできない気持ちってこんな感じだったわ。。。というのをめちゃくちゃ思い出すことができました。

前置きが大変長くなったのですが、自分の今後のインストラクティングにも役立てるかなと思うので、
今回は「ダンス初心者あるある」を綴っていこうかなと思います。

「レッスンに何着ていったらいいかわからん」

まずこれですよね。
特にストリートダンサーがジャズのクラスに行くとき、またその逆も然り。
ほとんどの人がぶち当たる最初の壁ではないでしょうか。

ストリートダンスのレッスン着って割と自由度高いですよね。
レッスンにもよりますが、意外と「THE・練習着」って感じではなく。割と普段着と変わりないのかなと思います。ジーパンとか帽子とか。別に寒くないけどシャツ羽織ったり、実際邪魔やけど大きいピアスしがちだったり。

一方ジャズ系のレッスンって、みんな優しい素材のオーガニックな服を纏っているイメージがあります。ターンした時にたなびく感じの。
やっぱりジーパンでグランプリエとかできないですもんね。キャップなんて被ろうもんなら開始5分で爆死します。あと色味も優しいアースカラーか、漆黒のイメージがあります。

また、これに派生して裸足なのか否か問題も発生しますね。さらに更衣室からスタジオまでどのタイミングで靴下を脱ぐのか問題も発生しがちです。

初心者の戦いはこのレッスン着選びから始まっているといえます。


「先週と同じ内容めちゃくちゃ助かる」

この気づきは本当に自分が教えるときに役立つと思いました。

インストラクターをしてると、「生徒さんには毎週フレッシュな内容をお届けしなくちゃ・・・」「同じ基礎練ばかりやってるとみんな飽きるんじゃないかな・・・」とついつい思ってしまい、毎回違うことをやりたくなってしまうのですが、

初心者的には「何が起こるかわからないドキドキワクワク感」より「確実に練習してきたことを確認できる安心感」の方が有難いなあと感じました。

もちろん、「確実に練習してきたことを確認できる安心感」だけを続けていてもそれ以上の成長はないので、「何が起こるかわからないドキドキワクワク感」は必ず体験することにはなるのですが、「安心感」と「ドキドキ」の絶妙なバランス(6:4ぐらい。いや、7:3かな・・・)を保つことが大事だなと思いました。

初心者クラスであればあるほど「安心感」の割合大きめ、上級者クラスであるほど「ドキドキ」の割合大きめなどレベルやクラスの目的によって適した割合があるのかなーと。

ここでいう「安心感」は具体的には基礎練習、「ドキドキ」は基礎の応用や振り付けにあたるのかなと思います。

私が地味な基礎練習大好きっ子だからそう感じるだけの可能性もありますが、毎週同じことの繰り返しでも満足感は高いんだなあと勉強になりました。ヨガのレッスンとかも毎回内容一緒ですしね。

やっぱり「先週はできなかったけど今週はできた!」という成功体験によってやる気って生まれますもんね。内容が同じ方がこの変化はわかりやすいですね。
あと、先生に「先週となんも変わってへんやないかい!練習してへんやないかい!」と思われないために練習を頑張る原動力にもなりそうです。

あと上級者になればなるほどこの「安心感」パートを「ああ・・これね。はいはい、余裕っス」と言わんばかりに適当にこなしてしまう人がいるのですが「安心感」パート(a.k.a基礎パート)にきっちり取り組むべきというのは上級者でも変わりないですね。

長年の付き合いがある友人に、ふとした時に「え、お前ってそんなことできんの?」と新たな一面を発見するように、すでに知っている基礎の中に新たな発見をすることもありますからね。


「やる気はめっちゃあるけど練習方法がわからない」

これはジャズのレッスンで。というより、梅棒の舞台に出た時に初めてお芝居なるものを経験して感じたことですね。

ジャズダンスに関しては、ロックダンスを始めた当初やっていたように振り付けをひたすら覚えて反復練習練習しまくればある程度踊れるようになる。ということは分かっていたのですが、

お芝居に関しては、しばらく「頑張りたい気持ちはめっちゃあるけど、何を頑張ったらいいかわからない状態」でした。そもそも基礎練とかあるのか?ダンスみたいにひたすら反復練習するのか?役作りってどうやってやんの・・・?という調子で、最初の数週間は白目剥いてました。

役作りやお芝居の練習の仕方まで演技指導してくれるわけではないので、自分で頑張るしかない。本を読んでみたり、周りの役者さん達にめちゃくちゃ質問したり、周囲の助けもあって、なんとか途中から「頑張り方」が分かってきました。(めっちゃ話脱線しそうなので詳しくは割愛します)

これはダンス初心者の方も同じ状況の方いるんじゃないでしょうか。

最近「独学大全」という本を読んだのですが、その本の中で
『独学者は、学ぶ対象のものについての知識が全くない状態で学習計画を自分で作らなければならないので、学習計画を何度も練り直す必要がある』
的なことが書いてありました。(引用史上最強にざっくりですみません)

確かに知らない分野の正しい学習計画なんて立てられませんよね。知らないから今から学ぶんだし。サッカーやったことないのにサッカー部の練習メニュー決めるとか無理ですし。

ですが練習方法を模索する段階にこそ成長のチャンスがあると思います。

前提として誰にでも通用する最強の学習メニューなんてありません。
Aさんにとっては一番良いと感じたメニューもBさんにはあまりしっくりこなかったりします。
その人の性格や元々持っている資質によって変わる部分だと思います。

練習方法や学習メニューを決めるということは、自分はどんなふうになりたくて、今の自分には何が足りなくて、どのようにすればそれを補えるかということを考えるということです。

ダンスレッスンに通っていると、先生が練習するべきことを教えてくれますが、なぜこれを練習するのかを理解しているか否で、同じ練習をしていても成長に差が出る気がします。

何が言いたいかよくわかんなくなってきましたが、「何を練習するべきか考えるところから練習は始まっている」ということでまとめておきます。


まとめ

ちょっとメモ程度に書いとこか。ぐらいの気持ちで書き始めたのですが想像の5倍ぐらい長文になり、4000字を超えたあたりから怖くなってきました。

まとめるの難しいですが、常に自分は初心者なんだという学びの姿勢で生きていたいです。もちろんロックダンスに関してもいつまでも初心者の気持ちで取り組みたいです。

なかやまきんに君さんが「筋トレ歴24年。まだまだ初心者です。ようやくスタートラインに立てたかなというくらいです。」とツイートしていて痺れました。

ベタな言葉ですが、自分は出来てると思った瞬間に成長は止まってしまうので、常に学びの気持ちを忘れずに今日も手首を巻きたいと思います。

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