見出し画像

AppleMusicをうろつく楽しみ

世間様は何かとタイパを重視している今日この頃。
もちろん、私も時間は大事だ。『Time is money』だと思っていない人はこの世にいないだろう。

音楽系アプリにもAIが組み込まれていることは周知の事実。
私が使っているAppleMusicにもAIが入っているようなのだが、これが少々ポンコツなのだ。

2015年のサービス開始当初から使い続け、『好き』や『そうでもない』をアピールし続けること、早9年。
いまだに「それ、ちが~う」な曲をオススメされることがある。
日本人アーティストの楽曲を聞くと、そこから1週間以上、ものすごい数の日本語の曲がオススメされる。
アイドル系に至っては、そもそも聴いたことがないのに、なぜかオススメされてしまう。
ついでに言うと、日本人アーティストに関しては何でもいいわけではなく、ボーカルがある曲はほぼ決まった人やグループの曲しか聴かない。

西洋の曲も、ボーカルが入っている曲は好みが細かいかもしれない。
男性・女性のいずれでも、透明感のある歌声でないと他の楽曲にまで進んでいないような気がする。

しかし、中国語の曲はこの限りではない。
私がAppleMusicで聴く曲はドラマのオリジナルサウンドトラック(=OST)が多いので、音楽がダイナミックで、声の好みを凌駕している作りになっている。
もともとバラード系が好みではなかった私でも、音楽の壮大さに惹かれてゆっくり目の曲を楽しむようになった。

ちなみに、先日からちょいちょい名前を出しているリウ・ユーニンさんも『OST歌手』として好評を博していて、そのおかげでちょいちょい新曲が出てくる。
もちろん、バラードも楽しんでいる。


でも、AppleMusicのポンコツぶりは嫌いじゃない。
AIの精度に関してはSpotifyの後塵を拝していると思うが、そのおかげで出会う楽曲もある。
バラードに『いいね』をつけることはあまりないが、それでもめげずに中国語のバラードをオススメしてくる。
まぁ、西洋のバラードをすすめてくることはないので、よしとしよう。

AppleMusicはリアル本屋に近いかもしれない。
オンライン書店は私の好みを分かっているので、すぐに必要な本にたどり着けるが、無駄を排除するのは、時としてもったいない。
リアル書店で数学の本を探していて、勢い余って近くの物理学の本を買ってしまうこともある。ただし、勢い余っての本は積ん読コーナーで冬眠する可能性が高いが。

今日も私は、興味のない曲の間に隠れている名曲を探している。
まるで宝探しをしているような気分だ。
気に入った曲を見つけたら、すかさず『華流 激推し』というプレイリストに入れることにしている。
そんな名曲たちが、疲れた時にやる家事を乗り切る力になるのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?