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まずはゴール設定...が、むずかしかった 210日#3

90日一周×2のレッスンは北極星を目指す日々

わたしの師は、見た目改革の取り組み全体で終始一貫した指導を徹底していました。

表現や切り口を変えたり。
人によって変えたり。
段階によって変えたり。
「その時、もっとも受け取りやすいであろう表現」を使って、ずっと同じことを繰り返し伝えてくださいました。

話が巧みで表現力豊か。
なおかつ、いつも一貫している。

それはまるで、常に同じ場所に上る北極星のよう。

ファッションやメイクなど、「装うこと」全般にまるで興味関心がなかったわたしは、
「あの星を目指して進むのみ」
という状態でいることができました。

引率者がしっかりしていると、こんなに物事すすめやすいのか...と、提供者としても学びが多かった90日二周でしたね。


ゴールを決める。そこから始まる...のだが、ゴールまでの道が長かった

ファッションに興味はないけれど。
「こういう風に見せていきたい」という希望は、あるわけです。

画家として、人前に立つ機会が来たら、こういうスタイルで...という目安は、ある。

でも。
本当に、それでいいのか?


龍や神仏を描く人
 ↓
ストイック風に見えるほうが望ましい?
あるいは、和のテイストをドーンと押し出した方がわかりやすい?
 ↓
着物は自分で着付けが出来ないし、不自由。
 ↓
実用性も高いし、ま、作務衣でいいか。


という、至って安易な発想でしか、考えてこなかったわけです。

一周目の90日チャレンジコースの序盤、レッスンは

自分は、この仕事で何を実現しようとしているのか。
どういう人に向けてしようとしているのか。
どういったコンセプトで展開するのか。

そんな、ビジネスセミナーばりの深堀りから、入りました。

結局、そこがきちんと紐付いていなければ、いくら「おしゃれ」になったところで意味がない。
おしゃれだ女子力だ...というのは、ブランディングではない。

かといって。
よくある「講師ならスーツ」「リラクゼーションなら白衣」のような画一的で紋切り型のスタイルは、ただ大勢の中に埋もれるだけ。
誰の記憶にも残らない。

どうしたら、「わたしが、それをやる意味と意義」を投影したスタイルを作れるのか。

まさしく、薄々感じていた「安易に作務衣で、本当にいいのかな」というところに切り込んでいったわけですね。


その時に、徹底指導されたのが

「ゼロから作り出すのではなく、徹底して真似なさい」

ということ。


現状の自分の引き出しには、過去の情報しか入っていない。
今取り組み始めたのは、過去の再現ではなく、未来を作ること。

この先、どのようなコンセプトで活動していくのか。
そして、それを、今よりもランクアップできる、そのための手段になり得る表現で伝えなくてはならない。

未来の自分を表現するのだから。
今までの古いデータには、それはないのですよ。

けど、ないものから発想は、困難。

だから、「今すでに存在しているもの」をサンプルにする。

ただし。
素人が考えたものではなく、プロの手によって創り上げられたプロの表現でなくてはならない。

なぜなら。
わたし達は「人様に提供するプロとして活動していくための立ち位置」を、上げたいのだから。
それに相応しい表現をしていく必要があるのです。

さあ、どうする?


モデリングのためのサンプルを選ぶ
女優さんやモデルさん(読者モデルはNG)
映画や雑誌やCMなどに使われた画像
コーディネイトやメイクをプロが作り
照明や撮影、監督、全てプロ
そして、被写体も、写るプロ

そういう画像から、自分の目指したいイメージを探す。

これが、思いのほか、難しかったのですよ。

固定観念が邪魔をします。

「いやいや、自分はこんなスタイルよくないし」
「いやいや、この細い人だからこの衣装キレイなのに」
「いやいや」
「いやいや」
その連続。

よし、これくらいの体型の人なら、まだなんとか...
のように選んだ対象は、
「それ、やりたいイメージと違いますよね。できそう、という選び方はNGです」
と、バッサリです。

できそう=過去を引っ張った選択
できそう=安全パイに収まろうとしている

で?
それで、このチャレンジに取り組む意味、ありますか?


そのやり取りが、何度も繰り返されました。
同期生のやり取りを見る=疑似体験を含めたら、ものすごい回数、このやり取りをしました。

それでも、なかなか、自分の中に落とし込めない。


いいな、と思った画像は、どこを「いいな」と感じたのか。
配色なのか
衣装デザインなのか
着こなし方なのか
写っている小物類か
それとも、もっと他の要素か

そういうことを深堀していく中で、「よし、今回のゴールは、ここにしよう」というイメージを固めていくのです。

今までビジネスにせよ広告宣伝にせよ生き方にせよ、学ぶ中で必ず出てくるのが
「モデリング」
です。
3DCGのモデリングではないですよ。
「成功事例に倣う」という「モデリング」です。

でも、真似るって言ってもね...
人が違う、環境が違う...なのに、真似るって言われても...

と、このコースでチャレンジするまで、思っていました。
もちろん、このコースでそれを求められた時も、思っていました。
目標イメージを作っていく過程を実践することで、やっとなんとなく、モデリングのやり方を理解できた感じです。

同時に、それがいかに効果があるか。
使いこなすことで、どれほど効率が上がるか。

実体験を積みました。

今まだ、他の分野に応用を試みている途中ですが。
このレッスンに取り組む前には、まるで意味がわからなかったことが、少しは見えてきています。


「写されるプロ」

イメージを固めていく段階で実感したことは数多いのですが。
その中でも、これをやらなかったらここまで感じることはなかっただろうな...というのは
「被写体としてのプロの凄さ」
です。

長くなってきたので、それについては次回の記事に。

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