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日記、のようなもの #137 不安と期待となにかもう少し

明日は半年ぶりにCTを撮る日。
私は2019年の秋に膵NETと診断されて手術を受けました。とはいえ、手術前には確定診断は出ず、摘出したものを生検し、膵NETと確定。
それからようやく4年半。おそらく今回と、5年目の次回の検査で経過観察は終了のはず。

NETとは神経内分泌腫瘍という悪性腫瘍のひとつ。
若い頃、言われるがままにガン保険に入ってたんだけど、この件で保険会社に電話をしたときにこの腫瘍の名前を言っても誰一人ピンと来てなかった。ガン保険の特約に当たるかどうかがコールセンターの方は判断できず、術後に診断書を確認ってことになったんですよね。
結果、ガン特約が認められて手術代は保険で賄えてラッキーでした。

コールセンターの方が判断できないというのは、つまり症例があまり多くはないから。
かつては10万人に一人と言われてたようですが、最近では増えてきているようです。きっとCTなどの精度が上がって、NETと診断される人が増えたんだろうな。ずっと以前ならガンと一括りにされてたみたいなので。

主治医からはガンほど悪性度は高くない悪性腫瘍と説明を受けました。ガンよりは進行が遅く再発や転移の確率も低いらしい。
それでもやはり再発や転移の可能性はあるので、5年ほどは半年に一度CTを撮って経過観察をするということになっています。

私は人間ドックのエコー検査で「はっきりとは見えないけど、膵管が肥大してるから膵臓にたぶん腫瘍か何かがある。だから早めに精密検査に行くように」と言われてそれで発覚しました。
あのときの技師さんには本当に感謝しています。自覚症状はいっさいなくて、エコー検査でそう言ってもらわなければきっとずっとわからなかったと思うのね。

それからいろんな検査をして、けれど手術前まで結局なんにも自覚症状はなくて、だから結局いまだにNETというもののことはよくわかっていません。
ひとによって出る症状は結構幅があるみたいだし、まだまだ研究途上の部分もあるみたい。
診断されて割と初期に調べたときと今とでは、国立がんセンターのサイト内の記載も変わってきているので、もう少し経つともっといろんなことがわかってくるんだろうなと思います。
手術前に、私の症例もそう言った機関に報告するという誓約書?に署名したので、私の腫瘍の検査も役立っているといいなあ。

そういうわけで明日は検査です。血液検査とCTで、明日は朝から絶食。
検査後は毎回ご褒美として美味しいものを食べに行くことにしています。明日は何にしようかな。

今回もなにごともなく無事に終わりますように。

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