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日記、のようなもの #59 月に想う

2022/11/8

今日は442年ぶりの皆既月食と同時の天王星食だったとか。
ということは、織田信長の生きていた時代……なのかな?あまり歴史は詳しくないのでわからないのですが、だいたいそういう時代だったようですね。
しかも442年前にはまだ天王星は発見されていなかったので、天王星を天王星とちゃんと認識しての皆既月食かつ天王星食というのは初めてなんですってね。
442年前に想いを馳せるなんてとても贅沢な話です。

本当は今日は写真を載せたかったのですが、私のスマホではとてもこういうところに載せて他人様にお見せできるレベルのものは撮れませんでした。
それでも一応、部分食、皆既食、部分食、と写真は撮ったので、何年後か何十年後かに見返すのを楽しみにしています。

そんな今日、Twitterでは月に関するSFについて呟いてる方々もいらっしゃったようですね。
月SFといえば、『星を継ぐもの』とか『第六大陸』とかが好きです。
アンディ・ウイアーの『アルテミス』はまだ読んでいないのでここに上げられないのが残念。アンディ・ウイアーだったらきっと好きに決まってる。
が、月SFといえば、やっぱり『竹取物語』ははずせない。つまりかぐや姫ですね。
子供の頃には単に不思議な話と思いつつ読んだり聞いたりしていましたが、大人になって改めて読み返してみると、あれはまごうかたなきSFですよね。
竹から生まれ、すくすくと美しく育ち、五人の男性から求婚される。結婚する条件として無理難題をつきつけ、誰も想いを遂げることはできない。そして月に帰らなければならない、月から迎えが来ると言い、帝以下多くの人が彼女を護っているのに、彼女は空へ、月へ帰ってしまう。

こんなにいろんな要素が詰まった話が、おそらくは平安時代に成立していたなんて本当にすごいですよね。
世界最古のSFとなると、2世紀に成立したのではないかと言われる他の話があるそうで『竹取物語』は最古ではないですが、それにしてもすごい。

『竹取物語』についてはきっといろんな方が研究されていて、素人の私があらためて言うようなことではないのは重々承知していますが、それにしても考えれば考えるほどすごいお話だなぁと思います。

とはいえ、ちゃんと読んだのはもうずいぶんと前の話。
大人になった今、きちんと読み返してみたいと思っているお話です。

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