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お前の存在が俺を熱くさせる!〜ライバルについて考える〜

どうも、世界中のヒトや組織の可能性を拡げたい、ヒロッキーです。

株式会社アトラエに新卒で入社し、エンジニアをやっています。

突然ですが、ライバルっていいですよね。僕は漫画やアニメが好きなのですが、ライバル同士、お互いの力を認め合いつつも、アイツにだけは負けられない、みたいな関係に最近ハマっています。

このnoteでは、ライバルについて考えてみることで、組織におけるライバルの可能性について模索してみようと思います。

「ライバル視」と「ライバル関係」

はじめに、このnote内で用いる言葉の定義を決めておきたいと思います。「ライバル視」「ライバル関係」についてです。

【ライバル視】
相手を一方的に競争相手とみなすこと。主語が一人。

「ライバル視」は、相手がどう思っているかにかかわらず、一方的に行うことができます。例えば、僕は宮﨑駿のことを一方的に競争相手だと思っていますが、これは「ライバル視」している状態だと言えます。

【ライバル関係】
双方が互いに競争相手だと認識し合っていること。主語が二人。

一方、「ライバル関係」は、相手も自分をライバルとみなして初めて成立するものです。例えば、僕が宮﨑駿から嫉妬されるような存在になれば、「ライバル関係」が成立したと言えるでしょう。

つまり「ライバル関係」は、二人がお互いに「ライバル視」している状態と言えます。

格上の相手をライバル視する

格上の相手をライバル視することは、言うまでもなく人を成長させます。つまり、ある点において自分より優れた人を一方的に競争相手とみなすことで、日々の思考や行動のレベルが上がると思います。

また、人は往々にして易きに流れるもので、モチベーションを継続することは非常に難しいことですが、ライバルの存在は、それを簡単にすると考えています。

目標を諦めそうになった時、否が応でもライバルの存在がある。目標のレベルを下げてもいいかと思った時、自分の気持ちなんかお構いなしにライバルは成長し続けている。

僕が負けず嫌いなだけかもしれませんが、一人では弱くても、ライバルがいれば強くなれる、と考えています。

そして、せっかくライバル視するのであれば、自分より格上の相手を選ぶべきである…そんな風に考えていた時期が僕にもありました。

格下の相手もライバル視する

「格下」という表現は人を見下しているニュアンスが含まれますが、本意ではなく、「格上」という表現の対比としてご理解ください。

格下の相手をライバル視することは、相手の成長スピードを侮らないことを意味します。今、相手は自分より格下かもしれませんが、いずれ追いつき追い抜く存在かもしれません。

相手が同じ組織に所属する仲間の場合、相手の成長は組織の成長であり、自分にとっても喜ばしいことです。

格下の成長を望み、サポートすることが自分の役割だとすると、その成長スピードは自分のサポートにある程度依存すると思います。だからこそ、相手をライバルだと思えるほど、相手の成長に期待をかけることが重要だと思っています。

ライバル関係のすすめ

さて、ここまで「ライバル視」について考えてきましたが、最後に「ライバル関係」についても触れたいと思います。

格上・格下の両方において、相手を一方的にライバル視することにメリットがあることは、これまで見てきた通りです。

では、二人の間で相互にライバル視すると?

繰り返しになりますが、「ライバル関係」は、二人がお互いに「ライバル視」している状態だと言えます。一方的にライバル視していた相手からライバルとして認識されるようになると、ライバル関係がスタートします。ライバル関係においては、相手の存在が自分を成長させ、自分の存在が相手を成長させることで、どこまでも高め合える二人になれるはずです。

では、組織の中でライバル視が複雑に絡み合うと?

お互いにライバル視してライバル関係が成立することもあれば、一方的なライバル視になることもあるでしょう。どちらも人と組織を成長させるだけでなく、力関係や階層を超えた協力と競争を生み出します。そこでは、格上・格下とか、経験の長さといった概念が、人を区別するためではなく、人を活かすためのものになっていると思います。これこそフラットな組織だと、僕は思っています。

さいごに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

アトラエでは、上司や部下といった概念がないフラットな組織を創っていますが、実力の差や競争といった概念は存在します。「フラット」という言葉に囚われると、一見矛盾しているように感じるかもしれませんが、「ライバル」をめぐる考察を通して、フラットな組織とはどういったものか書いてみました。

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