スライド16

あとがき

 本テキストを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
 プロマジシャンの在り方や、必要なスキル、この業界の行方、経営に関する様々な考え方をここまで解説してきました。
 本書は、これからマジシャンになる人から、年収1000万円ほどのプロマジシャンを対象に書かれていますが、本書で学んだ考え方や戦略などを実践していただければ、十分に1000万円に届く実力を手に入れることができるでしょう。
 しかし、とりっと氏は、1000万円のレベルに止まるマジシャンとなることを推奨しているわけではありません。
 年収1000万円というのは、年商1億円のレベルにステップアップするための通り道であると理解してほしいのです。
 本書は、より大きな夢や、より大きなビジョンを持つことを推奨してはいますが、しかし、実現するための道筋が見えてはじめて大きなビジョンが持てるということもあるでしょう。
 そういう人々は、まずは、より身近な1000万円という売り上げを目指し、それが可能だと思えたらその先を目指すという手順も良いでしょう。

 1000万円を目指すのと、それ以上を目指すのでは、大きく方法論が変わってくることになります。1億円の売り上げは、1000万円の延長上にはないのです。というのも、1000万円というのは、あなたという労働者ひとりによる労働収入のほぼ上限値であるからです。
 一流プロ野球選手や売れっ子芸能人などと同じほどの才能豊かなマジシャンであれば、あるいは、その上限をゆうに超えられるかもしれません。しかし、テキスト書とは、そのような特殊な才能を前提としてではなく、一般平均的な能力によって稼ぐための方法論を紹介しなければなりません。
 これらのテーマは、本書ではなく、次回作のテーマとなります。

 もし経営に関して知りたいことなどあれば、コメント欄に書いていただければ、次のテキストにてお答えすることができるかもしれません。

 これを読んだあなたが、マジシャンとして成功することを心より願っています。

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