塚原と廣木のルーティン
これまで、様々なポイントを紹介してきたが、では、実際に私たちはどのようなマジックを演じているのか。
この章では、私塚原ゆうきと、監修の廣木涼氏の実際のルーティンと、そのルーティンを組んだ理由などの考え方を解説する。
また、私たちがポケットの中にどのようなものを常備しているかの情報も併せて記載する。
マジシャンのルーティンは、ラーメンのレシピのようなものであり、基本的に門外不出である。
私たちは、自分のルーティンをここで公開するべきかどうか、散々議論を尽くした。いわば、これこそが「飯のタネ」であり、このルーティンによって、私たちはマジシャンとして生きているのである。そのルーティンを、毎月数十万円を稼いできた飯のタネを公開するには、記事やマガジンの値段は安すぎはしないか。そのような話にもなった。
そして議論を尽くした結果、読者の役に立てて欲しいと願い、公開することと決めた。
しかも、レシピのみならず、なぜそのレシピにしたのか、という考え方も同時に解説している。考えがあってレシピを作っているのであり、目的なく同じレシピを使っても、納得する結果にならない可能性があるからだ。
私たちの飯のタネを知った上で、あなたの飯のタネを構成するために役立てていただければ幸いである。
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