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人気マジシャンになる秘訣

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「マジックが上達すれば、有名になって人気者になれる」そう思う人は多いことでしょうが、実際はマジシャンの世界はそう単純ではないのです。マジック業界の酸いも甘いも知り尽くすからくりど… もっと読む
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記事一覧

目次(人気マジシャンになる秘訣)

はじめに 1章:マジックを学ぶ方法 ・どの媒体で学ぶか ・誰に学ぶか 2章:マジック道具について ・ルイスタネンの少年 ・マジックグッズはダサい? ・マジックグッズの深い闇 ・悪魔の常套手段 ・闇がまかり通る理由 ・今の時代の注意点 ・マジックショップの紹介 ・マジック業界外から見たマジックグッズ ・このアングラな世界の未来を想う 3章:テーブルマジックとステージマジック ・それぞれの特徴を知る ・テーブルマジシャン、ステージマジックを学ぶ ・成功するためのセオリ

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はじめに(人気マジシャンになる秘訣)

筆者あいさつ 本書『人気マジシャンになる秘訣』に目を向けていただき、ありがとうございます。  この作品の企画・編集と文章を務めたヒーローウッドエンターテイメントの廣木涼と申します。    ヒーローウッドエンターテイメントでは、これまでに『ストリートマジックハンドブック』『テーブルホッピング入門』『大道芸スタートアップガイド』『マジシャン必見!とりっと式経営術』など、若手マジシャンたちがプロとして活動する上で役立つ情報を提供してまいりました。  プロマジシャンになること自体は

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1章:マジックを学ぶ方法

どの媒体で学ぶか 小さい頃、近所のオモチャ屋さんで手品道具に出会いました。  株式会社テンヨーというマジック道具メーカーの商品が、ほぼ全品500円程度で売っていた時代のお話です。  早速、お小遣いでひとつだけ購入し、自分の部屋でこっそり開封してみた時の衝撃は今でも忘れられません。 「こういう仕掛けを使えば、こんな不思議な現象が起こせるんだ!」  当時の私にとって、とても扱い難い道具でしたが、解説書を必死で読みながら何とか理解しました。  そして、やっとの思い覚えたマジックをお

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2章:マジック道具について

 マジックの学び方と併せて重要なのは、マジック道具の仕入れ方です。  長くマジックを続けようと思えば、様々なマジック道具との出会いがありますが、しかし、マジック道具も多種多様で、きちんと性質を理解しておかなければ、思わぬトラブルに見舞われてしまうこともあります。    この章では、マジックの商品について、《マジックグッズの効能(良い点・悪い点)》や《マジックグッズの闇》を思うところ・感じる所を幾つか挙げてまいります。  是非参考にして頂き、損や無駄や被害を最小限に押さえ、有効

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3章:テーブルマジックとステージマジック

それぞれの特徴を知るマジックの区分け  マジックもいろいろなジャンルに区分けされますから、何から学び始めようかと悩む方もいらっしゃるかもしれません。  まずは、どんな区分けがあるかをを簡単にご紹介します。 テーブルマジック(クロースアップマジック)  お客様の目の前で演じるトランプ、コインなど小物を使った至近距離マジックで、1人~10人程度のお客様に演じるジャンルです。  各テーブルを廻りながらそれぞれのテーブルごとに演じるホッピングという形態も基本的にはこれに属する場合

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4章:テクニック論、オリジナル論

ギミックとテクニック マジック好きな方々の中には、《ギミック》と《テクニック》を対義語のように考える方がいらっしゃいます。  そして、それは時折、ギミック至上主義やテクニック至上主義に繋がっていきます。  テクニック至上主義とはたとえば、 「ギミックを使うのは初心者であり、テクニックこそが上級者の証」 というような考え方のことです。  もちろん、考え方は個人の自由ですから、それはそれでよいのですが、ただ、優れたマジックは《ギミック》と《テクニック》が共存していることも往々に

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5章:オリジナルマジックを作る

オリジナルマジックが重要な理由厚川昌夫賞  ご存知の方もおられると思いますが、かつて、新しいマジックを考案したマジシャンに与えられる厚川昌男賞がありました。  厚川昌夫(あつかわまさお)とは、マジシャンであり、直木賞作家でもいらっしゃる泡坂妻夫(あわさかつまお)先生の本名です。  厚川昌夫賞は1年に1人、オリジナリティの高いマジシャンに与えられる章でした。 厚川賞の始まり  オリジナルマジックを考案したマジシャンに与えられる厚川賞の起源は、テンカイ・パームでお馴染みの石

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6章:上達するために

マジック上達法 ここでは、マジックの上達法について説明しますが、そもそも「マジックが上達した状態」とは、いったいどういう状態のことなのでしょうか。  どういう状態になれば、「マジックが上達した」と言えるのでしょうか。  物凄くギミックの使い方が上手い状態でしょうか?  それとも、物凄くマジックグッズの扱いが上手い状態でしょうか?  あるいは、テクニックが物凄く上手い状態でしょうか?  いずれも大事なことです。  しかし、それを満たせば《人気マジシャン》になれるのか、と言う

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7章:マジシャンという職業

プロマジシャンとは これを読んでいる皆さんは、マジシャンの方でしょうか?  それとも、マジックをしない一般の方でしょうか?  どちらの方にしても、マジシャンという職業に、いろいろなイメージを持っていらっしゃることと思います。 ・好きな事を仕事にする? ・楽しみながら仕事をする? ・楽に稼げる? or 稼げない仕事? ・芸能界? ・器用じゃないと出来ない? ・マジックマニアから見たら持ちネタが少ない? ・大衆向きの簡単なマジックしか演じない? ・アンダーグラウンド? ・酒飲み

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8章:マジシャンとして収入を得ること

収入を得る マジシャンは、自分の存在やエンタメ性、知識をお客様に提供し、喜んで頂くことがお仕事になります。  そして、それを収入に変えなければなりません。  お金を稼がなければならないということです。  これには様々な方法があり、また、絶対こうすれば稼げるという法則があるわけでもありません。  ですから、ここではあくまでさまざまなマジシャンの例を、私の主観を交えて参考にしていただけるようにまとめてみたいと思います。

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おわりに(人気マジシャンになる秘訣)

筆者感想 本書を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。  からくりどーるさんの原案をもとに、文章を書かせていただきましたが、筆者としてだけではなく一マジシャンとして、とても勉強になる内容だったと、文章を書きながら思いました。  マジックが上手いことと人気マジシャンであることはどう違うのか。どのようにすれば人気マジシャンになれるのか。名だたる人気マジシャンたちの人気の源泉は何なのか。  それらを一般人視点や業界に浅いマジシャンの視点ではなく、業界を熟知するからくりどー

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