【香港🇭🇰「修養」日誌33】最後のワンタンスープと久しぶりのビール…帰れない2人と持続可能な戦争 @紅磡 20220531
「鮮蝦雲吞皇」最後の冷凍ワンタンスープを温める 食糧はもう無い 病み上がりの6歳と2人で引きこもり 児童だけの留守番は違法のため買い物行けず「セルフ兵糧攻め」 デリバリーすればいいじゃん!はその通りだが 胃腸炎の6歳はそんなに食べられないから大丈夫 というのと引きこもりスイッチが入ると億劫なのよ 最低限の動作で生命維持したくなる怠け者体質は親になろうと変わらない
夕方には6歳もほぼ回復 ネットスーパーの食料も届いて タイムテーブルが正常化していく
夜 久しぶりにビールを飲んだ 酔い覚ましの散歩も兼ねてサークルKに水を買いに行く マンションのソファーで身を寄せ合う恋人がいた 2人で部屋に帰れない事情を想像する 一緒に帰れない思い出というのも恋を引き立てますからね 『帰れない2人』は井上陽水が元祖だけどJUDY AND MARYも切ないよ ♪バランスだけで似合う2人だった〜
暗い部屋に戻り 酔った勢いで最終話まで一気見する 以下は往年のファンとして悦に浸って書いた感想
“戦争こそが最も効率的な経済行為”である という「真理」を正当化した<持続可能戦争>も 効率的であるが故に“富のバランスが著しく不均衡”となり<持続不可能>になる 軍産複合体による往年の帝国主義が再び地球を覆い 進化を制御しきれかったAIが大量の戦争難民とネットで繋がっていく 『攻殻機動隊 SAC_2045』が冷徹に描く2045年は意外と近い
『攻殻機動隊』は全身義体の女性の「裸」を執拗に描く 恥じらいもずんぐりもないパーフェクトな肌の曲線に ムラムラ出来ずモヤモヤする セクサロイドが普及し自らも義体化するかもしれない近未来で 官能も階層化する… そんなSF妄想を今回も存分に駆り立ててくれる渋い良作であった
♪JUDY AND MARY『帰れない2人』