『大統領の陰謀』でも結構話してくれるのね。
第一印象だけでわかった気に……なりませんでしたよ今夜は。
それは、意外だったから。
驚いたのは、官邸の黒幕から一般市民に至るまで、取材に「なかなか協力的」だということ。黙秘や感情的な否定はあっても、恣意的な嘘や詭弁はしない。
46年前のアメリカでは、メディアの果たすべき「権力の監視機能」へのリスペクトが、社会に常識的に行き渡っている印象。もちろん、その根本には、メディア側の愚直さがあって、日々の事実の丁寧な検証と積み重ねがあってこそなのですが。
あと、ダスティン・ホフマンは小さく伸びた背筋が印象的でした。