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思考錯誤(日記のような…)

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<我思う故に我あり>の手段を考えていると<我書く故に我あり>が採用されます。「書く」という手を動かす動作がどれだけ脳を回してくれるかの魅力に気づくのです。そんな書き物。
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2019年6月の記事一覧

SNSを利用することで、自らの怒りを「消費」してしまっている自覚はある。自腹も切らずに、風雨にも当たらずに、傷のない喜怒哀楽を、SNSの中で「売り買い」し、満足できてしまう。社会の絶望の絶対量は、ほぼ変わらないままだ。だから僕はまず、隣にいる貴方に何かを話さなくてはいけない。

東京五輪が燃やし尽くした、その先の焼け野原へと「進軍」が止まらない恐怖。いよいよ後戻りできないのかと緊張感が高まっています。チケット狂騒曲にあわせ、踊るも自由、踊らぬも自由なのでしょうが、まだ今は。これからさらに「動員・接収」が強化されていく中で、奪われていく心たちが心配です。

お見合いプロフィールに「趣味:テレビ視聴」と書いていただくわけにはいかないので。

近頃、視聴率に関するニュースや会話が急減した気がします。視聴率はそもそも「番組の質」を測…

「新聞休刊日みたいに、テレビも一斉に放送休む日作ろうよ〜」という意見は働き方の文脈でよく耳にしますが、何百万人が「テレビが無くても生きていけた」体験をする影響は計り知れないものがありそう。改元10連休で「会社が無くても生きていけた」と実感した人々が、生き方を模索し始めたように。

ホリエモンのような「生計の立て方」は真似しない方が無難です。単純にリスクが高いから。「強者の論理(=弱者排除)」は、少しでも「弱者」になれば排除されるので、むしろ「弱者」に落ちる可能性が高く、「弱者」に落ちた時の相互扶助も想定していない。彼の個人的な「極論ビジネス」に過ぎません。

男性が踏む<アクセル>に対し、女性がかける<ブレーキ>。<フットブレーキ>なのか<サイドブレーキ>なのか見極めが肝心!だそうだ。「動きだしちゃいそうだから」かける<サイドブレーキ>だったら、男性がそっと解除してあげればいいんだって。<サイドブレーキ>は2人の間にあるものだから。

芸人の独演会に酔いしれた帰り道。生きてきた分だけ、ちゃんと悩むから、言葉に魂が宿る。鬱屈を笑いに変えるパワーが生まれる。

ツンからデレにスイッチが切り替わる瞬間に立ち会える限り、恋は止まらないのだと。

『主戦場』はスリリングなインタビューエンターテインメントとしても十分ドキドキしながら観られますが、やはり記者という仕事柄もあって、監督の戦略と勇気に考えさせられることがあり。僕の感想noteはそんなに読む価値ありませんが、映画は必見の価値ありです。

『主戦場』という「意図的な切り取り」合戦でのミキ・デザキ監督のあっぱれな戦いっぷ…

元より、編集とは「意図的に切り取る」作業なので、『主戦場』を観た歴史修正主義者たちが「意…

「コミュニケーション」を実践的に意訳するならば「本気で感想を伝え合うこと」ではないでしょうか。表現した相手の勇気を受け止め、自身の魂にぶつけて、しばし悩み、言葉を精選し、伝える瞬間を見極める。大袈裟な言い回しをしましたが、誰かときちんと繋がるって多分そういうことです。

誰かが吐いた「毒」をあなたが飲みこんでも決して「お薬」にはなりません。疲労や強くならなきゃというストレスは、確実にカラダを蝕み、やつれた表情やシワや白髪となり表れます。「大人な吐き出し方」を覚えること、お互い背中をさすりあえる相手を見つけることが必要です。若さを失ってしまう前に。

仕事でなきゃ絶対やらないよねぇって仕事を面白がれればチャンスね。

『キングダム』は死者が生き続けるから面白怖い。

「乱世のリーダーシップ」とか言って、一介のビジネスマンを戦国武将で例える浅はかさへの嫌悪感から、その文脈で近頃使われがちで敬遠していた『キングダム 』のアニメを迂闊に見始めたら止まらない止まらない。超面白いですね。NHKで放送されたからか「エログロ無し」という制約の中、「史実」の説得力と情報量をベースにした物語の力で見事に魅せてくれます。主人公が強敵を前にどうやって覚醒するか「大喜利」の引き出しも豊富ですし、紀元前の中国の王朝や兵法や生活感の描写は知識欲を満たしてくれます。