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家具職人としての仕事について

こんにちは、倉敷の老舗家具屋「家具のひらやま」で3代目をさせていただいております。家具職人の林です。

今日は「家具職人としての仕事について」という話をお伝えできたらと思います。

今日は最近の出来事からぼんやり考えてることをアウトプットしたいと思っております。

今年48歳になってこれから体が徐々に動かなくなっていくであろう年齢を迎え今後の家具製作について考えることが増えました。
あと何年製作できるか考えたとき多く見積もってもあと20年くらいだと思うんです。

そうすると20年後までに何ができるか考えたら、徐々にでも誰かに仕事をふれるようにしとかないといけなんだろうなと思っております。

従業員として長くいてもらおうと思って雇用しても結局独立しない方はやめていったので、職人は育てるに特化させていったほうがいいのかなと思っております。

給料は安いが将来独立するための技術は提供して独立したらうちから仕事を流すサイクルがぐるぐる回る状況が作れたら僕がこの仕事を辞めても仕事が回っていくような気がしています。

最近、この今の僕のような仕事の仕方をしていると会社は大きくならないだろうなと思い始めました。
個人の能力や熱意に左右されるし誰でもできないし、人が育つまでに時間がかかるのにやめてしまうリスクがあるしすごく効率の悪い仕事なので人を増やすことも難しいなと考えています。

そうするとやる気のある人に独立してもらってそういった個人の職人さんを増やすようにしたほうがいいのだろうなと思い始めています。

まだ数年は動けるので今から少しづつうちにいた職人に仕事をしてもらって
ある程度仕事が回せるようになったら次の動きを始めたいと思っております。

今は職人の募集は止めていますがまた募集するときはこちらにも投稿しますが、家具職人になりたい方に少し厳しいことお伝えさせてください。
なんとなく家具職人になりたい人は学校いってください。学校行ってもなんとなく職人になりたい人はやめた方がいいです。
続かないと思います、あと自分の技術や知識は自分から学びにいかないのなら辞めた方がいいです。
時間内でも時間外でも学ぶことはたくさんあります。
好きだけじゃ続かないですが、大好きがない場合も続きません、口でだけならなんでも言えます、行動できない人はやめた方がいいと思います。

今プロでやっている人は何度も失敗して何度も落ち込んでるんです。
そのたくさんの心の傷に瘡蓋ができて治って強くなって今があるんです。
何があっても家具職人になる、独立するという人だけが家具職人になれると思います、大工さんより日当は安いし好きな人しかお客さんになってくれない職業です。

それでもやりたいという人じゃないと無理に決まっていますよね。
でも上部の言葉だけでなく本気でやりたいと思う人は頑張ってください。
僕もそうだったんでそういった人が増えてくれると嬉しいです。
そういう熱意を持った人に仕事をしてもらって引き継いでいってもらいたいと思っています。

頑張ってください。

家具職人についてはまだ伝えたいことがあるのでまた別の機会に投稿できたらと思います。

今日も見ていただいてありがとうございました。

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自己紹介
1975年生まれ
岡山県倉敷市生まれ、地元岡山県のデザイン専門学校卒業後無垢の家具の製作会社に就職その後独立、木工作家をしていたが家具のひらやま前社長である叔父の急遽により後を引き継ぐことになる。
趣味 仕事・お酒・たま~にサウナ

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