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第二新卒 転職活動記録

こんにちは。
青椒肉絲をこよなく愛しています、ヒロキです。

早速ですが、今回は転職活動の記録を残します。

主にはどのような経緯で転職に至ったのかを残します。
私もnoteで「転職理由」や「第二新卒」などと調べて、他の方々を参考にしていました。もし参考になれば嬉しいなと思います。

書いた内容については、転職面接で必ず聞かれる「転職理由」で深掘られたことをまとめるとこうなるな、といった感じです。
面接を控えている方や、漠然と「転職を考えているけどどういう理由のひとがいるの?」と疑問に思っている方がいればサンプルの1つとして持ち帰っていただければと思います。

なお、こういった自らの意見?経験?を世の中に発信するのは初めてなのですが、意思表明をすることで覚悟が醸成されていくような気がしました。頑張ります。

では早速、以下の目次で進めます。

1.簡単自己紹介

年齢:24歳(新卒3年目) ※2021/9 時点
大学:関西の国立大学・教育系
仕事:Webサービスの会社・新卒採用担当 ※2021/9 退職
好きな食べ物:青椒肉絲

2.大学時代~就職活動

まず、なぜ前職に入ることになったのか、というところから書きます。

私は大学時代、ハモネプという番組が好きだったため、アカペラサークルに所属しました。

大学まで音楽とは無縁な人生でしたが、
色々なステージで歌わせてもらうことができて本当に楽しかったです。

プレイヤーとしてだけではなく、サークルの幹部やライブ制作の統括としても活動し、サークルそのものがかなり充実していました。

4年生最後のライブの打ち上げでは、
「みんな、ありがとうありがとう泣泣」と泣きじゃくってお酒を飲んでいたことを覚えています。(本当にサークルが好きだったな~)

サークル活動全体において学んだことは大きく2つ。
それが新卒就活の軸にも繋がりました。

①魅力があるのにそれが伝わっていない状態はすごく"勿体ない"!
 →チームの魅力は何かを考え、伝えることを意識したら、オーディションなどで勝てるようになった

②主体的に関わることはめちゃめちゃ楽しい!
 →受け身だった下級生時代から、主体的に関わるようになった上級生時代。後者の方が圧倒的に楽しかった

①②を軸に広告やメディアの会社を中心に受けていましたが、縁があって前職に入社しました。

業界では割と知られているWebメディアを有しており、それを通じて様々なクライアントの"勿体ない"を解決していけると思いました。
また、人数規模感としても300名ほどなので、
主体性が求められる環境で挑戦できると思いました。

3.会社で取り組んでいたこと

初期配属は、人事・新卒採用担当でした。
希望していたわけではなかったので、めちゃめちゃ驚きました。

1年目からかなりの裁量を持たせてもらいました。
後述しますが、先輩が早い段階で退職し、自分がほぼリーダーのような役割で施策の企画~実行をやっていました。

▼ざっくりやっていたこと
・採用戦略、計画の策定
・人材要件の擦り合わせ
・母集団形成(媒体&エージェント選定~運用)
・選考フロー設計
・面接、面談(年間200人くらい)
・採用ホームページの運用
・インターンシップ企画
・内定者フォロー(懇親会、内定式、面談等々)
・配属検討
・新入社員研修

おそらくこれを見ている方のほとんどは採用担当ではないと思うので、イメージがつきづらいかと思います。
言ってしまえば、新卒採用にかかる全般です。
(「募集→採用→入社→研修→配属」を一貫して担当)

周りの採用をやっている友人や、人材会社の方々からは、
「かなり任されている」や「大変そう」など言われました。大変でした。

当然1年目は分からないことも多すぎたため、前年度までの踏襲がほとんどでした。試行錯誤を繰り返しながら、微妙に自分好みに調整していくことしかできなかったです。

2年目以降は、自分が初年度に感じた違和感(課題)を解消していく感じで、「これは足りていない、やった方がいい」と訴えた7割くらいのことには手をつけました。

経営陣や事業責任者と折衝することも多く、毎日がかなり刺激的でした。

本当に皆さんが優秀すぎたので、「あぁ、この人たちみたいな強い人間になるためにはどうすればいいんだろう」と打ち合わせをする度に思いましたし、「よく頑張ってるな」と言われたときはすごく嬉しくて、それだけでその日はうまいビールを飲めました。

就活時代の軸である「主体性が求められる環境」は間違いなくありました。

4.転職の検討

ここからは転職検討の背景について書いていきます。

主体的に働ける環境で毎日が刺激的だった中、なぜ退職を検討したのか。

一言でいうと、
「人材という分野の知見を高めたいとは思いつつ、今の環境ではそれが難しいと思ったから」
です。

要素を分けて説明します。

※この後の文章が理解しにくくなると思うのであえて先にお伝えすると、これから私は人材会社で営業をします。その前提のもと読んでいただければ幸いです。

4-1.人材という分野の知見を高めたい

「なぜこうなったのか」
「どうやって高めたいと考えたのか」
の2点に分けて書きます。

まず1つ目の「なぜこうなったのか」

元々就職活動の軸に、

①魅力があるのに、それが伝わっていない状態はすごく"勿体ない"!

がありました。

当時は就職活動をしていたこともあり、色々な会社説明に足を運びました。
多くの会社が自社について熱く語っていました。魅力的でした。

その時思ったのが、
「いや、こんな想いをもって開発した商品/サービス、俺全然知らねぇ・・。伝わっていないのって、勿体ねぇ・・。」
でした。

前職のメディアがこれを解決しており、クライアントの商品/サービスを世の中に伝えるお手伝いをしていました。
まさに自分の軸と当てはまっていると思います。

ですが、採用担当として2年間勤める中で、
解決したい”勿体ない”の対象が「商品/サービス」から、
「人」へと変わっていきました。

どういうことか、もう少し説明します。

社会人になり強く思ったのは、
「なんで大体の人がこんなにも働くことにネガティブなのだろう?」
「どうして居酒屋でみんな会社の愚痴を言っているのだろう?」

でした。

人にはきっとその人なりのやりがいがあるはず。
その人だからこそ咲ける場所があるはず。
環境がマッチすればもっと「働くを楽しく」できるはず。

私の友人も何人か仕事が辛くなり、
長期間休んでいたことなどがありました。

起きている時間の半分を「働く」に遣っているのに、それを楽しめていないのは本当に"勿体ない"と思います。

自分が解決したい”勿体ない”の対象は、
「働く人々」(=人材)なのかもしれないと考えるようになりました。

今思えば、商品/サービスが伝わっていないことよりも、それを開発している「人」を助けたいという想いが根底にあったようにも感じています。

これが1つ目の「なぜこうなったのか」に対する回答、「軸の変化」です。

続いて2つ目。「どうやって高めたいと考えたのか」

人の「働く」をよりよくしていきたいと思う中、
人事という仕事はまさに社内のそれを良くしていくものです。
こう考えれば、前の仕事ができていたのはめちゃめちゃ幸せなことです。

しかし、入社時から採用担当をして、
「この会社しか知らなくて大丈夫か?」という不安や心配のようなものが初期からずっとありました。

優秀な人事の方や人材会社の営業パーソンは、色々な会社の採用施策・人事施策を知っていますし、その中で自社であればどのような打ち手がヒットするかを考えています。

自分の尊敬する人事の方々についても、
10年20年と1つの会社で人事をしている方は少ないです。

自社人事というn=1の世界線ではなく、複数の人事課題の解決に向き合い、サンプル数を増やしていく。その経験を経た上でまたどこかの人事に戻るという戦略もありなのではないかと尊敬する方々を見て感じました。

もちろん世の中にある全ての会社に向き合えるわけではないので、業界や規模感、フェーズなどは偏る可能性があると思います。しかしそうだとしても、「他社や市場を踏まえた上で自社の戦略を立てるという考え方」を学べると思いました。

以上が2つ目の「どうやって高めたいと考えたのか」です。

まだまだ短絡的な考え方しかできていないところもあると思いますし、
考え方が再び変わるかもしれません。

少なくとも今はこの仮説をもった上で転職活動を進めたことはよかったと思っているので、次の会社で働く中で検証しながらまたどこかで見つめ直したいと思います。

次にいきます。

4-2.今の環境ではそれが難しい

こちらについても2つに分けて話します。
1つ目に「なぜそう思うのか?」を書きます。
2つ目に「どのタイミングで思ったのか?」について触れます。

まず1つ目。
一言でいうと「働く人々に影響を与えることを目指している会社ではないから」です。

前職はWebメディアを始めとして、
様々なWebサービスに挑戦している会社です。

主に影響を与える対象としては、生活者全体を想定しています。
決して働く人々に影響を与えたいと思っているわけではないです。
(もちろん生活者全体なので働く人々も含みますが、ほんの一部になります)

4-1で述べたような、「働く人々の"勿体ない"を解消する会社」ではなかったですし、「どうやって人材の知見を高めるのか」についても、あまりマッチしているとは言えなかったです。

「なぜ今の環境では難しいのか」の大きい理由は以上です。
自分の理想と会社の目指す方向にギャップを感じたということになります。

ただ、正直これは転職に向かって動き出す決定打になりませんでした。
人事をしていたため、数年続けることで身につくスキルは必ずあります。
あくまでも転職を「検討」した理由にしかなりませんでした。

2つ目に記載することが、自分を転職に向かわせたより大きな要因です。

では、2つ目。「どのタイミングで思ったのか?」について。

一言でいうと、「働くを楽しく、とか考えている自分が仕事を楽しめていない状態に気づいた」タイミングです。

流れを説明します。

まず1年目、配属後3ヵ月で先輩人事が退職しました。
その半年後には、チームマネジャーが退職しました。
ここで採用チームは私ともう一人のみになりました。
(もう一人の方は主に中途採用を担当していた)

そして、すでにあった総務・労務チームと採用チームが合体して、
新しいチームができました。

この時点で新卒採用全般に関わっていたのは、チームで私だけです。

肩書きは特にありませんが、
昨年度までどういう動きをとっていたか、
その中で何を課題と感じ、何を施策として優先的に打つか。

これらを総合的に考えるのが私の仕事でした。

正直最初はめちゃめちゃワクワクしました。
「自分がリードするぞ!この会社の採用を変えてやる!」
と本気で思いました。

しかし、当時はまだ2年目になりたて。

「やりたいこと(やるべきと思っていること)」があっても、
「できること」がかなり少なく、そのギャップに苦しみました。

自分は器用に何でも卒なくこなすタイプではないので、安定して成果を出すのに時間がかかることはこれまでの人生で分かっています。

最初は、
「踏ん張ればきっといい景色が待っている」
「もっと量をこなせばきっとできるようになる」
などと思っていました。

しかし、のしかかるプレッシャーに耐え切れないこともありました。
深夜まで眠れなかったり、早すぎる時間に目覚めてしまったり、
食欲が皆無になったり、動悸が激しくなったりもしました。
(後で診察を受けた感じ、軽い鬱状態だった)

でも新卒就活時に求めていた「主体的に働ける環境」がここにある。
それを求めていたのは自分だし、こんなチャンスないと自分に言い聞かせてました。

そんな中、半期に一回の評価面談。

上司から、「ヒロキ、最近仕事楽しんでる?」と聞かれました。

この瞬間、なぜか自然と涙が溢れました。
シンプルに、「あれ、楽しめてないわ」と思いました。

新チームになってから走りに走り続け、しんどくても「ここで止まったら負けだ」とマインドをセットし直し、自分で自分を追い込んでいました。

しかし、上司が何気なくかけた言葉で我に返り、その瞬間から立ち止まってしまいました。

「あ、今のままじゃだめだな」と思いましたし、
「この環境は自分には難しい。転職しよう」と決心しました。

思えば、今まで自分が成長できたと思う環境の要素を考えてみると、
・主体的に動ける
・目指したい人がいる、負けたくないアイツがいる
・チームで連携して進めていく
などがありました。

当時のチームに採用経験があるのは自分のみで、
上記2,3つ目のような「他者の存在」を感じられていなかったです。

「一人で何とかするしかない。しかし自分には実力がまだなさすぎる。
じゃあどうする?誰かに頼る?それは難しそう。じゃあ自分の力で…(ry」
の繰り返しで、見えない敵と戦っていました。

社会人になり、「働くを楽しく」というところに興味を持ったにも関わらず、自分がまずその状態ではないというのは冷静におかしい。なんとも皮肉なことだと思いました。

以上が「働くを楽しく、とか考えている自分が仕事を楽しめていない状態に気づいた」に至った流れであり、転職を「検討」していた段階から「決心」した理由です。

ここまでで勘違いしないでいただきたいのは、
決して前職の環境が悪いわけではないということです。

自分自身が選んだ環境なはずなのに、
自分の思考の浅さや実力のなさがゆえに「マッチしなかった」だけです。

きっと私が1人でこなしていけるようなハイパー人間だったり、ひとりで閉じこもらず頼るのが上手な人間だったりすると状況は変わったと思います。

あくまでも自分には合っていなかった。
合わせるほどの柔軟性も持てていなかった。
本当にそれだけだと思っています。

「仕事楽しんでる?」と聞かれたWeb面談。
あのときの画面に映った自分のみっともない顔は絶対に忘れたくないですし、あれだけ追い込まれた気持ちにはもうなりたくない。

本noteを記しているのも、
この気持ちをこれからも忘れたくないからです。

前職で過ごした2年間が、人生において重要な2年間だったと捉えているからこそ、その気持ちをタイムリーなうちに残しておきたいと思いました。

次章でまとめになります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

最後に、転職に対する現時点での考えをまとめます。

5.まとめ

改めてですが、私は新卒入社から2年間採用担当をしていました。
次の会社では、人材営業(採用支援)をします。
前職は300名ほどの会社でしたが、次は規模感としては大手企業です。

以上より、今回の転職の特徴を分けるとこんな感じになるかと思います。

・第二新卒
・業界&職種未経験(前職とリンクする部分もあり)
・小~中規模→大規模

比較的早いタイミングでの転職です。
しかも、仕事の内容・進め方などについてはこれまでの常識が通用しない可能性が高いです。

面接でも、
「またすぐに辞めないか?」
「この転職に覚悟があるのか?」
「新しいことでも自分で学んでいく姿勢があるのか?」
などを多く見られたと思います。

第二新卒や業界&職種未経験という点で、友人からは以下のように言われることがあります。

「この早い段階で転職に踏み切るのは大変そう、、」
「私も考えているけどまだ動くのが不安で、、」
「うまくいくか分からないじゃん、、」

これでいくと、私自身も正直めっちゃ不安です。
今回の転職が成功なのかどうかは入社して数ヶ月、いや数年経たないと判断できないでしょう。

少なくともこんな自分を受け入れてくれる会社があったので、その会社のためにオーナーシップを持って頑張るだけだと考えています。

ただ一つ、私がいつまでも忘れたくないのは、
「仕事とは、人生を豊かにするための手段である」ということです。

つまり、仕事を変える(=転職)というのは、
自身の人生を豊かにするためのポジティブなアクションです。
身を置く環境に課題があるから、解決に向けて動いているだけ。
何もネガティブではないと思っています。

正解なんて分からないから不安なのは当たり前。
ただ、正解に変えていけるかは自分次第。

前述しましたが、
人にはその人なりのやりがいがあるはず。
その人だからこそ咲ける場所があるはず。

私は今後もその点を追求していきたいと思いますし、
大切な人たちに「助けてくれ!」と言われたその日に助けられる人間になるために頑張ります。

今日も、働くを楽しく。
一緒にいい人生、社会を創りましょう!

長い文章を読んでいただき、本当にありがとうございました。

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