Hiroki

無職、未婚、三十路越えの3M三重苦おじさんです。 日常の生活について、描いてみます。

Hiroki

無職、未婚、三十路越えの3M三重苦おじさんです。 日常の生活について、描いてみます。

最近の記事

第19回 価値観、勘違い

人の価値観とは 価値観ていうのは、物差しみたいなもので、どこに重点を置くか、価値を見出すかというものの見方らしい。  この年になってくると、だんだんと衝突することは少なくなってきた。若い時は、否定され、否定して、ある意味、討論みたいなところが大事だと思っていた時もあるけど、その人の価値観を受け入れるということも大事で、それが人生や生活の中で円滑に上手くできることを徐々に理解していたからだろうか。  でも、時々、若い時の感性は素晴らしいと思うことがある。 なんというか、野生的

    • 第18回 社会人?反社会人?

      大人になるということ。 大学生になれば、成人にもなりなぜか変な自信がついてしまう。自分はなんでもできる、成人していて、大人なのだからという感じで。  今では、18歳が成人扱いされて、責任も増えてきたような気もするが、まだまだ、大人になることはいいことなのかよくわからない。  大人でなければ、守ってもらえることも多いこともあるような気がする。 子供で、いたかったと思うことはないかな?なんて、考えてしまう。  実際はどうであれ、子供ながらも、もちろん学費も稼いで、自分で一人暮らし

      • 第17回 浮かれポンチな大学生

         学業に従事するということ 高校を卒業して、改め大学へ進学する。自分の周りには高校で、そのまま就職する人もいた。それ以外にも、医師や獣医師、薬剤師、法律関係、教育関係、色々な方向性も子供ながらにも見出していたように思う。  大学に進学するっていうことは、結構一般的には人生の夏休みというか、少し遊びたいから進学したみたいな人もいると思う。  それはそれで良い。  若い年代ながら、今の若い世代の人もそうだろうけど、学生ながら色々と考えている。  今の生きにくい世の中で、生きてい

        • 第16回 家族ということ

           家族という縛り 家族っていうことに対してどう思う?家族っていうのは、一般的に血のつながりや結婚を通した集団のことを言うんだって。  時々、考えてしまう。自分にとっての家族はいつから、はじまっていつから壊れてしまったのかなと。もちろん、いろんな家族の形がある、多様性だなんて言われる世の中だし、自分以上に辛い思いをしている人や家族もいるだろう。  その当時は、この家族の縛りが自分を苦しめているなんて気がつくこともしなかった。元々いた兄弟たちは、やんわりと今の家から離れているよう

        第19回 価値観、勘違い

          第15回 依存のいろは

          依存症ってなに?  母親が、依存症だとわかったのは大学生の頃だったと思う。  高校生の時は、訳も分からず、酔っ払い記憶をなくす母親の世話をしていた。  仕事を始めてからも、金銭問題を起こした場合には肩代わりしたりしていた。  そういうのを、イネイブリングというらしい。 依存行動の手助けをしていたのだ。  呪いのように、酔っ払うと「あんたなんか産まなきゃ良かった」と泣きながら、言い続ける母親、でも自分は母親にとって良い子供でいたかった。  笑顔で、仲の良い、幸せな家族、父親のい

          第15回 依存のいろは

          第14回 知らないことの幸せ

           今でいうヤングケアラー? ヤングケアラーっていうのは、元々大人が担う業務を日常的に行なっている子供のことらしい。病気を抱えた家族を支える若い世代の子供。  前途でも、書いたように母親は、お酒が大好きだった。わざわざ英文科の大学を卒業し、教師になれたのに、資格取得のためにお金を惜しんで、社長秘書として、働き始めた。仕事も忙しく、精神的にも落ち込むことなどもあったらしい。 (全部、病院の問診で聞いて知ったことだけど)  診断結果は、俗にいうアルコール依存症だった。精神的な疾患

          第14回 知らないことの幸せ

           第13回 家族のお世話、余計なお世話

          変わるがわる、家族 まぁ、なんとなく過ごしていた高校生活。毎日の授業、変わらない部活動、遅くまでアルバイト、別に変わりない毎日だった。  そんなところから、少しずつ、歯車が狂い始める。 そう、母親だ。まぁ、少しずつ話していたかもしれないけれど、見た目とは異なって、人間とは意外に弱いものだと知ったことだった。  そうだね。  自分の母親は、どうだろう話に聞く限りはキテレツな人で、とても面白い人だったと思う。  もちろん、浮気をした父親と出会うまでも色々な人生経験をしていた人間

           第13回 家族のお世話、余計なお世話

          第12回 思春期こじらせる

           思春期 高校生といえば、必ず来るのは思春期? まぁ、早ければ中学生から、高校生にかけて見られる現象じゃないのかな。  まぁ、自分は永遠に思春期を拗らせてる。  ありがたいことに反抗期というものは、当時は経験することもなく、代わりに兄弟たちがありがたいことに、発揮してくれていた。  高校生で、タバコ大好きな姉と、非行に走る弟と、本当にバラエティーには恵まれていた。  大体の人は、よく真面目に育ったねと言ってくれるほど、至って、真面目に生活をしていたと思う。  思春期にありが

          第12回 思春期こじらせる

          第11回 青春の曲がり角

          普通の高校生活って 高校生活って聞いたら、高校生って聞いたら今の人は何を思い浮かべるんだろう?  大事な時期を過ごした良い思い出?  かえかげのない仲間が出来た大切な期間?  最悪な経験を隠したい黒歴史? まぁ、きっと色々思うところがあるだろう。  自分は、いたって普通な高校生活だった。アルバイトしながらも、受験に有利になるだろうと思って入った部活動、一緒になった部活動のメンバーにも悪い人はそんなにいなかったと思う。  周りのみんなは、学業に、部活動に一生懸命、まさに青春の1

          第11回 青春の曲がり角

          第10回 働くってことは

          人生初めてのアルバイト  人生初めてのアルバイトは、近くの小売店だった。単純にレジをしたり、品出しをしたり、どこにでもある一般的なアルバイト先だった。  それにしても、初めての経験というのは、今でも鮮明に覚えている。うる覚えのレジの機械の操作、初めての接客に対して、理由も無くとても緊張したのを覚えている。  初めての経験というものは、何に関してもお金を払ってでも改めて体験できない、とても貴重な経験だと思う。年を取るたびに、初めての経験が減っていく、すこし悲しいことだと思う。

          第10回 働くってことは

          第9回 大人の階段のぼる?

           私は高校生 高校生なんて響きを聞くと、青春や思春期の登竜門、誰もが経験する、いやもししたら経験しないかもだけど、反抗期とか、一種の通過儀礼みたいなものなのかもしれない。まぁ、高校生って素敵だよね。  義理の父親が死んで、新たなスタートを切った春。桜もひらひらと舞い降りて、とても綺麗な景色だった。  過去に、兄弟に恵まれたといったが姉がいた。高校を卒業し、大学に進学していた。シングルマザーで育ったのに関わらず、私立の高校、私立の大学に進んだ強者だった。もちろん、学費なんてもの

          第9回 大人の階段のぼる?

          第8回 命の天秤

          天秤とは 天秤って、質量(重さ)を正確に測るための、目的に使われた道具らしい。前にも記載したように、骨髄移植(命)と家族離散を天秤にかけられ、ありがたいことにご意見を頂戴した我が家族は、家から離れて、古いアパートに引っ越した。車が通るたびに揺れるアパート、家賃も安かった。  そのときの母親は、特に泣いたり、弱音を吐いたりしなかった。でも、その時から、きっと少しずつ歯車がずれていたのかもしれない。  それで、天秤の皿に乗った命はどうなっただろうか。もちろん離婚もして、義理の父親

          第8回 命の天秤

          第7回 大切な家族

          癌って? 義理の父親は、「白血病」になった。今の時代、がんは2人に1人がなると言われている世の中である。どの家族、どの身内にも起こりうる病気であり、そう珍しいことではない。  白血病だって、10万人に1人から2人の確率で発症するリスクがある。誰でもが経験しうる出来事だったと思う。  前に書いたように、白血病の治療法として、骨髄移植があった。身内は、移植の適合率が高く、治療をするうえでドナー(骨髄を提供する人)として、適正が高いらしい。父親には、兄弟がいた。義理の祖父母の家に居

          第7回 大切な家族

          第6回 天国の階段

          体調不良の義理の父  義理の父親と過ごしたのは、多分、3年から4年くらいの間だったと思う。母親とは良好な関係を気づいていた父親。元々働いていた職場を辞めて、新しい職場についていた父親だった。  ある日父親が、熱を出した。微熱がずっと続いて、体調が悪いと言っていた。 彼は病院に受診した。微熱がずっと出てたのは、白血球が少なくて熱を出していたみたいだった。そのことがわかったときには、彼に会ったのは病室のクリーンルームだった。アイソレーターが、轟々と音を立てる室内の中で、手を消毒し

          第6回 天国の階段

          第5回 家族との新しい生活

           便利な生活と、不便な暮らし 義理の祖父母の家を出て、賃貸の一軒家へ引越しした。家賃はいくらだったんだろう?義理の祖父母での家の生活に肩身の狭さを感じた母親がきっと言い出したのであろう。祖父母の家を出て、引越しをした。築年数もよくわからない、古びた家だった。浴室は、今時珍しい二つ穴の浴槽、昔の団地のようなガス火だきの浴室だった。 もちろんキッチンのお湯も、給湯器が蛇口の目の前にあって、つけるたびにカチッチッチッチと音を奏でる懐かしい給湯器、今までの生活で体験をしたことのないも

          第5回 家族との新しい生活

          第4回 家族のありかた

          血のつながりとは? 再婚し、義理の父親の実家に住むことになり、中学生1年生となった。 自分が通っていた中学は至って、普通の公立中学だった。下駄箱には、先輩が吸ったタバコの吸い殻がいっぱい落ちていて、運動会の時には、なぜかテンションが上がって、校庭のネットに登る変な生徒がいたり、まあどこにでもある普通の中学生活だった。  義理の家族たちとの生活は、まあ普通に楽しかった。だけど、初婚の息子に連れてきた子連れの子供達には、きっとあんまり印象は抱かなかっただろう。子供なりにもやんわり

          第4回 家族のありかた