ツクルバ初代CTO就任に寄せて

初めに ツクルバに初代CTOが誕生しました

本日2022年8月1日からツクルバは第12期となり、本日より正式にツクルバ初代CTOとして野沢さんが就任することになりました。
参考:プレスリリース
それに伴い、私の現時点での考えや想いをまとめました。
ツクルバで働くことや、ツクルバを応援することに興味を持ってくださっている方々に読んで欲しいと思っています。

CTOの役割

CTO自体はよく聞く呼称でありますが、実は会社によっては曖昧で役割が違ったりする場合があります。ですので、私たちのスタンスをハッキリさせておきたいと思います。ツクルバのCTOには、経営チームの一員として「売上利益の最大化のため、技術領域に強みを持って、事業成長に寄与する(P/Lを生み出す)為のシステム・プロダクト資産をつくる経営者」という役割を期待しています。
ツクルバ社外取締役の竹内真さんからの学びですが、(こちらのnote参照)マネジメント上の役割分担は、PdMがレベニュー(P/L)を生み出すために、生産力(G/P)をマネージし、プロダクト資産(B/S)をつくりだす役割です。

竹内さんnoteより

なぜこのタイミングか

端的に言うと「社長(私)のリテラシーが上がるのと合わせて、最適な人が見つかった」からです。

理想を言えば、創業時から信頼できる最強のCTOが居た方がベターだとは思います。
しかし、現実的にはそんな会社は稀であり、加えてツクルバはデザインファームとして活動していて最初はデザイナーだけの会社でした。デザイン・クリエイション領域に強みを持つ共同創業者の中村と私の2人で始めて、自社運営コワーキングスペースを拠点にデザインファームとして受託を基盤として成長、2015年にスタートアップ型の経営に方針転換し、住宅の二次流通のDXをドメインとしたカウカモ事業をスタートします。
カウカモ事業を始めるにあたり、初めてエンジニアとセールス(社内呼称:エージェント)のチームを作りました。その流れのまま、長らくCTOという存在が不在でした。

これまで、そして今現在ツクルバに所属してくれているエンジニアのメンバーも非常に優秀な人が多いです。しかし、ものづくりに関わる人はイメージが湧くと思いますが、優秀なメンバーこそ「自分はマネジメントより開発をしたい」「会議が増えるのは勘弁(生産性をあげるにはその観点はそもそも大事ですが)」という人は多いです。いい意味でつくり手気質。
また、ツクルバの事業はオンライン完結のデジタルプロダクトのみでなく、リアルのヒトモノカネが連動して動く事業であり、テックタッチとヒューマンタッチを掛け合わせ、なおかつ住宅・不動産業界の理解も含めて複雑でマネジメント難易度が高いです。(書いてるだけで面倒そうですが、もちろんその分多くのひとの課題を解決できる、未開のやりがいある分野です。)

これまでは、CTO不在の中で、ボードメンバーにエンジニア出身のLayerX CEO福島さんやビジョナルCTO/CTO協会理事も務められる竹内さんらを社外取締役として迎え、テクノロジー・デジタル領域も含めた意思決定の強度を高める努力はしてきました。
そんな色んな方にもアドバイスやサポートをいただく過程を通じて、私自身のリテラシー向上や経営者としての成長、そして今回初代CTOに就任する野沢さんと経営新体制での議論をしていく中で彼が相応しい、と思うに至りました。

なぜ野沢さんがCTOなのか

  • ツクルバのMVVに合致している人であると私が確信を持った

  • エスカレ役でなく意思決定者になる(上がる)ことを彼自身も望んだ

  • メンバー、役員を含めた多くの関係者からの推薦があった

ツクルバでは、役職に付く人にはバリューを体現し、私欲よりもチームとしての成果を重視し、課題に向き合い続けている人を抜擢する文化にしたいと創業時から考えています。
そのため、基本はコンピテンシーが最重要で、その際の指標として我々は行動指針の3Valuesを掲げています。
新体制になってからのやり取りの中で、社会に届ける価値を最大化するために事業成果を出す、つまり売上利益を最大化を図る、という軸からブレない彼の振る舞いは、ツクルバの3Valuesを体現するものであり、目指すビジョンや掲げるミッションへの共感度も高いと確信を持ちました。

野沢さんについて

ツクルバの初代CTOになる野沢さんを紹介させてください。彼はいま CTO(最高技術責任者)として、開発チームの責任者及び技術・プロダクトへの投資戦略を担当してくれています。

彼は不動産営業からエンジニアに転身したという少し珍しい経歴の持ち主です。
前述のように、今のツクルバは住宅の二次流通のDXをドメインとしたカウカモ事業が中核事業なので、不動産営業の現場を実務として理解しているというのは強みになると感じています。

エンジニアに転身した後は、事業会社や受託開発の会社で、業務システム、ソーシャルゲーム、SaaS、広告など多様なサービスの立ち上げ、チーム作り、事業売却など、非常に幅広い経験を積んでいます。2018年にツクルバに転職し、めきめきとその実力を発揮。エンジニアリング統括室長として、システム戦略・エンジニア組織全体のマネジメントに従事し、この度、執行役員CTOに就任してくれました。

マネージャーとしてエンジニアメンバーの信頼を獲得し、意思決定者であるCxOや事業部長へ働きかけて動かし、P/L責任を持つビジネスサイドへの技術投資の説明責任をしっかり全うしようとする姿勢から多方の信頼を集めてくれました。

マインドの良さは入社時から、そしてツクルバの成長や変化を超えて個人としての成長や変化をしている稀有な人材だと思っています。

終わりに

今後は対外的にも露出が増えていくと思います。ぜひ皆さまお見知り置きをよろしくお願いいたします。
お決まりですが、ツクルバではエンジニア、PdM、デザイナー、そして、エージェント(不動産営業)など幅広い職種で仲間を募集しています!!!ぜひ気軽にお話させてください。
ご興味ある方はこちらから!