開始1年半で30万フォロワーを獲得したRiLiにインスタ運用の相談したら、ものすごい勉強になった話。
ツクルバで展開する、cowcamo(カウカモ)※ のインスタ運用の改善をすべくRiLiの渡辺さんに相談したところ大変勉強になったのでご本人の許可を得てnoteにまとめました。(まとめてくれたのはツクルバメンバーのnaomichi君です、ありがとう)
※ cowcamo(カウカモ)は、独自の視点でセレクトした東京のリノベーションマンションを多数掲載するメディアサービス。気になる物件は暮らしのプロがご案内します。リノベされた中古マンションは全て一点もの。あなたの理想の暮らしを叶えましょう。
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RiLiはどんなサービス?
RiLiは、インスタグラムで流行っているファッショントレンドをキュレーションし、それを編集しインスタグラムで公開しているファッションメディア。姉妹サイトのRili.STOREで紹介している服が実際に購入することができる。Z世代(2000年生まれ)の女子がターゲット。メディア立ち上げから1年で12万フォロワー。(2018年夏頃の情報です。今はshopと本体合わせて30万フォロワー超)
・@RiLi.tokyo
https://www.instagram.com/rili.tokyo
・@RiLi.STORE
https://www.instagram.com/rili.shopping
・メディア
https://rili.tokyo
・EC
https://store.rili.tokyo
渡辺 麻翔(Asato Watanabe)
株式会社RiLi 代表取締役CEO
デジタルクリエイティブ関連の専門学校を卒業後、アパレル業界のクラアイントを中心にWEB制作・デジタルプロモーションを手掛ける企業にて、女性向けファッション事業のIT技術活用に携わる。自身が代表を務める株式会社RiLiから、ショッピングアプリ「RiLi.tokyo」を2016年春にリリース。
1年間という短い期間で、12万人のフォロワーを獲得したRiLiさんのTIPSを箇条書きで書いていきます。
「リーチ」と「フォロー稼働率」に注力して、フォロワーを爆発的に獲得
■IGでフォローされるまでのフロー
①ユーザーとの最初のタッチポイントは投稿。
②その投稿が良ければ、どんな人が投稿しているのかプロフィールを見る。
③このアカウントをフォローしておくメリットを感じたらフォローする。
より多くの人にリーチすれば、それと比例してフォロワーを増やすことができる。
まずは各投稿のリーチを伸ばすことがフォロワーを増やす上で最重要。
じゃあどうやってリーチを増やすかというと、ただ単に「いいね」を増やすだけでなく、投稿のエンゲージメント率を高めることが重要。
エンゲージメント率 = (いいね数+保存数)/リーチ数
※「保存」もどうやら関係しているみたいだけど、「いいね」の方が獲得しやすいので、まずは「いいね」を狙いにいく方が良さそう。
IGはエンゲージメント率の高いアカウントを優遇するアルゴリズムがあるので、投稿のエンゲージメントが高いと、「探す」に出てきたり、「探す」の中でも上の方に掲載される。
扱っている商材やコンテンツにもよると思いますが、ファッションを扱っているRiLiは経験上、「探す」に掲載されることで、その日には3,000~4,000いいねがついて、10000フォロワーが獲得できるそう。
じゃあどうやってエンゲージメント率が高い投稿をRiLiがやっているかというと…
似たようなコミュニティーの人を集める。そうすることで、必然と興味関心・属性が近しいフォロワーがいるから投稿に対してのいいねがつきやすくなる。
RiLiは、800人の系統が似ているインスタグラマーを囲い込んで、そのアンバサダー的な人たちが投稿してくれた投稿をリポストし、その界隈の人たちがいいねすることで、エンゲージメント率が高い投稿を生み出していたみたい。
さらにエンゲージメント率が高い投稿を広告で出すことによって、安価で効率良くより多くの人にリーチする運用をしていたみたい。(CPCが1~5円のこともあるらしい。最適化しない場合は、20〜60円。)
いいねが獲得できる写真は、共感度が高く、誰もが真似しやすい写真
RiLiは、プロが撮影した写真より、一般の人が撮影できるレベルだけどおしゃれに撮れている写真の方がいいねが伸びるらしい。RiLiのオリジナルコンテンツは全てiPhoneで撮影している。
これは商材にもよるかなと。IGはカメラ好きコミュニティーもあるので、一概にもそうとは言えないかな。RiLiは、Z世代の女子をターゲットにしていて、ユーザーのコンテンツを大事にしているサービスなので、「真似できる」というところがマッチしているのでは。
枚数はそこまで関係ないらしい。というのも、基本的には、1枚目の写真で「いいね」するかしないかが判断されるから。1枚目だけで説明ができない場合のみ複数枚投稿している。
投稿する画像も商材がしっかり見えるように、ヒキで全体を写すのではなく、ヨリで撮った写真を投稿するといいねがつきやすい。
投稿時間は22:00ぐらいがベスト
寝る前の時間が集中していいねが集まる時間らしい。
投稿すればするほどリーチが増えるが、質がいい投稿をするべき
無意味な投稿は、エンゲージメント率が下がってしまうだけなので、そこは投稿数と投稿内容のバランスを見て投稿するべき。
写真にフレームや文字は明確な理由がない場合やらないほうがいい
「探す」に表示される時、フレームがあると写真の面積が小さくなってしまったり、文字も小さくて見えなくなってしまうので、特別な理由がなければやらないほうが、リーチが伸びる。
※これは2019年現在逆転しているらしい
ハッシュタグは爆発的なリーチに繋がりづらい
RiLiは、みんなが使ってるファッション系のハッシュタグは使っているぐらい。
ハッシュタグから急激にいいねが増えるわけではないので、そこまで重視していないみたい。
あと無意味にハッシュタグをつけると、リーチはするけどアクションに繋がらないとエンゲージメント率は下がってしまうので、美容師さんがヘアスタイルなのにファッションブランド名をつけがちだが、それは逆効果。
フォロワー転換率を上げるには、アカウントの目的が明確であるべき
プロフィールを見た時に、このアカウントをフォローしたら、自分にとって有益な情報であると思ってもらうことが重要。
・何を目的にしたアカウントかが明確であること
・プロフィール画面の投稿の統一性があること
RiLiは、投稿にカバーをつけて雑誌感を出している。
・日付をつけることで毎日投稿されている
・#◯◯でその日のトレンドを紹介している
ツールの紹介
・onlypult(複数投稿予約できるツール)
https://onlypult.com/
・Iconsquare(リーチやトレンドを調べる時に使うツール)
https://pro.iconosquare.com/
参考IGアカウント
・古着女子(ユーザーの投稿を利用した投稿)
https://www.instagram.com/furuzyo/?hl=ja
・OTOGI不動産(ここだったらおしゃれな物件が見つかるなというブランディング)
https://www.instagram.com/otogihudousan/
・文房具の和気文具(文房具の賢い使い方を紹介している)
https://www.instagram.com/wakibungu/?hl=ja
確かにどれもどんなアカウントなのかプロフィール画面を見ただけでわかる。
参考までに
RiLiのIG担当者は、1人。1日3~5投稿。
週一でanalyticsをみんなで見てPDCAを回している。
RiLiの話を聞いて
RiLiは、IGの特性をうまく活かしたメディアだと思った。映えする写真を撮ってインスタグラマーとして活躍している人たちが今多くいる中、彼女たちを上手く絡めて自分たちのコンテンツの一部として発信してる。特にRiLiがターゲットにしているZ世代は雑誌離れをしているので、それの代わりとなるメディアとして確立している感じがした。
[最後に告知]
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今回お話聞いたRiLiでも大募集中とのことです
→https://www.wantedly.com/companies/rili