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健康診断は大事です。レントゲンに影が

 先月、勤務先で定期健康診断を受けました。2週間後に診断結果より先に要精密検査の通知が届きました。案内の通りに自宅から一番近いメディカルスキャニングでCT検査を受けて結果を記録したCD-ROMを受け取って勤務先の勤務医のところまで持っていき、説明を聞きました。

 医師によると、健康診断のレントゲン写真に影が映っていたのでCT検査をしてもらいましたという事でした。検査結果のCD-ROMを見せてもらうと胸の真ん中にあるみぞおちの上の縦方向の骨の裏側に胸腺という器官があるのですがそこに腫瘍があるという事でした。胸腺腫の疑いがあるということでした。胸腺腫は30歳以上に発生することが多く、男女同程度の発症頻度です。20万人に一人の発症頻度と、比較的まれな疾患だそうです。

 医師が言うには腫瘍が良性なのか悪性なのかわからないので手術をして腫瘍のサンプルを取り出して検査をしなければならないそうです。手術を受けるという事は病院に入院することです。当たり前ですね。しかしながら、今まで50年あまり健康に生きてきて入院した経験がありません。さっそく、会社の上司の報告しました。上司によると筆者が入院するときに備えて関連会社から助っ人を頼むことになるだろうということでした。いい適任者が見つかればいいのですが、助っ人の話を聞いて少し気が楽になりました。そうです、サラリーマンは代わりの人に仕事を頼めばいいのです。自分の代わりの歯車に交換すれば会社は何とか回るのです。今までは自分が倒れたら会社が回らなくなると心配ばかりしてきました。必死になって働いてきました。筆者が所属する部署は入社時は7人いましたが、その後リストラで4人に減り4人のうち筆者以外の3人は事故や病気で入院を経験しました。筆者だけが運良く健康でした。よく冗談で会社で何か問題が起こるたびに「俺が入院したらいいんだよ。会社が必死になって問題を改善することになるからね。それがいい。それがいい。」と。

 冗談でなく現実になります。勤務医からお住いの近所に呼吸器外科の大病院はないかと言われ、横浜市内のある大学病院の名前を言いました。勤務医に紹介状を書いてもらいました。大学病院に電話すると「ただいまご存じのように新型コロナの影響で大変混んでいる」と言われました。最短の予約が12月28日と言われ言われる通り同日診察の予約をしました。予約した日が12月9日なので3週間後です。入院は来年でしょう。コロナ禍での入院手術になります。

 百年人生をテーマに現実となった長寿社会に向かってブログをはじめたのですが、後半の折り返し地点を過ぎたばかりでの入院となります。F1レースに例えるとピットインに入るということです。今までは全速力で突っ走ってきました。50代に入ったので少し休憩してゆっくり走れという天からの声なのでしょうか。今回はこれで終わりにいたします。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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