"Clubhouse"に続く新たな招待制SNS【Dispo(ディスポ)】とは一体何か!?
最近、シリコンバレーで話題沸騰中の最新SNSがあるらしい…
「Instagramの再開発」とも呼ばれ投資家やユーザーを魅了している。
そのアプリとは【Dispo】である。
しかもなんとまた招待制である…
今回はまだまだ不明な要素の多い新SNS「Dispo」について現時点でわかっていることを皆様に共有していきたい。
Dispoとはどんなアプリなのか?
※上の写真は現在AppStoreでインストールできる別バージョンのもの
Dispo(ディスポ)とは簡単に言えば「写真SNSアプリ」と言える。これだけ聞くとInstagramと一緒じゃない?と思われがちだが「Instagramの再開発」と言われているだけあってUI/UXデザインが大きく異なる。
まず現時点(2021/2/15)でのDispoの最大の特徴は写真を撮ってから見れる様になるのは翌日の午前9時。つまり写真を撮ってもすぐにみることは出来ない。
また写真の画像程よく悪く、まるで「写ルンです」などのインスタントカメラそのもの。いわゆる「エモい」写真を撮る事ができる。
また他のユーザーとカメラロールをい共有する事ができるのも大きな特徴であり、家族や恋人、友人などと共有する事でさらに面白い体験ができる。
Dispoは現在はiosのβ版のみが配布されており、完全招待制でしか利用することはでず、スクリーンショットなどは禁止されている様なのでここでは載せる事ができない。1月末に話題になったClubhouseと同じ様に電話番号を登録して招待する仕組みだが初期ユーザーの招待枠がClubhouseの3枠と異なりDispoは1人につき20枠ある様なので割と早く広まるかもしれない。
だが2月15日になってからβ版が定員に達したため新規ユーザーが利用できなくなっている。おそらく上限が1万人とされており正式リリースを待つしかないと思われる。
なぜそこまで話題になっているのか?
なぜ「写真SNSアプリ」がここまで話題になっているのだろうか。実はClubhouseが一気に流行し、アメリカ以外の国で利用される様になった後アメリカでは他にも様々な「招待制アプリ」がちらほら出てきたがユーザーを魅了するものは少なかった。しかしDispoはすでに多くの人を魅了している。その理由は何か。
そもそも誰が作ったのか
Dispoを作った人物はアメリカを中心に人気YouTuberとして活躍しているDavid Dobrik(デイヴィッド・ドブリック)という男性である。
彼は"Vine"という動画投稿アプリで動画投稿を始め人気者になった後で、その後YouTubeを始めVlogなどを投稿し現在ではYouTube登録者数1880万人にもなる大人気YouTuberになった。
彼はInstagramでも話題になっており、インスタントカメラで撮った写真のみを上げているサブアカウントはフォロワー数が300万人にもなる。
そんな人気YouTuberとなり、Instagramでも大きな影響力を持つ彼が2020年にあるアプリを
ローンチする
David's Disposableをローンチ
彼は2020年の1月に「David's Disposable」と言うカメラアプリをローンチしている。まさに今回話題となっている「Dispo」の初期段階と言える。このアプリはDispod同様にインスタントカメラの様なレトロな写真を撮る事ができ、撮った写真は翌日にならないと見る事ができない。
Dispoと違う点はソーシャル機能がついていない事だ。
このまるで時代を逆行しているかの様な新しいカメラアプリは多くのユーザーから支持を得た。
会社の設立
David Dobrikは「David's Disposable」をDispoとして2020年9月に変更した。彼はDispoをローンチすると同時に会社も設立しており、約4.2億円の資金調達を行なっている。
資金調達には 大物アーティストや女優なども参加し、多くの著名人がDispoに注目していた事が伺える。
この資金調達ストーリーは色々な話があるが、決めてとなった理由の一つにはDavid Dobrik自身のクリエイター性や常にVineやYouTubeなど流行の先端を走った彼だからこそここまでの調達を可能にし、多くの有名人を巻き込んでいるのだろう。
彼のYouTubeチャンネルは2つあるが、2つの登録者数を合計するとなんとその数は2500万登録者数にもなり再生回数は80億回、日本ではまだ見ない数字である。
最近話題になった理由
おそらくDispoが急にここ最近で有名になったのは大物デザイナーや著名人らによる呟きが理由である。
Bhokaさん(本名はBriana Hokanson)とはデザイナーやイラストレイターなど幅広く活躍している方で、Dispoのリードデザイナーもでもある。そんな人がTwitterで
「やあみんな、もしDispoのβ版に興味があるなら、TestFlightで限定招待できるよ。」
とつぶやいたのだ、この呟きをきっかけにシリコンバレーを中心にDispoが拡散されその機能性や目新しさ、「Instagramの再開発」と言うキャチコピーにシリコンバレーのエンジニアやテック業界が魅了されたのだろう。
Dispoの魅力はなにか
ここからはDispoの魅力は何かについて考えていきたい。まだ僕自身も使いこなせているわけではないが、
なんといってもエモい(笑)
・撮った写真も次の日の午前9時まで見る事ができない
・画質が程よく悪い(レトロチッおク)
・時代に逆行している
Dispoの前身であるDavid's Disposableをローンチした頃、前述したようにこのアプリはまだ撮った写真が次の日の見れてなおかつ写真を見た後に一定期間で消えると言うシンプルな機能しか持っておらず、批判が殺到した。
現代人は自らのデバイスに多くの写真を入れている、3000枚以上入っている人もいるがそのフォルダに眠る写真をあまり見返さない人もいるのではないだろうか?
「あれ?こんな写真撮ったっけ」そんな経験がある人も多いはず、しかしその写真が消えてしまうのではどうだろうか?
きっとその写真の希少性は高まり、撮影者たちの心に色濃く残るのではないだろうか。
Instagramは莫大な情報量を持っている。現代人は中世の頃の一生分の情報をわずか半日で得ている。あまりにも情報で溢れ情報が共有されている。
Dispoは価値のある写真を大切な人たちと共有することが本来の写真SNSアプリなのかもしれないと感じさせる。
時代の逆行
皆さんは「写ルンです」と言うカメラ製品を利用したことはあるだろうか?
実は少し前に若者の間でも「エモい」と言う言葉とともに流行し現像しInstagramに投稿している若者が多かった。
このカメラのスゴいところはスマホと違い写ルンですを使ってその場の友人や風土とともに思い出を作っていくという体験をする事ができる。言葉にするのは難しいがスマホで写真を撮るのとは大きく違った体験ができる。
もちろん写ルンですもすぐに写真を見ることができない、そしてカメラ屋やコンビニ、売っている小売店に買いに行くと言う手間もある、しかしそのカメラを買いに行き友人と写真を撮り後日に現像しにいくことはめんどくさいと行って仕舞えばそれまでだが一連の流れが全てかけがえのない思い出になるのだろう。
写ルンですが発売したのは1986年、時代はまさに「古き良き」に戻っているのかもしれない。便利になりすぎた現代にはこういった懐かしさやいわゆる「エモさ」が求められてるのかもしれない。
「いいね」「フォロー」そんな数字を気にせず本当の写真でつながる体験をしたい方は是非正式ローンチされたら使ってみて欲しい。
最後まで飛んでいただきありがとうございました。普段は様々なビジネススキルやマーケティングに関することを書いています。
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