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今週買った漫画03/クセのつよい漫画は1冊で十分

今週はがんばってヘッダー画像を載せてみた。

戦奏教室 6

まだ6巻だったのか、という感じがある。だいぶ話が進んでいるので、てっきり10巻くらいかと思っていた。7巻が出たときにいちど読み返そうかしら。

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー(20)

そろそろ終わりが見えてきている。わたしも20代のころは塾講師をしていた。さいわいなことに当時のわたしはほとんどの期間が学生で(途中で卒業した)、ノルマを課されたことはない。それでも商業主義的な空気感というのは感じていたし、かといってそれにとらわれていた実感はあまりない。

グッドナイト・ワールドエンド(1)

同著者の『グッド・ナイト・ワールド』と関係した作品のようだが、知らないまま読み始めてしまった。べつだん問題は感じていない。とはいえ気になるので読んでみよう。

魔都精兵のスレイブ 15

いま読んでいる唯一のお色気漫画(たしか)。お色気漫画をお色気目線で読む場合、目が慣れてしまうのでどんどん過激なことをする必要がある。しかしわたしはもはやそのような目線では読んでいないため、気にすることはない。15年来の友人が学生時代、「エロゲのエロシーンは見ていない」という迷言をのたまっていた。彼がいうには、むしろ世に出ている全年齢版のゲームこそが、「本当のゲームからエロシーンだけを作為的に切り取ったもの」だという。ふだん意見めいたことを言わない友人の意外な主張に当時は笑ったものだが、わたしも彼の言いたいことがすっかり分かるほど成熟してしまった。

スーパースターを唄って。(1)

クセが強い。強すぎる。推薦の言葉が巻末に載っているのでここに載せておこう。面倒なのでふだんこのような手間は惜しむ。今回は特別だ。激賞する千原ジュニアからもクセの強さが窺える。

著者天性の鬱屈としたアイディアなのか、あるいは入念に計算された演出なのか。とにかくわたしたちはぬくぬくとしたコタツから引き摺りだされ、娯楽ではないなにかを読まされる。読まされるという受け身形が主人公の歌を聞かされる聴衆と重なる。HIPHOPとはすべて魂の叫びだろうが、大路雪人の歌に居合わせたひとびとはみな、雪人の歌こそが魂の叫びだと感じる。漫画とはすべて著者全身全霊の総合芸術だろうが、『スーパースターを唄って』を読むひとはこれこそが著者全身全霊だと感じる。

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