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ロシアで今自分がすべきこと

こんばんは。むかいです。
先週9月21日、プーチン大統領が「部分動員令」に署名し、軍務経験のある男性が徴兵対象となり、ロシア人の間で大きな衝撃が走りました。

今日9月30日、プーチン大統領はドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ヘルソン州、ザポリージャ州の併合を宣言。ウクライナは言わずもがな、欧米諸国や日韓などの西側陣営との対立は決定的となるでしょう。

このような状況で、28日にはアメリカ大使館が改めて自国民にロシアからの退避を呼びかけるなど、情勢は緊迫してきています。

自分がこれからすべきこと

上記の政治上の流れは、自身はもちろん、周囲のロシア人もどうにもできません。流れに身を任せるしかありません。私は、今いるウラン・ウデが戦場や攻撃目標になることがない限り、帰国はしません。もしかしたら、そのような事態になっても残り続けるかもしれませんね。

「そもそも何でお前は今ロシアにいるんだよ…」と感じた方は、こちらをご覧ください。↓

個人的な状況・まずは自分のこと

私は外国人に必須の健康診断関連の手続きを9月26日に無事終了し、ようやく自身が大学で働くための手続きが9割方終わったところです。つまり、自身の身の回りについては、落ち着いてきたということです。

次は大学内のこと

自分の身の回りのことが落ち着いてきたら、次に目を向けるべきなのは大学内です。もちろん通常の授業は9月1日から気合を入れて行っていますが、それだけでは、この日ロ関係の難しい時期に現地にいるネイティブ教師としては足りないでしょう。

そこで、第一歩として、10月から学内に「日本語会話クラブ」を開設することにしました。所属大学の学生なら無料で参加できます。既修者向けの日本語でひたすらお話しするコースはもちろん、1年生や日本語に興味がある他の専攻の学生・先生・職員(ロシア人以外ももちろん歓迎)を対象とした初心者コースも用意しています。(現在・鋭意準備中)

専攻や第二外国語で日本語を学ぶ学生以外にも、日本や日本語に興味のある人がいることは耳に入っています。そして、日本語専攻の学生や第二外国語で日本語を学ぶ学生には、さらに日本や日本語に興味を持ってもらいたいです。授業ではないので、(授業もアットホームな環境でやっているつもりですが)よりアットホームな話しやすい環境で会話クラブを進めて行ければと考えています。

その次は地域に…

大学内での活動がある程度軌道に乗ったら、今度は地域に目を向けていきたいです。地域内にもいくつか日本語を教えている語学学校があることや、フリーランスで活躍されている現地人の日本語教師がいることを知っています。そのような地域の現地人日本語教師の方たちとタッグを組んでイベントを行ったり、授業を手伝ったりすることができれば…と考えています。

そして、日本語を教える語学学校や教師がいるということは、それだけウラン・ウデ市の中に、現在でも日本や日本語に興味がある方がいらっしゃるということです。大学とも相談し、そのような方たちに日本語を教えたり、日本に関連した何かを行う夜間講座を開きたい…と考えています。

現在、勤務先の韓国語専攻の学生たちは、大学の一般向けの夜間講座で韓国語を学んだあと、そのまま大学に進学してきた学生も多いそうです。(恐るべし世宗学堂(褒めてます))日本語専攻についても、そのような流れができればいいなぁ…と思います。

おわりに

もちろん、ここまで書いたことが全部実行できれば最高です。ただ、自身はとても不器用な人間であるため、全部を実施できるかは不透明です。ここに書いたことが少しでも多く実行できるよう、頑張ります。
今は苦しい大変な時期ですが、事態終結後の日ロ関係のために、今から少しずつ頑張っていきます。

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