ロシアに戻りました。
お久しぶりです。むかい です。以前、以下の記事を公開してからだいぶ時間が経ちましたね。
現在、私は何をしているかと申しますと、表題の通り、ロシアに戻りました。上記の記事で書いた計画に何とか沿うことができ、2022年8月27日にロシアに戻り、ブリヤート国立大学に「専任講師」という肩書で再就職しました。日本語の先生として、学生たちに日々日本語や日本のことを教えています。
ロシアで日本語を教えることについての考え
2022年2月24日のいわゆる「特別軍事作戦」の開始以降、日本からロシアへは経済制裁が科され、ロシアから日本へは非友好国の指定があり、両国の関係は冷え切っています。
ただ、そのような中でも「日本語を勉強したい」「日本で働きたい」「日本について知りたい」と引き続き思ってくださっている学生や地域の方も多く、日本語専攻にも例年よりはやや少ないですが、10人以上の新入生が9月に入学しました。
諸々を鑑みたうえでの現状、日本人の非難の矛先がロシアという国に向かうのは自然な流れだと思います。ただ一方でロシア雑貨店への破壊行為や、ロシア料理店への嫌がらせなど、残念ながら日本で一般のロシア人に矛先が向いた悲しい話も耳に入っています。ロシアで日本語を学んでいる一般の人々、日本に関心がある一般の人々には、罪があるといえるのでしょうか。たとえあったとしても、彼らに現在起きていることについて罵詈雑言を浴びせたところで、事態の解決には何一つつながりません。むしろ、必要のない対立が新たに生まれ、更なる悲劇を生むだけです。
日本とロシアは、どんな問題がそこに横たわっていようが、海を挟んでの隣国であることは変えられません。今のウクライナ情勢がどのような形で終結するかはわかりませんが、事態の終結後には、必ず日ロ関係を再び見直す時が来ます。そのような時に、今回の事態によって発生したヘイトや、誤情報や拡大解釈された情報による偏見でお互いにあふれていた場合、間違いなく次の悲劇が発生するでしょう。
事態終結後に日ロ関係が再び見直されるとき、ロシア側で活躍するのは、日本に関心があり、興味・好意を持っている人材だと思います。
少しでも多くの人に日本語や日本に関心を持ち続けていただくために、少しでも新たに日本や日本語に関心を持ってくださる人を増やすために、日本語教師として頑張っていく所存です。
今後のnoteの運用方針
今後、noteには自分のロシアやロシア人、ブリヤート人に対する”思い”や”考え”、日本語教育に対する"思い"や"考え"を中心に発信していく予定です。「経済制裁下でのロシアへの行き方」のようなオフィシャルな情報は、ブログ(むかいひろきのロシア・ブリヤート共和国情報局 (hiroki-ru.work))にて更新いたします。
なお、今後公開する記事については、その全部を、または一部を有料化する場合があります。今後note内で言及があるかもしれませんが、ロシアに赴任するまでに複数の人からの迷惑行為をSNSを中心に受けたため、その対策です。
例えば私が「あ」と言った場合でも、「い」や「う」と言っていると勝手に思い込み、そのことを非難のネタにして、私だけでなく関係各所にメール送信などの迷惑行為を働いた人間もいます。あまりにも度を越していた一部の人については、日本にいる間に、既に千葉県警に相談済みです。
そういった人には残念ですが、私の記事は読んでいただきたくありません。少額ですが一部を有料とすることで、自分自身の本当の想いを正しく届けたいです。どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。
記事がお気に入りいただければ、サポートをよろしくお願いいたします。いただいたサポートは、ロシアでの活動やその準備にありがたく使用させていただきます。