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PL-300: Microsoft Power BI Data Analyst の体験記・対策

投稿のきっかけ

転職を機にPowerBIを使うことになりました。
これまで別のBIツールを使ったことはありましたが、PowerBIを使うのは初めてでした。使ってみるとUIのクセや慣れない関数で思うように業務が進まず、このままではまずいと思い体系的に知識を獲得したいと思いました。
そこで出会ったのがPL-300 Microsoft Power BI Data Analystでした。

体験記

これまでもベンダー試験の受験を経験しており、すべてテストセンターで受験していたため、今回もテストセンターで受験しました。
業務の傍らで準備をしていて、後述する模擬試験の周回数が少なく少々不安な気持ちで受験しました。
公式にもある通り、模擬試験同様に実践的な問題が多く、試験を通しても実務に生かせる内容だと感じました。
また私は日本語で受験しましたが、他のIT系ベンダー試験と同様に機械的な翻訳がされた表現でその辺りは厳しいものがありました。試験中に英語原文表示が可能なので、意味不明な表現は原文表示をして確認することをおすすめします。

試験対策

いろいろな方がいると思いますが、私は試験に合格するだけではなく、実務に応用可能な知識を身に着けることが大切だと思っています。そのため以下2ステップでの試験対策が有効だと考えています。

1.基本的な知識の獲得

①チュートリアルでPowerBIを体験する
一度も触ったことのないツールの知識を身に着けることは難易度が高いと思います。実務で使ったことが無いか、不足している人は、まずはマイクロソフトが公開しているチュートリアルを実施し、PowerBIを体験しましょう。
チュートリアル:Power BI Desktop で Excel ブックから魅力的なレポートを作成する - Power BI | Microsoft Docs

②基本的な知識を身に着ける
業務で行うデータ活用はBIツールを使ったデータの可視化だけではありません。データ活用の全体像をつかむために、試験の対象のラーニングパスをすべて受講することが有効だと思います。
ラーニングパスの中には、実際には自分が担当しない業務領域も含まれると思いますが、データ活用のために必要なファンクションを理解することが、試験・実務に大切です。
一人で辛ければクラスルームや同僚の力を借りましょう!
試験 PL-300: Microsoft Power BI Data Analyst - Certifications | Microsoft Docs

2.試験対策の実施

①試験準備ガイドやビデオを見る
どの資格試験でも重要ですが、試験実施者が受験者に何を求めているのかを把握することは重要です。
マイクロソフトの試験は、資格の取得後に実務に応用してもらうことを目的としています。そのため仕様や製品知識だけではなく、実践的な能力が求められています。
まずは準備ガイドやビデオで試験がどういう目的なのか確認しましょう。ガイドを日本語化した記事を投稿しているので参考にしてもらえると嬉しいです。
試験ガイド (日本語化記事
試験準備ビデオ

②模擬テストを最低1周する
どんなに知識や能力を身に着けてもアウトプットできなければ試験には合格できません。模擬テストを1周することですべての設問領域に対してアウトプットするイメージを身に着けます。
実際の認定試験の前に模擬試験を少なくとも 3 回使用した学習者の合格率は 81%になるそうです(Pearson VUE調べ)
模擬テストは公式ページで案内があります。
 追記:お勤め先やディスカウントによって、申し込み後のメールで模擬テストの招待があるようです。

さいごに

これからPL-300を受験する方、データ活用業務をする方、この試験は実践的な力をつけることができると思います。そのため以下3つのことを心にとめ、ぜひ合格目指してがんばってください!
1.データ活用の全体に触れること
2.必ず手を動かして確認すること
3.申し込んだ試験日にコミットすること

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