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「インプット→アウトプット」が適している時と「アウトプット→インプット」の方が適している時

応用も適応できるほどの想像性が欲しいときか、それとも結果が欲しいときか。

センター試験の国語、第1章説明文、第2章の物語文を例に挙げたい。

貴方はずばり文章を読んでから問題を解く派か、
それとも問題文を先に読んでから必要個所を抽出するように文章を読む派か。どっちでした?

センター試験においてはどっちでもいいと思うのですが、その姿勢はよくよく後に影響していませんか。大学時代、テストには教科書をよく読んで挑みました?それとも、要領の良い友人のノートを写させてもらって勉強してました?

これもテストにおいてはどっちでもいいと思います。でも、こう書くと「インプット→アウトプット」の方がいい気がしてきます。

ただ、今回はそういうことじゃないんです。いや、ここまででタイトルの問いの50%を答えたつもりですが、あとの50%はちょっと違う視点で。

厳密さには欠けますが「インプット→アウトプット」というと、凝縮作業のようなことをイメージすると思うのです。例えばインプットが[じゃがいも、ニンジン、玉ねぎ、牛]ならアウトプットは[カレー]といった感じです。あ、[肉じゃが]でもいいですね。冷蔵庫の中を常に頭に入れているスマートな主婦といった感じです。

まあ、でも失礼を承知で述べるとマンネリ化しやすいんですよね。「今あるものでできる」のその「今あるもの」って、おそらく「昨日もあったもの」でしょ?毎回使い切ることなんて高くつくし、できる料理は創作でもない限り、だいたい食材で決まっている。「インプットの質がアウトプットの質だ!」なんていうけど、そりゃあ高い食材買えばおいしくはなる。アウトプットの幅はインプットの幅に制限される。

さっきの例では教科書を全部読み込むようなスタイルだと教科書の範囲内では無敵だろうけど、ちょっとずれるともろくなる。(ただし、天才は「教科書が1つだなんて鎖国独裁国家か、お前?」と煽るだろう。)

翻って逆はどうだろう?

と、その前に「インプット」だの「アウトプット」だのぎゃんぎゃん言う前に「アウトカム」という「アウトプット」の上位概念を導出したい。「アウトカム」とは「ゴールに対してどれだけ寄与したか」である。

例えばゴールを「食べた人を幸せにしたい」とする。するとアウトカムは「依然と比べた"おいしい"の数、食事スピード、トーク内容」といった感じでほぼ自動的に定まる。するとアウトプットは「"おいしい"の数、食事スピード、トーク内容、そして料理」と似たようになるが、ちょっと違う。厳密には異なるのだが「アウトプットは数字、アウトカムは%」というイメージでいい。インプットは「食材」となる。(時間は気にしない)

そうなってくると、インプットは「単なる今ある食材」とはならなくなる。ゴール、あるいは「食べる人」によって大きく変わるだろう。先の例が主婦なら、こちらは彼氏・彼女に初めての手料理を振舞う恋人といったところか。

さて、今度は「アウトプット→インプット」の方がなんだかいい気がしてきた。でも、これも難しいところがあり「ゴール」に全てがかかっている。「インプット→アウトプット」では「ゴール」なんて気にしなくてよかった。結果は後からついてくる系だったからだ。インプットに集中しとけば、アウトプットも高まり、後続も良くなるという打算だった。しかし、今回はその逆だ。明確なヴィジョンに最初の一歩が操作される。

とまあ、なんて書くと大げさだが、策がある。

「負けるは恥だが、役にたつ」、略して「負け恥」。。。

思い出してほしい。マサラタウンでの出来事を。

主人公の最初のバトル、ライバルにボッコボコにされたあの瞬間を。

こちらがオーキド博士から初めてポケモンを手渡されて「これから大いなる冒険が始まる」というウキウキ感に浸っているところ、まさかの「チート級」が相手になり、たいあたり空しく敗北した。

きっとこう思ったはずだ。

「縺ヲ繧√∞縲√∪縺倥〒縺カ縺」笙。」

そう、そして「あいつにだけはぜてぇ負けねぇ」と心に誓った。

なんて明快で純粋なゴール。

(注意。正確には「ポケモンマスターになる」です。海賊王や火影と類義語です)

(注意。超正確には「友達よりも早く全クリしてどや顔する」です)

そう!だから、まずなめてかかって、でも礼儀は払って、一流に、ライバルに、ボッコボコにやられに行こう!大丈夫。積み重ねてきたものが無意味だったと思い知らされるのが敗北で、初期にやられる分にはノーダメージだから。

だいたい全クリした後だって大抵一度全部消して、
またマサラタウンからやり直すんだから。

コーヒーをご馳走してください! ありがとうございます!